センチュリー・システムズ株式会社（本社：東京都武蔵野市、代表取締役：田中邁、以下：センチュリー・システムズ）は、FutureNet MA-E300 シリーズ（MA-E300 シリーズ）の上位モデルであるFutureNet MA-X300 シリーズ（以下：MA-X300 シリーズ）の海外対応モデルFutureNet MA-X320/GL（以下：MA-320/GL）を発表し、2023 年12 月より出荷を開始します。

MA-X300 シリーズは、CPU に1 GHz の64bit デュアルコアの高性能CPU を採用しており、Ethernet、RS-232 、RS-485 、接点入出力といった多様なインタフェースを標準搭載しています。また、Docker 等の仮想環境も利用可能なので、複数の仮想マシンを用意することにより様々な用途にこの一台で対応できます。
今回発表しますMA-X320/GL は、ベースモデルであるMA-X300 に海外 マルチキャリア対応LTE 通信モジュールを搭載したモデルです。MA-X300 シリーズの基本性能を国内だけでなく国外でもご利用いただけます。そのため国内で展開・運用する基盤そのままの延長で海外展開・運用も可能になります。

 

【 写真: FutureNet MA-X320/GL 】

 

 

認証国	認証取得予定日程
日本国内 取得認証：TELEC	○(取得済み)
アメリカ合衆国・カナダ	○(取得済み)
メキシコ合衆国	○(取得済み)
フィリピン共和国	2024年前半
インドネシア共和国	2024年前半
パナマ共和国	2024年前半
タイ王国	2024年前半
ベトナム社会主義共和国	2024年前半
マレーシア	2024年前半
シンガポール共和国	2024年前半

※未認証の国に対する利用については個別にお問い合わせください。

 

■MA シリーズ初の64bitOS 搭載

64bit 版のLinux(Ubuntu 22.04)を搭載し、Native 64bit アプリケーションを実行できるようになりました。
アプリケーションの高速実行や大容量メモリ空間を利用したアプリケーションを搭載可能です。

 

■大容量メモリ(DRAM 2G, Flash 10G) 搭載

MA-X300 シリーズは、DRAM をMA-E300 シリーズの4 倍にあたる2G バイト、Flash メモリを40 倍の10G バイト搭載しています。そのためDocker などの仮想マシンを、メモリに余裕をもって利用になれます。また複数台動かすことも可能になります。これにより、同一MA-X320/GL の上で、本番稼働用のDocker マシンを動かしながら、別のDocker マシンで次期開発を進めたり、リリース時に旧系から新系への即時切り替えや問題発生時の切り戻しなども可能になります。このほか、小型ディスクレスマシンでは難しかったDBMS も搭載可能です。

 

■多彩なインタフェースを標準搭載

 

■SORACOM ブート対応

SORACOM のプラットフォームサービスを利用して、MA-X300 シリーズやMA-S100 シリーズのファームウェア更新、設定情報の更新、任意ファイルの自動取得をおこなうことができます。 国内だけではなく、海外にMA-X320/GL を展開する際には、現場でパソコンを使った設定作業を行うことなく、DIP スイッチの操作だけでファームウェア更新や設定情報の更新をおこなうことができます。

■ライフタイム保証対応

MA-X320/GL はライフタイム保証対象製品の為、製品の保証期間が製品ご購入後5 年間となります。 保証期間中は、「定額通常センドバックサービス」と同等のサービスを無償でご提供いたします。