FutureNet
NXR,WXRシリーズ
運用管理編
2. 設定の保存・復帰
2-10. コンフィグロールバック設定
コンフィグロールバック機能は設定の復帰時にロールバックオプションを指定することで現在のstartup-configをバックアップします。そして次回起動時は設定の復帰で指定したコンフィグで起動します。その後一定時間以内にロールバックタイマを停止しなかった場合はロールバック機能を実行し先ほどバックアップしたファイルを利用して再起動を行います。これにより遠隔にあるルータへの設定復帰時に誤った設定を復帰させてしまった場合などルータへのアクセスができなくなることを防止します。
※コンフィグロールバック機能利用時の注意点
ロールバック機能の対象となるファイルはstartup-configです。よってstartup-configがない状態でロールバックを指定しても実行されません。
【 実行例 】
1. <コンフィグのロールバック指定>
次回起動時コンフィグロールバック機能を利用して設定を復帰します。
(☞) copyコマンド実行前からあるstartup-configをロールバック機能の対象ファイルとしてバックアップします。
(☞) copyコマンドによる設定の復帰方法については下記設定例が参考になります。
2-5. 設定の復帰1
2-6. 設定の復帰2(拡張フラッシュの利用)
2. <システム再起動>
システムを再起動します。
(☞) 次回起動時はcopyコマンドで指定した復帰対象のファイルで起動します。
3. <システム起動後の操作>
ロールバックタイマの停止は下記のいずれかの方法で行うことができます。
- clearコマンドによるロールバックタイマの停止
- SMSによるロールバックタイマの停止
- 設定の保存(save config)
- 本体再起動(restart system)
- ファームウェアの更新(firmware update)
なおロールバック指定を行いシステム再起動後、一定時間(10分)以内にロールバックタイマを停止しなかった場合、システムの再起動が実行されロールバック指定時にバックアップしたファイルで起動します。
またロールバックタイマが起動したことをメールおよびSMSで通知することが可能です。なおメールによる通知はPPP/WiMAX接続時、SMSによる通知は本体起動後に行われます。
メールおよびSMSによる通知設定はこちら
【 補足 】
ロールバック指定を行いシステム再起動後、一定時間(10分)以内にロールバックタイマを停止しなかった場合、システムの再起動が実行されロールバック指定時にバックアップしたファイルで起動しますが、直ちにロールバックさせたい場合はrestart rollbackコマンドを実行します。
ロールバックして本体を再起動します。
またロールバック指定を行ったが、システム再起動前にそれをキャンセルしたい場合はcancel rollbackコマンドを実行します。
ロールバック指定をキャンセルします。
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