FutureNet MA-E300シリーズは-20℃~60℃の動作温度範囲に対応し、省電力性にも優れた小型のLinuxアプライアンスサーバです。オフィス内だけでなく屋外設置の組み込みシステムや観測システム、M2Mシステムのコンセントレータ、中継装置としても安定した運用が可能です。また、鉄道での振動規格であるJIS E4031 2種に対応しています。
CPUにARMコアの高性能プロセッサ Sitara AM3352(テキサスインスツルメンツ社製、CPUクロック 1GHz)を採用、メモリは標準で512MB搭載し、最大で1GBまで拡張できます。2つのギガビットイーサネットインタフェースに加え、RS-232、USB、SDカードスロットを備えています。Linuxの強力なソフトウェアと組み合わせることで、ルータ機能をベースとした特定サービス専用ルータ、アプリケーション・ゲートウェイ、ネットワーク監視ボックス、遠隔監視システムの拠点側サーバなどとして利用できます。
OSとしてUbuntuディストリビューションのサブセットをプリインストールしており、オープンソースで提供されている多数のLinuxアプリケーションが利用可能です。また、「Java SE Embedded 8」(ARM アーキテクチャ版)を標準で搭載し、Linux のアプリケーションに加え、JAVAで作成したアプリケーションも容易に実行できるようになりました。
これまでパソコンと周辺機器を組み合わせておこなっていた処理もM2M 専用機としてMA-E300シリーズ1台に移行できます。また、東南アジア、ヨーロッパ、北米向けを中心に各国の安全規制への対応を順次進めてまいりますので海外拠点を含めたネットワークでご利用いただけます。
- ●FOMAハイスピード対応の通信モジュールを本体に内蔵したモデル
- ●Java SE Embedded 8を標準搭載
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OSとしてLinuxカーネル 4.19.12(またはそれ以降)を含むUbuntu 18.04LTS ディストリビューションのサブセットをプリインストールしています。出荷時の状態でオープンソースで提供されている多数のLinuxアプリケーションが利用可能です。ログ情報の閲覧やシステムの停止などの基本的な操作は専用のWEB画面からおこなえます。パソコンで開発したソフトウェアをスムーズに移植できるようにCPUやメモリの性能を高めています。
また、パソコン環境との差がほとんどなくなった組込用「Java SE Embedded 8」のFull JREを標準で搭載します。これにより、パソコンからMAシリーズへのJavaアプリケーションの移行がより簡単になります。 - ●強力なネットワーク機能
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MA-E350/FD16は2つのギガビットイーサネットインタフェース(RJ-45)を搭載しています。また、暗号化処理専用のハードウェアを搭載しています。通信手段としてはギガビットイーサネットによる有線のネットワーク接続に加え、モバイルデータ通信端末接続インタフェースを備えておりNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、およびそのMVNO各社から提供されるUSB型モバイルデータ通信端末を接続できます。また、イーサネットとモバイルデータ通信を組み合わせてリモートルータとして利用することも可能です。
PPPやPPPoE接続機能、経路制御、NAT/NAPT、パケットフィルタ、SSHによる暗号化などLinuxの優れたネットワーク機能を自由に利用できるため、サーバアプリケーションと組み合わせて、特定用途向けの専用サーバ兼ルータを短期間で実現できます。 - ●豊富なブート機能
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フラッシュメモリで、2つのファームウェアを切り替えて使う機構を備えています。例えば1面側に運用中のカーネルとファイルシステムを搭載、2面側にその更新版を搭載しておき、更新版での試験運用の際に問題が発生したら1面の従来版に戻して運用を継続する、などの使い方ができます。
このほか、WindowsでLinuxのクロス開発環境を作るのに必要なソフトウェアをインストールした状態のVirtualBOX用OSイメージをSDKで提供します。なお、SDKは最新のカーネルにも追従し、開発者向けの専用サイトのGitリポジトリで随時最新版を公開します。
これらの開発環境を使って、FutureNet MA-E300シリーズで動作するLinuxアプリケーションの開発や、独自の起動用SDカード、USBメモリ(ファイルシステム)の作成、独自ファームウェアの作成が可能です。また、NAND Flash(256MB)での起動の場合、以下のようにファームウェア領域①、ファームウェア領域②、ユーザ領域に分割して利用し、ファームウェアの二重化しています。どちらのファームウェア領域で起動するかはEEPROMに保存した設定(起動ファーム選択フラグ)により切り替えを行います。ファームウェア更新時は現在の起動面と異なる面に対して以下の処理を行います。
①rootfs領域の更新
②Kernel領域の更新
③EEPROMの起動ファーム選択フラグを更新
このようにファームウェアを二重化することで、ファームウェア更新時に意図しない電源断が発生などによりファームウェア更新に失敗した場合でも、正常な面のファームウェアで起動可能となります。 - ●低消費電力、高性能、高信頼性、耐環境性
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省電力CPUや電源回路の最適化により、スリープ時約0.3Wという低消費電力を実現しています。無人の環境や屋外での利用を想定し、ファンなどの可動部品を使用しないことにより高信頼性を確保し、24時間365日の常時稼働と-20℃~60℃(ACアダプタを除く)での動作保証を実現しています。
- ●クラウド対応
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弊社から提供中の「WarpLink DDNSサービス」および「WarpLink ICESサービス」に対応します。有線やモバイルを利用したリモート監視環境(IPカメラによる動画での監視やルータの死活監視、機器SYSLOGの収集、運用情報の取得等)を簡単に実現できます。
また、今後WarpLinkで提供予定のデータ収集サービス等に対応したクライアントアプリケーションも無償で提供する予定です。 - ●Things Cloud 推奨デバイス
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「Things Cloud」は、NTTコミュニケーションズが提供しているIoT Platformの名称です。
MA-E300シリーズは、NTTコミュニケーションズが定めた試験項目について「Things Cloud」と通信試験を実施し、試験項目をすべてPASSした NTTコミュニケーションズより推奨対象となっている製品です。
デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、多彩な機能やさまざまなシーンを想定したテンプレートを活用することや、各種センサー対応、Things CloudからMA-E300シリーズの制御など要望に応じた機能追加が可能です。 - ●海外対応
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東南アジア、ヨーロッパ、北米向けを中心に各国の安全規制への対応を順次進めてまいります。これにより海外拠点を含めたネットワーク構築にも対応できるようになります。
FutureNet MA-E350/NはFOMAハイスピード対応の通信モジュールを本体に内蔵したモデルです。屋外や組み込みシステムで利用する場合や、他社のオフィス等に設置する場合、有線でのWAN接続ができないケースがあります。モバイル通信を利用すると回線工事をすることなくワイヤレスでインターネットや閉域網サービス「ビジネスmoperaアクセスプレミアム」への接続がおこなえます。
また、内蔵型の通信モジュールは運用中に外れる心配がないほか、外部アンテナを接続できるため、別の装置や設備に組み込んでも安定した通信状態を保てるというメリットがあります。また、USBタイプと比べて対応温度範囲が広いため屋外設置など温度条件が厳しい環境にも対応できます。回線サービスはNTTドコモのデータ通信プランをはじめ、各社のMVNOサービスに対応しており、コスト要件に応じて柔軟に回線を選択できます。
製品名 | FutureNet MA-E350/N | |
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CPU | テキサスインスツルメンツ社 Sitara AM3352 (ARM Cortex-A8 core) 1GHz (300MHz~1GHz動的切り替え対応) |
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メモリ構成 | NAND FLASH 256MB、DRAM 512MB、NOR FLASH 2MB、EEPROM 2kByte ※ DRAMは最大 1GBまで拡張可能 |
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インタフェース | イーサネット | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T × 2ポート RJ-45 コネクタ、Auto Negotiation、Full/Half Duplex、Auto MDI/MDIX |
WAN | FOMA通信モジュール | |
シリアル | RS-232(Dsub9) × 1 RS-232(RJ-45) × 1 |
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USB | USB 2.0 ホスト × 1ポート(TYPE-Aコネクタ)、 内部インタフェース × 1ポート |
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SDカードスロット | SDHC対応 SDカード × 1スロット ※ SDメモリカードに対応 |
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基本ソフトウェア | OS | Linux(Kernel 3.14以降) |
起動方法 | FlashROM boot、SD boot、USB boot | |
PPP接続 | ○ | |
運用管理 | 設定手段 | WEB設定画面、Linuxログイン(シェル)、SSH |
ファームウェア更新 | ○ ※ WEB設定画面、tftp | |
構成定義情報 | WEB設定の設定内容ダウンロード、アップロード | |
ログ監視 | Syslog(rsyslog)による監視 | |
その他 | DHCPサーバ、時刻設定、NTPクライアント/サーバ | |
サイズ | 外観寸法 (突起物を除く) |
81.0mm(W) x 137.0mm(D) x 40.2mm(H) |
環境 | 使用電源、電源形状 | DC +12V ※ DCジャック(ACアダプタ) または 3pinネジ止め式コネクタ |
消費電力 | スリープ時: 0.3W、待機時: 3.7W、最大負荷時: 7.9W | |
本体動作条件 | CPU 1GHz/1000BASE-Tリンク時:-20℃~40℃ CPU 300MHz/1000BASE-Tリンク時:-20℃~50℃ CPU 300MHz/100BASE-TXリンク時:-20℃~60℃ 20~90%(結露なきこと) |
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耐振動性 | 最大加速度4G(振動数10~55Hz 振幅0.35mm) | |
重量 | 本体重量 (アダプタ・ケーブル等除く) |
480g |
添付品 | 保証書、ACアダプタ |
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- センター向けVPNルータ
- 大規模センタ向けモデル
- 中規模センタ向けモデル
- 拠点向けVPNルータ
- 10Gイーサネット / 5G 対応モデル
- ハイスペックモデル
- 耐環境性能強化モデル
- IoT向け小型モデル
- デュアルSIMモデル
- デュアル通信モジュール搭載モデル
- 省電力モデル
- 防水防塵/PoE/デュアルSIMモデル
- 仮想ソフトウェアルータ
- リモート管理サーバ
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- FutureNet RAシリーズ
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- FutureNet MA-X300シリーズ
- ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,USB,SD) - + LTE
- + LTE/アナログ入力/DIO拡張
- + 海外対応LTE
- + PoE/SSD
- FutureNet MA-E300シリーズ
- ベースモデル(Ether,RS-232,USB,SD)
- + RS-485変更
- + RS-232拡張/RS-485/DIO
- + SSD
- + 音声入出力/DIO
- + LTE
- + LTE/RS-485変更
- + LTE/RS-485/DIO
- + LTE/RS-485/アナログ入力/DIO
- + LTE/無線LAN
- + LTE/音声入出力/DIO
- + 海外対応LTE/RS-485
- + 海外対応LTE/RS-485
/アナログ入力/DIO
- FutureNet MA-S120シリーズ
- ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,SD) - + 無線LAN/BLE
- + Wi-Fi HaLow
- + アナログ入力
- + 海外対応LTE/アナログ入力
- + USB
- + CAN
- + バッテリー
- + バッテリー/アナログ入力
- FutureNet MA-S110シリーズ
- ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,SD) - + 無線LAN/BLE
- + アナログ入力
- + USB
- FutureNet MA-P160シリーズ
- 防水防塵,PoE,RS-485,DIO,SD,
デュアルSIM - + Wi-Fi Halow
- FutureNet MA-E400シリーズ
- デュアルコアCPU
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- シリアル変換機能搭載モデル
- 耐環境性強化/小型モデル
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- FutureNet FAシリーズ
- FutureNet XIOシリーズ
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- 産業用PoEインジェクタ―
- 産業用PoEスイッチ
- 産業用電源コントローラ
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- FutureNet FL-PCIシリーズ
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- アンテナ
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- 対応アンテナ一覧
- DP-BRO-MI2
- FMSP800W-HxM-xMIMO
- FMM800W-4T-xM-BP-LTE
- WH-800-MI2
- DP-BRO-AD
- MG827-x-SMAP
- RTA827-x-SMAP
- DP-BRO-RE
- HW-MULTI-RSMA
- HW-MULTI-GA-RSMA
- TG.55.8113
- GSA.8835.A.101111
- 簡易アンテナEG
- 簡易アンテナSG
- MG-900A(Type-D2)
(屋外アンテナ) - FOMAアダプタ用
ルーフトップアンテナ02 - FOMAアダプタ用
小型防滴アンテナ - FOMAアダプタ用
簡易アンテナ - 無線LANアンテナ
HW-TABG3-RSMAR
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