FutureNet

NXR,VXRシリーズ

ネットイベント編

2. トラック設定

2-2. インタフェースリンク監視設定

トラックでインタフェースのリンク状態を監視する設定例です。

 

【 対応機種 】

NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-350/C,NXR-230/C,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,NXR-G050シリーズ,VXRシリーズ(2023/8現在)

設定例で使用している機能の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
設定例 補足

 

【 設定例 】

リンクチェックを無効にしている場合、リンクダウンを検知できません。なお、PPPやトンネルインタフェースのようにインタフェースの作成/削除ができるものに関しては、この限りではありません。

 

<基本設定>
(config)#track 1 interface ethernet 0
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … インタフェースリンク監視
  • 対象インタフェース … ethernet0

 

<イニシャルタイムアウト設定>
(config)#track 1 interface ppp 0 initial-timeout 30
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … インタフェースリンク監視
  • 対象インタフェース … ppp0
  • イニシャルタイムアウト … 30秒

(☞) インタフェースリンク監視設定で監視開始直後、リンクダウン状態の場合、トラックステータスはイニット(init)になります(リンクアップ後、トラックステータスはアップに遷移します)。イニシャルタイムアウトを設定することで設定時間経過後、トラックステータスをダウンに遷移することができます。

 

<リカバリディレイタイマ設定>
(config)#track 1 interface ppp 0 delay 30
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … インタフェースリンク監視
  • 対象インタフェース … ppp0
  • リカバリディレイタイマ … 30秒

(☞) リカバリディレイタイマを設定することでインタフェースリンクアップ後、トラックステータスを直ちにアップせずにダウンのまま監視動作を継続します。そして、設定時間経過後トラックステータスはアップに遷移します。なお、リカバリディレイタイマ動作中にリンクダウンを検知した場合、リカバリディレイタイマは無効になります。

 

【 補足 】

Ethernetインタフェースの初期状態をトラックしている場合、初期のトラック状態(Ethernetインタフェースのリンクのアップ/ダウン)は次のとおりです。

  • リンクアップ時
    トラックステータスは直ちにアップになります。
  • リンクダウン時
    • イニシャルタイムアウト設定時、設定時間経過前までにアップ通知がない場合、トラックのステータスをダウンにします。
    • イニシャルタイムアウト未設定時、1秒後に再度リンク状態を取得しアップでなければトラックのステータスをダウンにします。