センチュリー・システムズ株式会社（本社：東京都武蔵野市、代表取締役：田中邁、以下：センチュリー・システムズ）は、VPN ルータやIoT ゲートウェイを展開するFutureNet シリーズにおいて、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が運用開始を予定しているIoT 製品向けのセキュリティ要件適合評価およびラベリング制度（JC-STAR）の基準★1 に適合させる予定です。

IoT 機器の急増とそれに伴う脆弱性を狙ったサイバー攻撃の増加を背景に、日本ではIoT 製品のセキュリティ対策が急務となっています。諸外国でも同様の対策が進められており、日本の製品がグローバル市場で競争力を失わないよう、共通のセキュリティ基準を整備する必要があります。

経済産業省は、2022 年11 月から「IoT 機器に対するセキュリティ適合性評価制度」の検討を開始し、2024 年3 月に最終的な方針を公表しました。その後、2024 年9 月30 日に「JC-STAR マーク」として正式に発表しました。適合が認められた製品には、適合ラベルが付与されます。この制度の目的は、IoT 製品のセキュリティ機能を評価・可視化し、調達者が求めるセキュリティ水準に合った製品を容易に選定できる仕組みを提供することです。

評価制度は、最低限のセキュリティ要件を満たす★1 から、より高度な基準に対応する★4 まで、4 段階の評価レベルで構成されます。2025 年3 月には★1 の基準が導入され、その後、★2 以上の基準も順次整備される予定です。制度の運用は、経済産業省の監督のもとIPA が担当し、国内外の他の関連制度との連携も視野に入れています。

この制度は、IoT 製品のセキュリティ向上を図り、安全で信頼性の高い製品を市場に広めるための重要な取り組みです。

FutureNet シリーズは下記のJC-STAR★1 のセキュリティ基準に適合させる予定です。
● FutureNet NXR シリーズ、FutureNet AS シリーズ、FutureNet MA シリーズ

 

 

WarpLink CMS-Cloud とWarpLink ISC-Next は、IoT 環境でのセキュリティ強化を支援するサービスです。複数のVPN ルータやIoT 端末のファームウェアや設定を一元管理し、常にセキュリティが最新の状態に保たれるようサポートします。また、UTM サービスにより、不正アクセスや危険なサイトへの接続を防ぎ、VPN を使ったセキュアなリモート管理を実現できるなど、これらのサービスを組み合わせることで、IoT 端末のセキュリティを向上できます。