FutureNet XGシリーズは近距離なプライベート空間ではWi-SUN(XG-B50+OB-WS)を活用し、キャリアが提供するLPWAを利用したい場合はLTE Cat.M1(XG-B50+OB-KM)を活用するといったように利用シーンに応じて通信モジュールを載せ替えてシステムを開発することができます。
同時に、金属筐体に組み込んだ筐体一体型モデルFutureNet XG-M50シリーズ(以下 FutureNet 省略)、電池搭載可能な防水筐体に組み込んだFutureNet XG-P50シリーズ(以下 FutureNet 省略)をリリースし、お客様のセンサをいち早くIoT化させます。
また、マイコンOSはNuttXを搭載し、当社作成部分の機能はオープンソースとして公開することで、お客様による機能の拡張・追加開発を可能にします。
DC5V~36Vの入力も可能なため、既設のセンサをIoT化する際に、組込みやすい設計となっています。
通信頻度、環境によっては電池入力だけでも動作でき、LPWAの力を最大限に発揮できます。
●通信モジュールの載せ替えが可能
XG-B50は通信モジュールを載せ替えることが可能です。お客様の用途に応じて多様な通信方式に対応できます。

XG-B50は通信モジュールごとの下記オプションボードと組み合わせて販売いたします。
製品名 |
オプションボード製品名 |
通信モジュール |
XG-B50
(ボード提供) |
OB-WS |
Wi-SUN
(ROHM社製 モジュール型番:BP35C0) |
OB-KM |
LTE Cat.M1
(KDDI社製 モジュール型番:KYW01)
※「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」対応 |
OB-SM |
LTE Cat.M1
(Quectel Wireless Solutions社製 モジュール型番:BG96)
※KDDI(SORACOM Air for セルラーplan-KM1)/NTTドコモ/ソフトバンク対応 |
OB-L1 |
LTE Cat.1
(Ublox社製 モジュール型番:LARA-R220) |
また、筐体一体型となるXG-M50シリーズ及びXG-P50シリーズにつきましては、通信モジュールごとに下記のラインナップをご用意しております。
シリーズ |
製品名 |
通信モジュール |
XG-M50シリーズ
(金属筐体) |
XG-M50/WS |
Wi-SUN
(ROHM社製 モジュール型番:BP35C0) |
XG-M50/KM |
LTE Cat.M1
(KDDI社製 モジュール型番:KYW01)
※「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」対応 |
XG-M50/SM |
LTE Cat.M1
(Quectel Wireless Solutions社製 モジュール型番:BG96)
※KDDI(SORACOM Air for セルラーplan-KM1)/NTTドコモ/ソフトバンク対応 |
XG-M50/L1 |
LTE Cat.1
(Ublox社製 モジュール型番:LARA-R220) |
XG-P50シリーズ
(樹脂筐体) |
XG-P50/WS |
Wi-SUN
(ROHM社製 モジュール型番:BP35C0) |
XG-P50/KM |
LTE Cat.M1
(KDDI社製 モジュール型番:KYW01)
※「KDDI IoT通信サービス LPWA (LTE-M)」対応 |
XG-P50/SM |
LTE Cat.M1
(Quectel Wireless Solutions社製 モジュール型番:BG96)
※KDDI(SORACOM Air for セルラーplan-KM1)/NTTドコモ/ソフトバンク対応 |
XG-P50/L1 |
LTE Cat.1
(Ublox社製 モジュール型番:LARA-R220) |
OB-KM、XG-M50/KM、XG-P50/KMはKDDI株式会社がリリースした3GPP標準規格のLTE-M (Cat.M1) に対応したLTE-M通信モジュール「KYW01」を搭載しています。
●小電力通信用のマイコンボードを搭載
通信頻度、環境によっては電池入力だけでも動作できます。その他にもシリアル入力でスリープから瞬時に起動することができる等、Linux製品ではできない俊敏性と小電力を実現しました。
LPWAの力を最大限に発揮できます。
消費電力
Wi-SUN 通信時 : 1.0W
LTE Cat.M1 通信時 : 1.4W(※ /SMモデルについては調査中)
LTE Cat.1 通信時 : 2.4W
スリープ時 : 0.16W 以下(ボード単体 0.002W、通信モジュールとの組み合わせにより異なる)
※これらは開発/設計上の理論値です。実測値は異なる場合があります。
●マイコンOSのオープンソース公開
また、マイコンOSはNuttXを搭載し、弊社にて動作保証いたします。NuttXはPOSIXライクなAPIに対応したOSで、使用感がLinuxに近いため、Linux経験者の方は開発しやすいマイコンOSです。
また、弊社作成部分の機能はオープンソースとして公開しますので、お客様による自由な開発(作り込み)が可能です。
※今後、下記開発者向けサイトに公開する予定です。
http://wiki.centurysys.jp/
インタフェースはRS-232、RS-485、DIに対応しております。UART接続によりお客様の既存機器やデバイス等とも簡単に接続しIoT機器としてご活用頂けます。

XGシリーズと、今後リリースを予定しているWi-SUN対応版MA-E300シリーズをWi-SUNで接続することができます。取得データをMA-E300シリーズで加工や形式変換、処理・制御演算等を行い、クラウド/サーバにアップロードできます。

●SORACOMサービスのみでデータの可視化を実現
OB-SM、XG-M50/SM、XG-P50/SMではSORACOM Harvestを利用して、SORACOM側でデータ収集や蓄積、データの確認やグラフ作成を行い、センサデータの可視化を行います。また、データをダウンロードし、お客様のデータ分析基盤に連携します。それにより、SORACOMのサービス利用だけでセンサデータ の可視化を実現できます

●SORACOMサービスを利用したクラウドサービスとの連携
OB-SM、XG-M50/SM、XG-P50/SMではSORACOM Funnelを利用してクラウドサービスに直接データを送信することが可能です。お客様のクラウドにデータを収集して蓄積・解析等お客様のニーズに合わせたデータ加工を実現できます。
