FutureNet
NXR,VXRシリーズ
運用管理編
1. ファームウェアの更新
1-3. ファームウェアリストアップデート設定
ファームウェアリストアップデートは、ファームウェアのバージョンと保存先が記されたCSV形式のファイルをダウンロードし、その情報からファームウェアの更新を実行する機能です。ファームウェアリストアップデートはコマンド実行後、直ちにファイルのダウンロードを行う方法と機器起動時にファイルのダウンロードを行う方法があります。
【 ファームウェアリストアップデート機能対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/11現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
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リストファイルの準備 | リストアップデート実行例 | リストアップデート設定例 | 補足 |
【 リストファイルの準備 】
ファームウェアリストアップデートでは、事前にファームウェアのバージョンと保存先が記されたCSV形式のファイルを準備しておく必要があります。リストファイルの書式は下記の通りです。
(☞) 複数のファームウェアを一つのリストファイルに記載することはできません。ファームウェア毎にリストファイルを用意する必要があります。
<リストファイル例>
【 リストアップデート実行例 】
New firmware (ver 21.7.11) available. Update? [y/n]: y
DOWNLOAD:*********************************************************************** done
Update to :
Century Systems NXR-G110 ver 21.7.11 (build 8/15:10 22 06 2021)
Proceed with update? [(y)es/(r)eserve/(n)o]:
リストファイル「firmware-list.txt」をHTTPSサーバ「www.example.jp」から取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。コマンド実行後、リストアップデートを開始します。
(☞) リストファイルダウンロード後、表示される「New firmware」のバージョン番号は、リストファイルに記載されたバージョン番号となります。よって、リストファイルのバージョン番号とファームウェアファイルのバージョンが異なっていた場合、アップデート処理が行われない場合があります。また、リストファイルのバージョン番号と起動中のバージョン番号が同一の場合、ファームウェアの更新は行われません。
上記実行例では、HTTPSサーバよりリストファイルをダウンロードしましたが、上記を含めその他に以下のサーバ等を利用することが可能です。
〔 FTPサーバの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
リストファイルをFTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。なお、FTPサーバを利用する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、リストアップデートを開始します。
〔 SSHサーバの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
[ユーザ名]@[IPアドレス]’s password:[パスワード]
リストファイルをSSHサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。この時SSHサーバのIPアドレスとユーザ名を合わせて指定します。コマンド実行後、パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。認証後、リストアップデートを開始します。
(☞) 一部機種ではリバースSSHトンネリングを利用することもできます。リバースSSHトンネリングについてはこちら
〔 HTTP,HTTPSサーバの利用 〕
<ベーシック認証なし>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
リストファイルをHTTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。コマンド実行後、リストアップデートを開始します。
なお、HTTPSサーバ上のリストファイルを転送する場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
バリデーションを行わない場合
<ベーシック認証あり>
【 対応機種 】NXR-650,NXR-610Xシリーズ(2023/11現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
Password:[パスワード]
リストファイルをHTTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。この時ベーシック認証用のユーザ名を指定します。そして、コマンド実行後パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。認証後、リストアップデートを開始します。
なお、HTTPSサーバ上のリストファイルを転送する場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
Password:[パスワード]
バリデーションを行わない場合
Password:[パスワード]
〔 外部ストレージの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
リストファイルをdisk0と認識されている外部ストレージから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。コマンド実行後、リストアップデートを開始します。
〔 CMS-1300の利用 〕
【 対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
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CMS-1300に登録されている情報を使用してファームウェアリストアップデートを実行します。コマンド実行後、リストアップデートを開始します。
(☞) CMS-1300でのファームウェア更新についてはこちらも併せてご参照ください。
【 リストアップデート設定例 】
機器起動後にリストファイル「firmware-list.txt」をHTTPSサーバ「www.example.jp」から取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。
(☞) この設定は、次回機器起動時に実行されます。なお、リストファイルのバージョン番号と起動中のバージョン番号が同一の場合、ファームウェアの更新は行われません。
上記実行例では、HTTPSサーバよりリストファイルをダウンロードしましたが、上記を含めその他に以下のサーバ等を利用することが可能です。
〔 FTPサーバの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、リストファイルをFTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。なお、FTPサーバを利用する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。
〔 SSHサーバの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、リストファイルをSSHサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。この時SSHサーバのIPアドレス,ユーザ名,パスワードを合わせて指定します。
〔 HTTP,HTTPSサーバの利用 〕
<ベーシック認証なし>
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、リストファイルをHTTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。
なお、HTTPSサーバ上のリストファイルを転送する場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
バリデーションを行わない場合
<ベーシック認証あり>
【 対応機種 】NXR-650,NXR-610Xシリーズ(2023/11現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、リストファイルをHTTPサーバから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。この時ベーシック認証用のユーザ名,パスワードを指定します。
なお、HTTPSサーバ上のリストファイルを転送する場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。
バリデーションを行う場合
バリデーションを行わない場合
〔 外部ストレージの利用 〕
【 対応機種 】
NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、リストファイルをdisk0と認識されている外部ストレージから取得し、ファームウェアリストアップデートを実行します。
〔 CMS-1300の利用 〕
【 対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
機器起動後、CMS-1300に登録されている情報を使用してファームウェアリストアップデートを実行します。
(☞) CMS-1300でのファームウェア更新についてはこちらも併せてご参照ください。
【 補足 】
ファームウェアリストアップデート実行時、以下のオプションを指定することができます。
(CMS-1300利用時、ディレクトリ指定不可。外部ストレージ利用時、送信元IPアドレス指定不可。)
※実行例はFTPサーバ利用時です。
<ディレクトリ指定>
リストファイルをディレクトリ毎に管理している場合、「ディレクトリ名/リストファイル名」を指定します。
<送信元IPアドレス指定>
通常出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に指定します。
<hold指定>
機器起動後のファームウェアリストアップデートによるファームウェアの更新では、更新が完了すると自動的に機器の再起動が行われますが、holdオプションを指定することにより再起動を保留します。
<スケジュール設定>
ファームウェアリストアップデートは、スケジュール機能を使用することで日時指定が可能です。設定の詳細については、こちらをご参照ください。
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