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NXR,VXRシリーズ

運用管理編

3. パケットダンプ

3-3. パケットダンプの外部転送

pcap形式で取得したパケットダンプはリモートサーバや外部ストレージに転送することができます。ここではCLI(コマンドラインインタフェース)を利用して、FTPサーバなどのリモートサーバやUSBメモリなどの外部ストレージにパケットダンプを転送する方法について説明します。

 

【 パケットダンプ機能対応機種 】

NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-350/C,NXR-230/C,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXRシリーズ(2023/8現在)

最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
実行例 補足

 

【 実行例 】

〔 パケットダンプの転送 〕

 

<FTPサーバの利用>
#copy dump ftp://[IPアドレス]/[ダンプファイル名]

取得したpcap形式のパケットダンプファイルをFTPサーバに転送します。なお、FTPサーバを利用する場合、anonymousによる接続方法のみ対応しています。よって、ユーザ名やパスワードを指定することはできません。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<SSHサーバの利用>
#copy dump  ssh://[ユーザ名]@[IPアドレス]/[ダンプファイル名]
[ユーザ名]@[IPアドレス]’s password:[パスワード]

取得したpcap形式のパケットダンプファイルをSSHサーバに転送します。この時SSHサーバのIPアドレスとユーザ名を合わせて指定します。コマンド実行後、パスワードの入力を求められますので、パスワードを入力します。認証後、転送を開始します。

(☞) 一部機種ではリバースSSHトンネリングを利用することもできます。リバースSSHトンネリングについてはこちら

 

<外部ストレージの利用>
#copy dump  disk0:[ダンプファイル名]

取得したpcap形式のパケットダンプファイルをdisk0と認識されている外部ストレージに転送します。コマンド実行後、転送を開始します。

 

<ZMODEMの利用>

【 対応機種 】

NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXR-x64(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

#copy dump  zmodem

取得したpcap形式のパケットダンプファイルをZMODEMプロトコルを用いて転送します。コマンド実行後、転送待ち状態になります。

(☞) ZMODEMの利用についてはこちらも併せてご参照ください。

 

【 補足 】

パケットダンプ転送時、以下のオプションを指定することができます。
(ZMODEMは除く。外部ストレージではディレクトリ指定のみ可)
※実行例はFTPサーバ利用時です。

 

 

<ディレクトリ指定>
#copy dump ftp://[IPアドレス]/[ディレクトリ名]/[ダンプファイル名]

ダンプファイルをディレクトリ毎に管理している場合、「ディレクトリ名/ダンプファイル名」を指定します。

 

<送信元IPアドレス指定>
#copy dump ftp://[IPアドレス]/[ダンプファイル名] source [送信元IPアドレス]

通常出力インタフェースのIPアドレスを送信元IPアドレスとしますが、冗長化している場合など送信元IPアドレスを固定したい場合に指定します。