FutureNet MR-250/F 技術情報 ()
- MR-250/FにはDDNS機能は有しているのでしょうか。
- MR-250/FはDDNSクライアント機能を有しております。DDNSサービスプロバイダは、当社が提供するWarpLinkDDNSサービス、もしくはDynDNS社が提供するサービスから選択できます。
- MR-250/Fにオプションのアンテナは必要ですか。
- FOMAアダプタ用簡易アンテナが必要となります。
・FOMAアダプタ用簡易アンテナ
・FOMAアダプタ用ルーフトップアンテナ
- MR-250/Fよりクライアントに対してDCHPでIPアドレスを払い出すことはできますか。
- DHCPサーバー設定を設定して頂く事で、IPアドレスを払い出す事ができます。
- MR-250/Fの電源を切る場合どの様な操作が必要ですか。
- FOMAユビキタスモジュールが壊れる可能性がある為、INITボタンから停止して頂く必要があります。
LED1(SYS)が緑点灯中にINITスイッチを約3秒間押すと装置を停止します。
※停止後は全LEDが消灯します。
- 遠隔からのファームアップを行いたいが、コストがかかってしまいます。
- 差分ファームウェアを利用することにより、遠隔からのファームアップコストを削減することができます。
- PPP発信時に、PPPが繋がらない。
- PPPが繋がらない原因として以下が考えられます。
・ユーザID/パスワード設定が必要だが設定してしていない。または、間違っている。
・APNが間違っている
・アンテナが接続されていない
・電波状況が悪い。
- イーサネットポートはいくつありますか?
- 4ポート(100BASE-TX/10BASE-T)のスイッチングハブを備えています。小規模の拠点であればMR-250/Fだけでネットワークを構成できます。
- イーサネット通信速度や全二重/半二重などの通信モードを変えることはできますか?
- 4ポート個別に、自動ネゴシエーションや100BASE/10BASE固定の通信モード、またMDI/MDI-Xの設定を行うことができます。
詳しくはユーザーズマニュアルの「HUB設定」の項目をご参照ください。
- MR-250/FにFOMA用のアンテナは付属してますか?
- MR-250/Fに接続できる外部アンテナは別売となっております。用途に応じてNTTドコモのFOMAアダプタ用簡易アンテナ、FOMAアダプタ用ルーフトップアンテナなど、各社の製品を選択してください。
- MR-250/FのFOMA回線通信速度を教えてください。
- 下り最大384kbps(ベストエフォート)、上り64kbps(ベストエフォート)です。
- MR-250/Fを使ってFOMAデータ通信を行う場合、センター側はどのようなネットワークを利用して接続すればいいですか?
- NTTドコモが提供する閉域網サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」及びインターネット接続を利用できます。
- WANのセンター側からMR-250/Fへの着信は可能でしょうか。
- MR-250/FではNTTドコモが提供する閉域網接続サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」を利用することにより、拠点→センター方向の接続に加え、センター → 拠点方向の着信も可能になります。また、閉域網を利用するため、通信のセキュリティも確保できます。
- MR-250/Fを使って、拠点側からインターネット経由でセンターに接続することは可能でしょうか?
- MR-250/Fは、期間限定用途などのためにインターネット接続環境を提供しています。FOMAデータ通信を使って拠点側からインターネットにアクセスする、メールをする、本社やセンターにデータを送る/ダウンロードする、といった一般的なインターネット利用が可能です。ネットワーク回線の施工が不要なため、簡単にインターネット接続環境を配備/移設できます。また、拠点側から外部宛のパケットが発生した時だけ接続するため、従量制の料金プランを利用して通信費を抑えることができます。
- インターネット経由での接続を行う場合どのような契約が必要ですか?
- FOMA回線契約および、インターネット接続プロバイダとの契約が必要です。
- LAN上の複数の機器からWAN側のセンターへの同時アクセスは可能ですか?
- MR-250/Fは、複数のLAN機器からの同時アクセスを可能にするNAT/NAPTや、外部から特定のLAN機器へのアクセスを可能にする仮想サーバ機能(DNAT)、外部からの攻撃や内部からの意図しない接続を防止するパケットフィルタ機能を備えています。スタティックルートの設定もできるため、規模の大きなネットワークの一部に組み込んで利用することも可能です。さらに複数APN(Access Point Name)に対応しており、発信時には接続先IPアドレスに応じたAPNの選択、着信時には接続元のAPNに応じた認証やIPアドレスの選択が可能です。
- あらかじめ複数のAPN(Access Point Name)を登録しておき、接続先IPに対応したAPNを選択して接続できますか?
- MR-250/Fは最大5つの接続先ルールを設定することができます。接続先ルールには、発着信の指定、発信先APN、発信先ルートなどを登録しておきます。この接続先ルールを複数設定しておく事により、必要に応じてこれらの接続先を選んで接続できるようになります。発信時には接続先IPアドレスに応じたAPNの選択、着信時には接続元のAPNに応じた認証やIPアドレスの選択が可能です。
- MR-250/FでのPPPリンクの切断はどのようなタイミングで行うのですか?
- PPP切断方法としては以下の3つを運用状況に応じて指定することができます。
・無通信接続タイマ:PPPリンク上の送受信データが一定時間途切れた時切断します。
・強制切断タイマ:PPPリンク接続から一定時間経過で強制切断します。
・LCPエコーによる切断:LCP echo-requestパケットの応答がない場合に切断します。
詳しくはユーザーズマニュアルの「PPP(発信)設定」の項目をご参照ください。
- 回線交換を使って2台のMR-250/F同士の通信は可能でしょうか?
- MR-250/Fに内蔵しているFOMAユビキタスモジュールはFOMAパケット通信サービスのみに対応しています。回線交換型の通信には対応していないため、MR-250/F同士のFOMA通信は実現できません。
- MR-250/Fのスタティックルートは最大いくつ登録可能でしょうか?
- 最大50経路です。
- MR-250/Fの設定はどのように行うのか教えてください。
- WEBブラウザからネットワーク経由で接続して設定を行います。その他ファームウェアのバージョンアップ、設定のバックアップ、ログ情報のバックアップなど、すべての運用管理をこのWEB画面から行うことができます。
- MR-250/Fに動作や通信のログ機能はありますか?
- SYSLOG機能に対応しており、ログの出力先(内部/外部装置/内部外部の両方)指定や、ログの優先度の指定等も可能です。これらの通信記録を含む各種ログ情報は、本体の電源が切れても消えないように専用のメモリ領域に保存されています。
詳しくはユーザーズマニュアルの「SYSLOG設定」及び「ログの表示・削除」の項目をご参照ください。
- MR-250/F内部に貯えたログ情報をファイルとして外部に取り出すことは可能ですか?
- WEBブラウザで接続し、ログファイルとしてクライアントPC側に取得保存することができます。
詳しくはユーザーズマニュアルの「ログの表示・削除」の項目をご参照ください。
- MR-250/Fにはどのようなネットワーク診断機能がありますか?
- 接続しているネットワークへのPingやTracerouteの実行、また通信インタフェースの状態、スタティックルート、ARPテーブル情報の表示機能があります。
FOMA電波強度は、WEB画面及びLED表示で確認できます。
詳しくはユーザーズマニュアルの「ネットワーク診断」の項目をご参照ください。
- MR-250/FにDHCPサーバとしての機能はありますか?
- LAN上のDHCPクライアントに対してネットワークアドレスを配布するDHCPサーバとしての機能を持っています。
詳しくはユーザーズマニュアルの「DHCPサーバ設定」の項目をご参照ください。
- 「スケジュール設定」の「死活監視」とはどのような機能ですか?
- 「死活監視」は、LAN側の指定されたホストに対してPingパケットの送信を行うものです。指定された時間内にPing応答が返らないと、WAN側とPPP接続してない場合に限り、MR-250/Fの再起動を行います。
- MR-250/FでFOMAカードのPINコード編集は可能ですか?
- WEBブラウザから、FOMAカードの状態表示、PINコード設定、編集が可能です。
詳しくはユーザーズマニュアルの「FOMAモジュール」の項目をご参照ください。
- MR-250/Fが持つカレンダーの補正はどのように行うのでしょうか?
- MR-250/FはNTPクライアント(Network Time Protocol)機能を持っています。これによりネットワーク上のNTPサーバと時刻同期が可能です。この時刻同期は、スケジュール設定機能によりスケジュールを組んで実行させることができます。
詳しくはユーザーズマニュアルの「NTPクライアント」及び「スケジュール設定」の項目をご参照ください。
- MR-250/Fを自動的に再起動させることは可能でしょうか?
- スケジュール設定機能により、月、時、分、曜日、間隔、などの指定を組み合わせて、再起動するタイミングを細かくスケジューリングすることが可能です。WEBブラウザから直接再起動することもできます。
詳しくはユーザーズマニュアルの「スケジュール設定」の項目をご参照ください。
- MR-250/Fのファームウェアのバージョンアップを、遠隔側からFOMA経由で行うことは可能でしょうか?
- LAN側からと同様に、遠隔側からWEBブラウザで接続してバージョンアップが可能です。転送バイト数を少なくするために、サイズの小さい旧バージョンとの差分ファイルも提供します。
- MR-250/Fのシリアル変換機能を使う場合、RS-232インタフェースに接続するシリアル装置側で何らかの準備が必要ですか?
- MR-250/Fが発着信、プロトコル変換を行いますので、シリアル装置はTCP/UDPプロトコルやMR-250/Fを意識することなくネットワークとの通信が可能です(ただし直接RS-232接続している場合と比べて送受信タイミングが変わることはあります)。またMR-250/Fはプロトコル変換を行うだけで、データ部分に何らかのコードを追加・削除したり加工することはありません。センター側との送受信データを透過で受け渡しします。シリアル装置は必要に応じてMR-250/FとRTS/CTSやXON/XOFFフロー制御を行ってください。
詳しくはプロトコル変換機能説明書をご参照ください。
- MR-250/FのRS-232インタフェースにシリアル装置を接続してプロトコル変換機能を使う場合、シリアル通信装置の通信相手としてはWAN側、LAN側の機器どちらとでも可能ですか?
- MR-250/Fは、PPP設定、スタティックルート設定、プロトコル変換設定に従いルーティングしますので、LAN側、WAN側どちらでもプロトコル変換機能を使って通信可能です。
- プロトコル変換設定に「TCPトランスペアレント」と「UDPトランスペアレント」の2つのモードがありますが、どのように使い分けるのですか?
- TCPトランスペアレントモードの場合、ネットワーク側の通信プロトコルとしてTCP/IPを、UDPトランスペアレントモードはUDP/IPを使います。UDPはTCPのようにセッションの接続・切断をおこなわず、送信データの送達確認や再送も行われません。従ってデータの完全性は保証されませんが、通信処理の負荷も少ないので複数の相手と頻繁に通信を行うような場合に効果的です。また再送回数の制限など細かい通信制御を行う場合もUDPは効果的です。
詳しくはプロトコル変換機能説明書をご参照ください。
- プロトコル変換設定の「TCPトランスペアレント」モードの接続形態として、サーバ、クライアント、サーバ&クライアントがありますが、どのように使い分けるのですか?
- 接続形態の指定は、PPP接続後のTCP接続(コネクション)の方向を定めるものです。
サーバに設定した場合、MR-250/Fは常にネットワーク上のホストからのTCP接続要求を待ちます。TCP接続要求を行うのはネットワーク上のホストになります。
クライアントに設定した場合は、MR-250/Fからホストコンピュータに対してTCP接続要求を行います。これはMR-250/FのRS-232でデータ受信したり、RS-232の入力信号の状態変化をトリガとして、あらかじめ指定したホストにMR-250/F側からデータを送るようなケースで利用します。ホスト側からのTCP接続要求は受け付けません。
サーバ&クライアントに設定した場合、先にクライアントとして接続事象が発生するとMR-250/F側からTCP接続要求し、逆にネットワーク上のホストから先にTCP接続要求を受けるとサーバとして接続する両面待ちのモードです。
詳しくはプロトコル変換機能説明書をご参照ください。
- プロトコル変換設定の「接続先設定」は最大10ヶ所まで登録できますが、その宛先はLANとWANの混在や異なるAPNの混在は可能でしょうか?
- LANとWANとの混在は可能です。WAN側の接続先として複数のホストを登録する際は、PPP接続の切り替わりが起こらないよう、同じ接続先ルール内のホストを登録するようにしてください。
- シリアル変換機能を使う場合、MR-250/Fの通信相手となるネットワークのホスト側にはどのような準備が必要でしょうか?
- ネットワークのホスト側にはソケットプログラムを作成してMR-250/Fと通信を行います。ソケットプログラムで送信したデータはそのまま透過でMR-250/FのRS-232に出力され、逆にRS-232から受信したデータはそのままホストのソケットプログラムで受信できます。ホストで作成するソケットプログラムは、MR-250/Fのプロトコル変換の動作モードによって、UDP、TCPサーバ、TCPクライアントと異なりますので、詳しくは「プロトコル変換機能説明書」をご参照ください。
- MR-250/Fに接続したシリアル通信装置とLAN上の機器、両方から同時にMR-250/Fを介してWAN側のセンターにアクセスできますか?
- 両方共同じ接続先ルールのホストが宛先であれば同時に通信可能です。発信先APNが異なる場合は一方のPPP接続が切れるまで他方は通信できません。
- シリアルインタフェースの仕様を教えてください。
- インタフェース RS-232(DTE)×1ポート
伝送方式 全2重通信
同期方式 調歩同期式
フロー制御 RTS/CTS制御、XON/XOFF、制御なし
適用伝送速度 300, 600, 1200, 2400, 4800, 9600, 19200, 38400, 57600, 115200, 230400bps
コネクタ形状 D-sub 9ピン(オス)
固定ネジ形状 インチネジ
詳しくはプロトコル変換機能説明書の「RS-232インタフェース」の項目をご参照ください。
- MR-250/FはどのようなLED表示を行ってますか?
- LED0(PWR):電源表示
LED1(SYS):装置の動作状態
LED2(ANT):アンテナ受信状態
LED3(PCKT):パケット通信状態
LED4(EXT):シリアル通信状態
イーサネットコネクタのLED:リンク状態と通信速度(100/10BASE)の表示
詳しくはユーザーズマニュアルの「LED/SWの説明」の項目をご参照ください。
- 本体のサイズと重量を教えて下さい。
- 118mm(W)× 74mm(D)× 33mm(H) ※突起物を除く、本体約 340gです。
- 最大消費電力と発熱量を教えてください。
- 通常約3W~4W、最大約7W、最大 約 25.1kJ(約 6.0kcal)です。
- 動作環境条件を教えて下さい。
- 動作温度:-20℃~50℃(ACアダプタを除く)
動作湿度:25%~85%(結露なきこと)
- MR-250/FはRoHS指令に対応してますか?
- 対応しています。
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- 製品の設定例を集めています
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