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省電力IoT ゲートウェイにマルチキャリアLTE/3G Cat.4 タイプを追加
『FutureNet MA-S120 シリーズ』発表のご案内

センチュリー・システムズ株式会社（本社：東京都武蔵野市、代表取締役：田中邁、以下：センチュリー・システムズ）は、FutureNet MA-S110 シリーズ（以下：MA-S110 シリーズ）の筐体にマルチキャリアLTE/3G Cat.4 対応の通信モジュールを組み込んだ『FutureNet MA-S120 シリーズ』（以下：MA-S120 シリーズ）を発表します。

マルチキャリアLTE/3G Cat.4 に対応した省電力IoT ゲートウェイです。
Linux Kernel 5 系を搭載しています。

省電力で運用できるスリープ機能を搭載しており、スリープ状態からの復帰トリガーは「接点入力」「シリアル入力」「IP 着信」「RTC タイマ」等、多様な条件を選択できます。

サブマイコン（FeRAM 内蔵）を搭載しており、オンボードにキャパシタを標準で実装しています。これによりKernel Panic が発生した場合や、Syslog に記録できない問題が発生した場合、あるいは電源が落ちてしまったり、正しく shutdown/reboot 処理が行われなかった場合などに何が発生したのかを確認できる機能に対応しています。本機能をトラブルシューティングにご活用頂けます。
また、入力電圧監視機能も搭載しており、設定閾値を下回った場合のイベントトリガーとしての利用などが可能です。

マルチキャリアLTE Cat.4 以外にもMA-S110 シリーズ同様にEthernet、シリアル、接点入出力といった多様なインタフェースを標準搭載しており、拡張ラインナップとして、無線LAN/BLE、アナログ入力、USB2.0を追加搭載したモデルもリリースします。

MA-S110 シリーズ同様に -20℃～60℃ の温度環境での動作を保証しています。

今後、海外対応版のリリースも予定しています。（LTE Cat.4 海外対応通信モジュール搭載モデル）

FutureNet MA-S120/L

【 FutureNet MA-S120/L （標準モデル）】

シリーズ比較

FutureNet MA-S120 シリーズと他シリーズの主な差分です。

機能		MA-S120 シリーズ	MA-S110 シリーズ	MA-E300 シリーズ
CPU		Microchip ATSAMA5D26 (ARM Cortex-A5 core ※500MHz)		TI Sitara AM3352 (ARM Cortex-A8 core ※1GHz)
メモリ		eMMC NAND FLASH：2GB DRAM：512MB		NAND FLASH：256MB DRAM：512MB
サブマイコン		搭載 (FeRAM 内蔵)		-
キャパシタ		標準実装	オプション	-
LTE / 3G		LTE Cat.4 / 3G ※マルチキャリア ※LTE Band Band1,Band3,Band8, Band18,Band19,Band26 ※3G(WCDMA) Band Band1,Band6,Band8, Band19	LTE Cat.1 ※マルチキャリア ※LTE Band Band1,Band8,Band18, Band19,Band39	LTE Cat.4 ※マルチキャリア ※MA-E350/LAD ※LTE Band Band1,Band8,Band18, Band19
消費電力(DC12V)	最大	約343mA ※MA-S120/L	約300mA ※MA-S110/L	約660mA ※MA-E350/LAD
	待機	約78.5mA ※MA-S120/L	約74mA ※MA-S110/L	約220mA ※MA-E350/LAD
	スリープ（スタンバイモード）	約24mA ※MA-S120/L	約30mA ※MA-S110/L	約30mA ※MA-E350/LAD
	スリープ（シャットダウンモード）	約1.35mA ※MA-S120/L	約1.25mA ※MA-S110/L	-
入力電圧監視機能		〇		-
サブマイコン・キャパシタ関連機能	常時コンソールログ保存	〇		-
	電源断・瞬停発生記録	〇	オプションのキャパシタ実装で対応可能	-
	Shutdown待機時にDIの変化でLinuxを起動	〇		-
	Shutdown待機時にDIの変化をカウントして保存	〇		-
	DI変化のカウンタが指定の値になった場合Linuxを起動	〇		-

※その他仕様は、瞬時停電バックアップ機能（キャパシタ搭載）の標準実装以外は販売中のMA-S110 シリーズと同様です。

MA-S120 シリーズのラインナップ

MA-S120 シリーズは、MA-S120/L をベースとし、多様な拡張モデルをラインナップしています。

MA-S120 シリーズのラインナップ

FutureNet MA-S120 シリーズ仕様

モバイル無線通信モジュール	LTE カテゴリ	LTE Cat.4
	モジュール	Quectel EC25-J （マルチキャリア）
	SIM スロット	標準SIM カードスロット×1
	アンテナコネクタ	SMA コネクタ×2
	無線通信モード	LTE-FDD Band 1 (2.1GHz 帯) , Band 3 (1.7GHz 帯) , Band 8 (900MHz 帯) , Band 18 (800MHz 帯) , Band 19 (800MHz 帯) , Band 26 (800MHz 帯) WCDMA Band 1 (2.1GHz 帯) , Band 6 (800MHz 帯) , Band 8 (900MHz 帯) , Band 19 (800MHz 帯)
	最大転送速度	LTE Cat.4 下り150Mbps/上り50Mbps

※その他仕様は、瞬時停電バックアップ機能（キャパシタ搭載）の標準実装以外は販売中のMA-S110 シリーズと同様です。

海外対応について

FutureNet MA-S シリーズは搭載する通信モジュールごとに複数のシリーズで展開しています。

FutureNet MA-S シリーズその他のラインナップ

FutureNet MA-S シリーズは搭載する通信モジュールごとに複数のシリーズで展開しています。

■FutureNet MA-S110 シリーズ
・LTE Cat.1 通信モジュールを搭載

FutureNet MA-S110 シリーズ

●筐体サイズおよび外観は MA-S120 シリーズと同様
●MA-S120 シリーズと同様の拡張ラインナップを展開

■FutureNet MA-S100 シリーズ
・LTE Cat.M1 通信モジュールを搭載

FutureNet MA-S100 シリーズ

●筐体サイズおよび外観は MA-S120 シリーズと同様
●MA-S120 シリーズと同様の拡張ラインナップを展開

価格、販売等

■MA-S120 シリーズ
◇価格：オープンプライス
◇販売開始：2021年7月末（予定）

※モバイル通信を利用する際の外部アンテナはオプションとなります。
　アンテナについては用途に応じて複数のアンテナをラインナップしています。
　詳細については別途お問い合わせください。

■MA-S120 シリーズの添付品等
◇標準添付：
　・はじめにお読みください
　・安全にお使いいただくために
　・製品保証書
　・nanoSIM カードアダプタ
　・ゴム足
　・FG ネジ

◇オプション（別売り）：
　・AC アダプタ
　・電源コネクタ変換ケーブル
　・温度拡張版 AC アダプタ（動作温度保証:-20℃～60℃、出力:DC12V/2A）
　・外部アンテナ
　・取り付け金具（ブラケット、マグネット、DIN レール取付金具）

センチュリー・システムズ株式会社について

センチュリー・システムズは、エンタープライズから組み込み、IoT/M2Mシステム開発等ネットワーク分野を中心に、ハードとソフトの開発をおこなう開発会社です。FutureNet®ブランドでの自社製品の提供を中心として、製品のカスタマイズや新規開発を含む受託開発、OEM提供、ASP・クラウドサービス (WarpLink®)の提供をおこなっています。受託開発ではM2M、センサーネットワーク、遠隔監視制御、高信頼ネットワーク、専用ゲートウェイなどの装置/システム開発や通信プロトコルのライセンス提供などで幅広い実績を持っています。

・会社名：センチュリー・システムズ株式会社
・所在地：東京都武蔵野市境1-15-14 宍戸ビル
・代表者：代表取締役　田中　邁
・事業内容：　ネットワーク製品ブランド FutureNetシリーズの開発・販売、製品のカスタマイズ、OEM提供、IoT/M2Mシステム開発、受託開発、コンサルティング、ASP・クラウドサービス

● お問い合せ先
本件に関するご質問、お問い合わせは弊社営業部までお願いします。
なお、ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。