FutureNet MA-450/XW

販売終息日：2011/12/31 サポート終了日：2016/12/31

FutureNet MA-450/XW

FutureNet MA-450/XW

標準価格： オープンプライス

JANコード：4540428001372

インタフェース

オプション

・MA-430/450ブラケット(壁設置ブラケット)

アンテナ

・簡易アンテナEG
・屋外用アンテナ: MG-900SHF(SMA)

FutureNet MA-450/XWは携帯電話ネットワークに対応した通信モジュールを内蔵し、ワイヤレス環境でM2M（Machine to Machine）通信を実現する小型Linuxアプライアンスサーバです。

昨今の移動体通信市場の成熟にともなって携帯電話のインフラ整備が進む中、携帯電話回線を利用したデータ通信の分野でも通信装置のモジュール化、高機能化、高性能化がすすんでいます。また、M2M通信に対して潜在的に高いニーズを持つ遠隔監視、テレメトリング、ヘルスケア、セキュリティなどの分野では携帯電話ネットワークを活用したシステムへの関心が高まっています。今回発表するFutureNet MA-450シリーズは携帯電話ネットワークを使ったM2Mシステムを簡単に実現するために、ワイヤレス通信機能と各種センサーや制御装置、計測機器等とのインタフェース機能を一体化した新しい製品シリーズです。

FutureNet MA-450/XWはKDDIのau携帯電話で提供する高速データ通信サービスCDMA 1X WINに対応した通信モジュールを内蔵します。外部装置との接続用としてはRS-232、USB 2.0、イーサネットのインタフェースを備えます。OSにはLinux (Kernel 2.6)を採用し、ソフトウェアの追加やカスタマイズが自由におこなえるため、様々な用途に活用できます。MA-450シリーズはCPUに高性能で消費電力が極めて低いAlchemy™ Au1500®（動作周波数400MHz）を採用しており、通信機能とサーバ機能を備えながらファンレス化、小型化を実現しています。

●KDDI au の携帯回線網に対応

・「KCMV-200」(京セラ製)通信モジュール内臓
　- 大容量データ配信に最適なCDMA 1x WIN対応
　　下り最大2.4Mbps(ベスト・エフォート), 上り最大144kbps(ベスト・エフォート)

・au携帯電話網の様々なサービスを利用可能
　- OTA(Over The Air)機能(※1)
　- CIPLサービス(※2)
　- GPS位置測位機能

・付加価値強化機能
　- 月単位のパケット数の集計および表示機能(※3)
　- CDMA時刻同期機能を利用したNTPサーバ機能
　- 簡易化されたCIPL設定
　- 携帯電話網経由で軽快に使用できるWebユーザー・インターフェイス

・用途に応じた外部アンテナ(別売)の選択可能

●カスタマイズの容易さ、開発工数の短縮

・Linuxオープンソース・アプリケーション利用可
　- お客様独自のソフトウェア搭載によるアプライアンス化

・セルフ開発環境+クロス開発環境ビルド・キット標準添付
　- MA-450にてUSBルート対応しているため、USBメモリにルート・ファイル・システムとセルフ
　　開発環境を構築することでLinuxアプリケーションをセルフ・コンパイル出来ます。
　- PC上にクロス開発環境を構築し、MA-450で動作するアプリケーションを作成できます。(※1)

・受託開発
　- センチュリー・システムズではアプリケーション開発、ソフトウェア移植、ドライバ・ソフト
　　開発、インタフェース基板開発、OEM製品化なども承ります。

●強力なネットワーク機能

・LAN(x2)の標準インタフェース
・基本ルータ機能・ファイアウォール機能
・スタティック・ルート設定を即時更新(再起動不要)
・主要高速モバイル・データ通信カード(CF, USB)のサポート
・ソフトウェア追加による複合通信機器化
　- LAN(x2)の標準インタフェース
　- サーバーアプリケーション連携による特定用途向け専用ルータ＆サーバの実現

●低消費電力、高性能、高信頼性

・省電力CPU採用、電源回路最適化により通常7W(※1) (最大15W)の低消費電力を実現
・ファンレス動作による高信頼性を確保、24時間365日の常時稼働可能
・ファイルシステムの読出し専用モード選択: 停電等の不慮のシステム停止によるファイルシステムの破損を防止

●シリアルポートの充実

・組込用途で様々な装置、基板接続が可能
・最大２つのシリアル・ポート提供
・USBシリアル変換アダプタによる拡張性

●USB 2.0ポート

・USB2.0ホストx2ポート
・幅広い用途のUSBデバイスの利用
- USBハードディスク, メモリ(起動可能)
- USB VGA接続(ディスプレイ, キーボード, マウス)
- USBシリアル変換アダプタ

※本製品で利用できる全てのソフトウェアがクロス開発環境でビルドできることを保証するものではありません。

●実装オプションに応じた豊富なラインナップ

utureNet MA-450では、様々な実装オプションを用意しています。OEM等の量産時には必要のないI/Fを部品ごと削除して製品単価を抑える事もできます。

機能	FutureNet MA-450/XW	カスタマイズ例		カスタマイズの範囲
CPU	400MHｚ	400MHｚ	400MHｚ	333MHｚ/400MHｚ
Flash ROM	32MB	32MB	32MB	16MB～128MB
SDRAM	128MB	128MB	128MB	64MB～256MB
シリアル	RS-232×2ポート	RS-232×1ポート RS-422/485× 2ポート	RS-232×2ポート	①RS-232×2ポートまたは ②RS-232×1ポート RS-422/485× 1ポート
ケース	あり	あり	あり	あり/無し
PoE受電	無し	無し	あり	あり/無し

※1 ビジネスmoperaアクセスプレミアム：ビジネスmoperaアクセスプレミアムとは、NTTドコモが提供する通信モジュールと企業間を接続して通信を行うためのリモートアクセスサービスです。このサービスを利用すると、センター側からMA-450/Fを呼び出すことが可能になります。これにより、通信モジュールを搭載した製品の遠隔監視、遠隔制御など様々な利用形態が実現できます。
※2 本製品で利用できるすべてのソフトウェアがクロス開発環境でビルドできることを保証するものではありません。
※3 CF カードとUSB 2 ポート、イーサネット使用、待機時の消費電力

製品名		FutureNet MA-450/XW
CPU		Alchemy Au1500プロセッサ 400MHz (MIPSコア)
Flash ROM		32Mbyte
RAM		128Mbyte
Ethernet	イーサネット	10BASE-T/100BASE-TX 　× 2ポート Auto Negotiation、Full/Half Duplex、Auto MDI/MDIX RJ-45 コネクタ
	シリアル	RS-232 (DTE) × 2 ポート最大 230.4kbps、 D-SUB9ピンオスコネクタ
	USB	USB 2.0 ホスト　×　2ポート（TYPE-Aコネクタ）
CFカードスロット		CompactFlash Type-I、Type-II スロット×1 ホットスワップ対応電源は　+3.3V のみ対応
ヘッドフォン		φ3.5mmコネクタ
コンソールポート		Linuxコンソール用シリアル（TTLレベル）　6ピンコネクタ　 ※ アダプタ別売
OS		Linux (Kernel 2.6)
PPP接続（CIPL以外）		○ ※端末側主導接続
CIPL接続	端末側主導接続	○
CIPL接続	ドメイン切り換え	○ ※自動切断による切替/WEB設定画面からの切替操作
OTA機能	OTASP (回線契約)	○ ※本体OTAボタン/ WEB設定画面からの操作
OTA機能	OTAPA (回線解約)	○ ※WEB設定画面からの操作
通信モジュール時刻同期		○ ※無線モジュールから時刻情報を取得し、MA-450の時刻を合わせる
位置情報取得・表示		○
運用管理	設定手段	WEB設定画面、Linuxログイン（シェル）、SSH
	通信モジュール状態表示	○
	ファームウェア更新	○ ※WEB設定画面から更新可能
	構成定義情報	バックアップ、リカバー可
	その他	DHCPサーバ、DNSサーバ/リレー、SNTPクライアント
認定/準拠	VCCI	Class A準拠
サイズ・重量	外観寸法	124mm(W) x 103mm(D) x 47mm(H)　突起物を除く
サイズ・重量	重量	本体：約 560g、 ACアダプタ： 120g
環境	使用電源、電源形状	DC5V±5% 2A ACアダプター(入力 AC 100V±10% 50～60Hz、平行2ピン)
	消費電力、発熱量	最大15W、19.6KJ/h ※ 待機時： 7～8W程度、通信・通話時： 9～10W程度
	動作環境条件	0～40℃（但し、拡張部品を除く）, 25%～85%（結露なきこと）
	保存温度	-10～60℃、25～90%(結露なきこと)
添付品		DVD(取扱説明書、開発キット含む)、ACアダプタ、ゴム足、保証書