
フィルタ FutureNet XRシリーズ技術情報 ()

- フィルタ設定でFQDNを用いて、エントリを作成することはできますか?
- FQDNフィルタ対応の機種・バージョンであれば、FQDNを指定することができます。
FQDN形式を使用する場合は、各種サービス設定の「DNSサーバ」を起動する必要があります。
- フィルタ設定にFQDNでのエントリを入力する場合に、ワイルドカードを利用できますか?
- 利用できません。
対象のFQDNを全て入力する必要があります。
- XRの設定画面に接続できる PCを限定するにはどうすればよいのですか?
- 入力フィルタにおいて、設定画面への接続を許す PCの IPアドレスを「送信元アドレス」として設定し、「プロトコル」に「tcp」、「あて先ポート」として「880」を設定し、「動作」を「許可」としてください。
「送信元アドレス」の指定時にはサブネットマスク値を忘れずに入れてください。
ホスト(1台のみ)指定の場合には「/32」という書式になります。
設定画面への接続を許す PCの IPアドレスを設定し終えた後、「プロトコル」が「tcp」で、「あて先ポート」が「880」となっているパケットを破棄する設定を加えてください。
例)
・環境
Ether0ポートには[192.168.0.254]が割り当てられているものとする。
Ether0ポートが LAN側、Ether1ポートが WAN側インタフェースとして動作しているものとする。
設定画面への接続は[192.168.0.1]、[192.168.0.2]からのみ可能とする。
インタフェース 方向 動作 プロトコル 送信元アドレス 送信元ポート あて先アドレス あて先ポート
Ether0ポート パケット受信時 許可 tcp 192.168.0.1/32 (空欄) (空欄) (空欄)
Ether0ポート パケット受信時 許可 tcp 192.168.0.2/32 (空欄) (空欄) (空欄)
Ether0ポート パケット受信時 破棄 tcp (空欄) (空欄) (空欄) 880
Ether1ポート パケット受信時 破棄 tcp (空欄) (空欄) (空欄) 880
- フィルタとステートフルパケットインスペクションの処理順序を教えてください。
- XRでは、以下の順序でフィルタリング処理が適用されます。
・入力時
「入力フィルタ」→「ステートフルパケットインスペクション」
・転送時
「転送フィルタ」→「ステートフルパケットインスペクション」
・出力時
「出力フィルタ」のみ
フィルタ設定において、外部へ公開するサーバが使用するポートを開放していない状態でステートフルパケットインスペクションを有効にしている場合、外部からのアクセス要求が届かず、公開することができない状態になりますのでご注意ください。