FutureNet FA-120は、ご好評を頂いておりますFutureNet FA-110(2005年4月発表)シリーズの新機種です。FA-110 がRS-232ポートを1ポート備えているのに対し、FA-120はRS-232インタフェースを2ポート、RS-485/422のインタフェースを1ポート備えています。RS-232インタフェースの１つはRS-485/422インタフェースとの排他利用になります。

典型的な使い方は、計測器、POS端末、各種FA機器、センサー、検査装置、OA機器、サーバ/ネットワークのコンソールなどのシリアル機器をFA-120のシリアルポートに接続し、FA-120のイーサネットポートをLANへ接続します。これにより、シリアルインタフェースしか持たない機器をLANもしくはインターネットを介して離れた場所にあるPCから監視・制御・管理できるようになります。

FAシリーズは無人環境での運用や長期間の連続運用にも対応できるように高い運用性と信頼性を備えています。無人の観測所や簡単に人の出入りができないプラント施設などでも多数の運用実績があります。

FutureNet FA-120はケースの状態以外に、基板のみのご提供も可能です。また、2つのシリアルポートとイーサネットポートを備えているため、複数の装置からなる機器に組み込んで装置や通信の制御に利用できます。

●RS-232、RS-485/422それぞれに対応した変換機

FutureNet FA-120はRS-232インタフェースを2ポート、RS-485/422のインタフェースを1ポート備えています。RS-232インタフェースの１つはRS-485/422インタフェースとの排他利用になります。本体ディップスイッチの切り替えにより、RS-232インタフェースを2ポート利用するか、もしくはRS-232を1ポートとRS-485/422を1ポート利用するかを選択できます。

●PoE (Power over Ethernet)に対応

FutureNet FA-120はLANケーブル経由で電源を供給するPoE（Power over Ethernet）受電機能を搭載しています。IEEE802.3af対応の給電機能（PoE）付スイッチングハブなどと組み合わせて使用することで、付属のACアダプターを使わずにLANケーブル※1を介してFA-120に電力を供給することができます。これにより、電源工事が困難な場所にも設置することが可能となり、設置範囲が広がります。また、例えば無停電電源装置（UPS）をハブ側1ヶ所に設置すれば、これでLAN上のすべてのFA-120を集中して無停電管理でき、運用管理の効率化及びコストダウンが可能です。

●FA-110の上位機種

FA-120はFA-110の特長であるCOMリダイレクタ、Web設定画面、製品カスタマイズ性、すべて同様の機能を有しています。

●わかりやすいWeb設定画面

FutureNet FA-120の設定はWebブラウザから簡単におこなえます。画面の流れに沿って入力/選択を行うだけですぐに運用を開始できます。他にもメニュー形式で設定できるTelnet設定や、RS-232側から行うターミナル設定も利用できます。またIPアドレス設定用のユーティリティとして、BOOTPサーバー（専用ソフトウェア）を標準添付しています。