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NXR,VXRシリーズ

運用管理編

15. DDNS設定

15-3. DDNS設定(汎用プロバイダMyDNS.JP(IPv4)の利用)

DDNS機能では対応しているDDNSプロバイダ以外にも汎用プロバイダ設定を行うことで、その他DDNSプロバイダと接続することができます。
この設定例ではMyDNS.JP(IPv4)との接続例を紹介します。
(☞) IPv6の設定例はこちら
(☞) この設定例は2022年4月時点において弊社で接続確認を行い、その検証結果を元に作成しています。よって、将来にわたって必ずしも接続性を保証するものではありません。また、サービス利用時はDDNSプロバイダの利用規約に則った利用を行うようお願い致します。

 

【 設定例 】

<DDNS設定>
(config)#ddns
(config-ddns)#service enable

DDNSサービスを有効にします。

(config-ddns)#ddns-provider http-client

接続するDDNSプロバイダにhttp-client(汎用プロバイダ)を設定します。

(config-ddns)#account username [ユーザID] password [パスワード]

MyDNS.JP接続用ユーザID,パスワードを設定します。

(config-ddns)#bind-interface [インタフェース名]

接続回線のインタフェースを設定します。
(☞) DDNS機能ではTCPポート80(HTTP)を利用してDDNSプロバイダと通信を行います。通知するIPアドレスはDDNSプロバイダへの問い合わせの際に使用するIPアドレスです。DDNSプロバイダはルータからの問い合わせに対して、ルータから受け取ったHTTPパケットの送信元IPアドレス宛に応答を返します。よって、接続回線のインタフェースを設定しても必ずそのインタフェースのIPアドレスがDDNSプロバイダに登録されるわけではありません。

(config-ddns)#url ip http://ipv4.mydns.jp/login.html

MyDNS.JP(IPv4)接続用URLを設定します。

(config-ddns)#query mydns

HTTPクエリを設定します。
(☞) HTTPクエリ設定は汎用プロバイダ利用時必須の設定項目になりますが、MyDNS.JPではHTTPクエリ設定は不要なため、この例ではmydnsという文字列を設定しています。

(config-ddns)#forced-update-interval 24

グローバルIPアドレス変更の有無にかかわらず、強制的にIPアドレス変更通知を送信するように設定します。この例では24時間毎に変更通知を送信します。