
L2TPv3 FutureNet XRシリーズ技術情報 ()

- L2TPv3ではVLANタグフレームを透過させることはできますか?
- 可能です。
なおXRのL2TPv3機能では、VLANタグを付与する機能も実装されています。
- L2TPv3機能でL2TPセッションを暗号化することはできますか?
- L2TPセッションは、IPsecで暗号化することができます。
XRのWAN-WAN間でIPsecを張ります。
なお設定方法に関しましては、こちらから設定例がダウンロードできます。
- L2TPv3機能は固定IP 動的IPアドレス環境でも利用できますか?
- 利用可能です。
この場合、ネゴシエーションは動的IPアドレス側から行う形になります。
- L2TPv3機能でL2TPv3セッションが切れた場合、自動再接続は行えますか?
- 可能です。
L2TPv3機能のReschedule Interval機能で設定できます。
- L2TPv3で二重化構成はできますか?
- 可能です。
XRのL2TPv3機能では、グループ機能を用いることによりL2TPv3セッションの二重化に対応しています。
なおグループ機能の設定方法に関しましては、こちらから設定例がダウンロードできます。
- L2TPv3でL2TPv3の設定は合っているのに、セッションが確立しません。
- 入力フィルタの設定でプロトコル L2TPが許可されていない可能性があります。
WAN側インタフェースでステートフルパケットインスペクションを有効にしている場合は、入力フィルタの設定でプロトコル L2TPを「許可」するようにしてください。
- L2TPv3機能でL2TPセッション確立後、対向ルータのLAN側にアクセスできないのですが?
- L2TPv3のセッション経由で、対向のL2TPv3ルータのLAN側インタフェース(Xconnectインタフェース)へ通信を行った場合、対向のXRは応答を返さないため、通信を行うことはできません。
- L2TPv3機能またはルータの起動後、L2TPv3のネゴシエーションを開始しません。
- L2TPv3機能では、インタフェースによって自動的にL2TPv3のネゴシエーションを開始するために必要な設定があります。
・Ethernetインタフェースの場合
Xconnect設定にある「Auto Negotiation設定」を「有効」にすることによりL2TPv3起動後に自動的にL2TPv3トンネルの接続が開始されます。
・PPPインタフェースの場合
L2TPv3 Tunnel設定にある「Bind Interface設定」でPPPインタフェースを設定することにより、PPP/PPPoEの接続/切断に伴って、L2TPトンネルとセッションの自動確立/ 解放がおこなわれます。
※PPPインタフェースアップ後にL2TPv3を起動した場合は、L2TPv3のネゴシエーション を開始するために、Xconnect設定にある「Auto Negotiation設定」を「有効」にしておく必要があります。
- L2TPv3で動的IP同士で利用することは可能でしょうか?
- 申し訳ございませんがL2TPv3をご利用頂く場合、動的IPアドレス同士の拠点間接続はできません。
必ず片側の拠点のWAN側IPアドレスは固定IPアドレスである必要があります。