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NXR,WXRシリーズ

運用管理編

1. ファームウェアの更新

1-3. 内蔵通信モジュールのファームウェア更新

ここでは内蔵通信モジュールのファームウェア更新方法を説明します。なおこの更新方法を利用する場合は、あらかじめリモートサーバや外部ストレージ上に更新したい内蔵通信モジュール用ファームウェア(以下ファームウェア)を用意しておく必要があります。ファームウェアは弊社ホームページよりダウンロードできます。

 

【対象機種】NXR-G180/L-CA,NXR-G200シリーズ(NXR-G240,NXR-G260を除く),NXR-G110/L,NXR-G110/L-CA,NXR-G100/L,NXR-G100/L-CA,NXR-G100/NL,NXR-G100/NLW(2021/2現在)

最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
更新する前に ファームウェアの更新 補足

 

【 更新する前に 】

ファームウェア更新時の注意点は以下の通りです。

  • ファームウェアの更新中に機器の電源断が発生した場合、故障の原因となります。
  • ファームウェア更新後は、自動的に内蔵通信モジュールをリセットします。よって回線断が発生します。
  • アップデート中は内蔵通信モジュールに対する操作(connect/clear/reconnect/show mobile/clear mobile)は制限されます。またシステム再起動、configの保存/ 復帰、機器本体のファームウェアアップデートも制限されます。
  • キャリアアグリゲーション対応の内蔵通信モジュールでは、ファームウェアがキャリア毎に以下の3種類に分かれています。
    • NTTドコモ
    • KDDI
    • ソフトバンク

    なお、mobile 1 carrierコマンドで指定しているキャリアとファームウェアのキャリアが異なる場合、装着しているSIMの差し替えが必要になる場合があります。よって、mobile 1 carrierコマンドのキャリアとファームウェアのキャリアが同じであることを確認してからファームウェアの更新を行ってください。
    また、全てのキャリアのファームウェアを更新する場合、計3回のファームウェア更新を行う必要があります。

  • NXR-G100/L-CAでは、連続でファームウェアの更新を行う場合、一度本体の再起動が必要になります。
  • NXR-G100/L-CAでは、本体起動後、モバイルリセットしていない状態からのみ、ファームウェアの更新が可能です。
  • NXR-G180/L-CAはキャリアアグリゲーション対応の内蔵通信モジュールがLTE1(mobile1),キャリアアグリゲーション未対応の内蔵通信モジュールがLTE2(mobile2)となります。

 

【 ファームウェアの更新 】

〔ファームウェアの転送〕

<FTPサーバの利用>
#firmware mobile 1 update ftp://[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名]
DOWNLOAD:++++++

FTPサーバ上にあるファームウェアを転送します。なおFTPサーバを利用した更新を行う場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よってユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<SSHサーバの利用>
#firmware mobile 1 update ssh://[ユーザ名]@[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名]
[ユーザ名]@[IPアドレス]’s password:[パスワード]
DOWNLOAD:++++++

SSHサーバ上にあるファームウェアをダウンロードします。この時SSHサーバのIPアドレスとユーザ名を合わせて指定します。コマンド実行後、パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。認証後、転送を開始します。

 

<HTTPサーバの利用>
#firmware mobile 1 update http://[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名]
DOWNLOAD:++++++

HTTPサーバ上にあるファームウェアを転送します。コマンド実行後、転送を開始します。
なおHTTPSサーバ上からファームウェアを転送する場合、サーバ証明書のバリデーションを行うか否かで指定方法が異なります。

 

バリデーションを行う場合
#firmware mobile 1 update https://[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名]
バリデーションを行わない場合
#firmware mobile 1 update https-://[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名]

 

<CMS-1300の利用>
#firmware mobile 1 update cms
DOWNLOAD:++++++

CMS-1300に登録されているファームウェアを転送します。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<外部ストレージの利用>
#firmware mobile 1 update disk0:[ファームウェアファイル名]
DOWNLOAD:++++++

disk0と認識されている外部ストレージ上にあるファームウェアを転送します。コマンド実行後、転送を開始します。

 

〔ファームウェアの更新〕

DOWNLOAD:++++++++++++++++++++++++++++ done
Checking Mobile module firmware … Success
Proceed with Mobile module update? [y/n]:

ファームウェアのダウンロードおよびチェック完了後、アップデートの実行について問われます。

指定 動作
y ファームウェアの更新を開始します
n ファームウェアの更新を中止します

(☞) 内蔵通信モジュールでの回線接続中にファームウェアの更新を開始した場合、回線は切断されます。

 

【 補足 】

ファームウェアをダウンロードする場合、以下のオプションを指定することができます。
※実行例はFTPサーバ利用時です。(外部ストレージではディレクトリ指定のみ可)

<ディレクトリ指定>
#firmware mobile 1 update ftp://[IPアドレス]/[ディレクトリ名]/[ファームウェアファイル名]

ファームウェアをディレクトリ毎に管理している場合、「ディレクトリ名/ファームウェアファイル名」を指定します。

 

<送信元IPアドレス指定>
#firmware mobile 1 update ftp://[IPアドレス]/[ファームウェアファイル名] source [送信元IPアドレス]

通常出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に指定します。