1. FutureNet製品活用ガイド
  2. FutureNet NXR,VXRシリーズ
  3. 運用管理編

FutureNet

NXR,VXRシリーズ

運用管理編

17. Event notification設定

17-1. Event Notification設定

Event Notificationとは、イベント発生時にLINEまたはメールによる通知を行う機能です。
※「LINE」はLINE株式会社の商標または登録商標です。

また通知可能なイベントは下記の通りです。

  • Ethernetインタフェースのリンクアップ/リンクダウン
  • PPPの接続/切断
  • WWANの接続/切断
  • tunnelインタフェースのリンクアップ/リンクダウン
  • mapインタフェースのリンクアップ/リンクダウン
  • システムイベント

 

【 設定例 】

〔通知設定〕

<LINEの利用>
(config)#ens 1
(config-ens)#line [定義名] authorization bearer token [トークン]

LINE Notifyによる通知を行えるように設定します。
設定で使用するトークンはLINE Notifyで発行します。
LINE Notifyについては、こちらをご参照ください。

 

<メールの利用>
(config)#ens 1
(config-ens)#mail send server 1

メールサーバを指定します。

(☞) メールサーバ設定については補足で設定例を紹介しています。

(config-ens)#mail send to [宛先メールアドレス]

宛先メールアドレスを設定します。

(config-ens)#mail send from [送信元メールアドレス]

送信元メールアドレスを設定します。

(config-ens)#mail send subject [件名]

メールの件名を設定します。

 

〔イベント設定〕

<Ethernetインタフェースのリンクアップ/リンクダウン>
(config)#interface ethernet 0
(config-if)#event-notify [ens番号]

イベント発生時の通知方法をens番号で指定します。

 

<PPPの接続/切断>
(config)#interface ppp 0
(config-ppp)#event-notify [ens番号]

イベント発生時の通知方法をens番号で指定します。

 

<WWANの接続/切断>
(config)#interface wwan 0
(config-wwan)#event-notify [ens番号]

イベント発生時の通知方法をens番号で指定します。

 

<tunnelインタフェースのアップ/ダウン>
(config)#interface tunnel 1
(config-tunnel)#event-notify [ens番号]

イベント発生時の通知方法をens番号で指定します。

 

<mapインタフェースのアップ/ダウン>
(config)#interface map 0
(config-map)#event-notify [ens番号]

イベント発生時の通知方法をens番号で指定します。

 

<システムイベント>
(config)#system event-notify [ens番号] [プライオリティ]

ens番号でイベント発生時の通知方法を指定し、かつプライオリティを設定します。
(☞) プライオリティはinfo, warning, error, criticalから選択します。指定したプライオリティより低いイベントの場合は通知しません。各プライオリティでのイベント内容は、各製品のユーザーズガイド(CLI版)をご参照ください。

 

【 補足 】

メールサーバ設定はmail serverモードで設定します。
ここではSTARTTLSを利用してメール送信を行う設定例を紹介します。

(config)#mail server 1
(config-mail-server)#server authentication [認証方式]
(config-mail-server)#server smtp address localhost
(config-mail-server)#server smtp port [ポート番号]
(config-mail-server)#username [SMTPサーバ用ユーザ名] password [SMTPサーバ用パスワード]
(config)#ssl tunnel 1
(config-ssl-tunnel)#set protocol smtp
(config-ssl-tunnel)#remote address ip [SMTPサーバ] port 587
(config-ssl-tunnel)#listen address ip localhost port [ポート番号]

(☞) STARTTLSでは25番や587番ポートが使用されます。なお他に指定されているポート番号がある場合はそちらを設定して下さい。
(☞) メールサーバ設定のserver smtp portとSSLトンネル設定のlisten address ip localhost portは同じポート番号を指定します。