FutureNet

NXR,VXRシリーズ

運用管理編

11. テクニカルサポート情報・シスログの取得

11-3. センチュリー・テクニカルサポート情報の取得と転送

センチュリー・テクニカルサポート情報とは、通常のテクニカルサポート情報に加え弊社解析用の情報を一括取得する機能です。この情報はトラブル発生時に弊社での解析に使用します。

(☞) センチュリー・テクニカルサポート情報で取得したファイルは暗号化されていますので、お客様側で内容を確認することはできません。

 

【 CLI実行例 】

〔センチュリー・テクニカルサポート情報の取得・転送〕

<FTPサーバの利用>
#copy century-tech-support ftp://[IPアドレス]/[センチュリー・テクニカルサポートファイル名]

センチュリー・テクニカルサポート情報を取得し、FTPサーバに転送します。なおFTPサーバを利用する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よってユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<SSHサーバの利用>
#copy century-tech-support ssh://[ユーザ名]@[IPアドレス]/[センチュリー・テクニカルサポートファイル名]
[ユーザ名]@[IPアドレス]’s password:[パスワード]

センチュリー・テクニカルサポート情報を取得し、SSHサーバに転送します。この時SSHサーバのIPアドレスとユーザ名を合わせて指定します。コマンド実行後、パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。認証後、転送を開始します。

(☞) 一部機種ではリバースSSHトンネリングを利用することもできます。リバースSSHトンネリングについてはこちら

 

<外部ストレージの利用>
#copy century-tech-support disk0:[センチュリー・テクニカルサポートファイル名]

センチュリー・テクニカルサポート情報を取得し、disk0と認識されている外部ストレージに転送します。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<ZMODEMの利用>

【対象機種】NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G180/L-CA,NXR-G110シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2022/6現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

#copy century-tech-support zmodem

センチュリー・テクニカルサポート情報を取得し、ZMODEMプロトコルを用いて転送します。コマンド実行後、転送待ち状態になります。

(☞) ZMODEMでのファイル転送も併せてご参照ください。

 

【 GUI実行例 】

【対象機種】NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-230/C,NXR-G180/L-CA,NXR-G200シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ(2022/6現在)

最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

Web設定画面からセンチュリー・テクニカルサポート情報をファイルとして取得する場合、予めHTTPサービスを起動しておく必要があります。HTTPサービスの起動コマンドは以下のとおりです。

(config)#http-server enable
<センチュリー・テクニカルサポート情報の取得>

[運用機能]->[システム情報]->[テクニカルサポート(詳細)]をクリックして、テクニカルサポート(詳細)画面を開きます。

出力先で「ファイル出力」を指定し、「実行」をクリックします。

(☞) 出力先に外部ストレージを指定することもできます。

 

【 補足 】

CLIでセンチュリー・テクニカルサポート情報の取得・転送時、以下のオプションを指定することができます。
(ZMODEMは除く。外部ストレージではディレクトリ指定のみ可)
※実行例はFTPサーバ利用時です。

<ディレクトリ指定>
#copy century-tech-support ftp://[IPアドレス]/[ディレクトリ名]/[センチュリー・テクニカルサポートファイル名]

センチュリー・テクニカルサポート情報をディレクトリ毎に管理している場合、「ディレクトリ名/センチュリーテクニカルサポートファイル名」を指定します。

 

<送信元IPアドレス指定>
#copy century-tech-support ftp://[IPアドレス]/[センチュリー・テクニカルサポートファイル名] source [送信元IPアドレス]

通常出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に指定します。