FutureNet
NXR,VXRシリーズ
運用管理編
2. 設定の保存・復帰
2-10. config copy設定(startup-config)
config copyとは、機器起動後に指定したサーバから設定ファイルをダウンロードし、その情報から設定の更新を行う機能です。この例では、startup-configへのコピーを行います。
【 本設定例対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/11現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
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設定例 | 補足 | 利用例 |
【 設定例 】
1. 〔 コンフィグレーションID設定 〕
コンフィグレーションIDを設定します。
(☞) このIDは設定ファイルの識別子となります。現在のコンフィグレーションIDとダウンロードする設定ファイル内のコンフィグレーションIDが同じ場合、startup-configへのコピーは行われません。また、現在の設定にコンフィグレーションIDがない場合もstartup-configへのコピーは行われません。
2. 〔 config copy設定 〕
<FTPサーバの利用>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、FTPサーバ上の設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。なお、FTPサーバを利用する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。
<SSHサーバの利用>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
機器起動後、SSHサーバ上の設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。この時SSHサーバのIPアドレス,ユーザ名,パスワードを指定します。
<HTTPサーバの利用(ベーシック認証なし)>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
機器起動後、HTTPサーバ上の設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。
なお、HTTPSサーバ上の設定ファイルをコピーする場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
バリデーションを行わない場合
<HTTPサーバの利用(ベーシック認証あり)>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ(2023/11現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、HTTPサーバ上の設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。この時HTTPサーバのIPアドレス,ユーザ名,パスワードを指定します。
なお、HTTPSサーバ上の設定ファイルをコピーする場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
バリデーションを行わない場合
<外部ストレージの利用>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
機器起動後、disk0と認識されている外部ストレージ上の設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。
<CMS-1300の利用>
【 対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
機器起動後、CMS-1300上に登録している設定ファイルをstartup-configにコピーし、機器を再起動するように設定します。
(☞) CMS-1300での利用についてはこちらも併せてご参照ください。
【 補足 】
〔 オプション設定 〕
startup-configへのコピー時、以下のオプションを指定することができます。
(外部ストレージではディレクトリ指定のみ可)
※実行例はFTPサーバ利用時です。
<ディレクトリ指定>
設定ファイルをディレクトリ毎に管理している場合、「ディレクトリ名/設定ファイル名」を指定します。
<送信元IPアドレス指定>
通常出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に指定します。
〔 スケジュール設定 〕
スケジュール機能でconfig copyを設定することにより、日時指定が可能になります。設定の詳細については、こちらをご参照ください。
【 利用例 】
config copy機能を活用することでルータには、あらかじめ設定ファイルを保存しているサーバ(以下管理サーバ)へアクセスするための経路等最低限の設定のみ行い、サービス開始後、運用コンフィグを管理サーバよりダウンロードするといった利用が可能です。また、スケジュール機能も併用することで運用コンフィグの更新チェックを定期的に行うこともできます。
ここでは、flash-initial-configとconfig copy機能を組み合わせてコンフィグを自動取得するゼロコンフィグを実現する例を紹介します。flash-initial-configについてはこちら
(☞) CMS-1300と組み合わせた利用例についてはこちらをご参照ください。
<flash-initial-configとconfig copy機能の併用例>
- 管理サーバに運用コンフィグを登録します。
- NXRのflash-initial-configに管理サーバへのアクセスおよびコンフィグファイル自動取得用の設定(初期コンフィグ)を保存します。
- NXRの電源投入・WAN回線に接続し、管理サーバから運用コンフィグをダウンロードします。
NXR-G100シリーズはflash-initial-config未対応ですが、USBメモリやSDカードといった外部ストレージを併用することで利用可能になります。
<NXR-G100シリーズのconfig copy機能の利用例>
- 管理サーバに運用コンフィグを登録します。
- USBメモリやSDカードといった外部ストレージを用意し、管理サーバへのアクセスおよびコンフィグファイル自動取得用の設定(初期コンフィグ)をファイル名「initial-config.xml」または「initial-config.tgz」として外部ストレージに保存します。
※「initial-config.tgz」はconfig.xmlやSSH鍵,証明書等を含む全設定
- NXR-G100シリーズに初期コンフィグを保存した外部ストレージを挿入します。
- NXR-G100シリーズの電源投入・WAN回線に接続し、管理サーバから運用コンフィグをダウンロードします。
目次
- 1. ファームウェアの更新
- 2. 設定の保存・復帰
- 設定の保存・復帰一覧
- 2-1. 本体への設定保存
- 2-2. 起動時の設定ファイル指定
- 2-3. 設定のバックアップ
- 2-4. 設定の復帰
- 2-5. 本体内の設定ファイルの削除
- 2-6. 設定の初期化
- 2-7. コンフィグロールバック設定
- 2-8. ロールバックタイマの停止
- 2-9. 外部ストレージを利用した設定の自動復帰
- 2-10. config copy設定(startup-config)
- 2-11. config copy設定(running-config)
- 2-12. config copy設定(config-and-save)
- 2-13. flash-initial-configの利用
- 2-14. SORACOM Harvestとの連携(config copy)
- 3. パケットダンプ
- 4. スケジュール設定
- 5. シスログ設定
- 6. SNMP設定
- 7. 時刻同期設定
- 8. メール送信設定
- 9. Wake ON LAN設定
- 10. 省電力設定
- 11. テクニカルサポート情報・シスログの取得
- 12. モニタログ設定
- 13. CLI設定
- 14. ターミナルサーバ設定
- 15. DDNS設定
- 16. ログインパスワード設定
- 17. Event notification設定
- 18. speed-test設定
- 19. リバースSSHトンネリングの利用
- 20. ZMODEMによるファイル転送
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