FutureNet

NXR,VXRシリーズ

運用管理編

1. ファームウェアの更新

1-2. 起動時のファームウェア指定

本体内のフラッシュメモリにはファームウェアを最大2つ保存することが可能です。これにより、運用状況に応じてすぐに以前のファームウェアに戻して運用を継続することができます。

ここではコマンドラインインタフェース(CLI)を利用して、ファームウェアバージョンの確認や起動時のファームウェア指定方法について説明します。

 

【 本設定例対応機種 】

NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-350/C,NXR-230/C,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ(2023/8現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
実行例 補足

 

【 実行例 】

<動作中のファームウェアバージョンの確認>
#show version
Century Systems NXR-G110 Series ver 21.7.11 (build 8/15:10 22 06 2021)

現在動作中のファームウェアバージョンを表示します。

 

<保存されているファームウェアの確認>
#show version flash
[Flash:1]
Century Systems NXR-G110 ver 21.7.11 (build 8/15:10 22 06 2021)
[Flash:2]
Century Systems NXR-G110 ver 21.7.10 (build 3/10:07 28 04 2021)

本体内のフラッシュメモリに保存されているファームウェアのバージョンを表示します。

 

<ファームウェアの起動設定の確認>
#show system boot
Boot firmware is on flash 1
* Current firmware is on flash 1

次回起動時のファームウェアが保存されている面、および現在動作中のファームウェアが保存されている面を表示します。この実行例では、次回起動時のファームウェアおよび動作中のファームウェアともにflash1に保存されているファームウェアとなっています。

 

<次回起動時のファームウェア指定>
(config)#system boot flash 2

次回起動時、Flash:2に保存されているファームウェアで起動します。

 

【 補足 】

#firmware update ftp://[IPアドレス]/[ファームウェア名] no-boot

ファームウェアの更新時、no-bootオプションを指定することにより更新したファームウェアで起動しないようにすることが可能です。
本体のファームウェア更新についてはこちらもご参照ください。