FutureNet

NXR,VXRシリーズ

運用管理編

5. シスログ設定

5-8. デバッグログ出力設定

デバッグログ出力機能は通常のログ出力よりも詳細なログを出力します。この機能を有効にすることで動作確認や障害時の切り分け等に活用することができます。
デバッグログ出力機能は以下の機能で利用することができます。

  • PPP
  • L2TPv3
  • ネットイベント

なおデバッグログ出力機能を利用する場合はシスログ設定のプライオリティをdebugに設定しておく必要があります。

(config)#syslog
(config-syslog)#priority debug

【 設定例 】

デバッグログ出力機能はコンフィグに保存されないため、電源のOFF/ONを行った場合再度設定する必要があります。

<PPPのデバッグログ出力>
#debug ppp

PPPのデバッグログ出力を有効にします。

 

<L2TPv3のデバッグログ出力>
#debug l2tpv3

L2TPv3のデバッグログ出力を有効にします。
(☞) 必要な項目のみ有効にする場合はオプションで指定します。オプションにはerror,session,tunnelがあります。
(☞) L2TPv3は、サービス再起動でデバッグログ出力が無効になります。

 

<ネットイベントのデバッグログ出力>
#debug netevent

ネットイベントのデバッグログ出力を有効にします。
(☞) 必要な項目のみ有効にする場合はオプションで指定します。オプションにはaction,error,trackがあります。

 

【 補足 】

デバッグログ出力のステータスを確認する場合は、show debuggingコマンドを使用します。

<PPPのデバッグログ出力ステータス表示>
#show debugging ppp
PPP debugging status :
PPP debugging is on

 

<L2TPv3のデバッグログ出力ステータス表示>
#show debugging l2tpv3

 

<ネットイベントのデバッグログ出力ステータス表示>
#show debugging netevent