FutureNet

NXR,VXRシリーズ

ネットイベント編

2. トラック設定

2-6. OSPFネイバー監視設定

トラックでOSPFのネイバー状態を監視する設定例です。

 

【 対応機種 】
NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-610Xシリーズ,NXR-530,NXR-350/C,NXR-230/C,NXR-160/LW,NXR-G200シリーズ,NXR-G180/L-CA,NXR-G120シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G100シリーズ,VXRシリーズ(2023/8現在)

設定例で使用している機能の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

【 設定例 】

 

<基本設定>
(config)#track 1 ospf neighbor 192.168.10.1
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … OSPFネイバー監視
  • 対象OSPFルータID … 192.168.10.1

 

<イニシャルタイムアウト設定>
(config)#track 1 ospf neighbor 192.168.10.1 initial-timeout 30
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … OSPFネイバー監視
  • 対象OSPFルータID … 192.168.10.1
  • イニシャルタイムアウト … 30秒

(☞) OSPFネイバー監視設定で監視開始直後、OSPFネイバーが確立していない場合、トラックステータスはイニット(init)になります(OSPFネイバー確立後、トラックステータスはアップに遷移します)。イニシャルタイムアウトを設定することで設定時間経過後、トラックステータスをダウンに遷移することができます。

 

<リカバリディレイタイマ設定>
(config)#track 1 ospf neighbor 192.168.10.1 delay 60
  • トラック番号 … 1
  • 監視方法 … OSPFネイバー監視
  • 対象OSPFルータID … 192.168.10.1
  • リカバリディレイタイマ … 60秒

(☞) リカバリディレイタイマを設定することでOSPFネイバー確立後、トラックステータスを直ちにアップせずにダウンのまま監視動作を継続します。そして、設定時間経過後トラックステータスはアップに遷移します。なお、リカバリディレイタイマ動作中にOSPFネイバーが他のステートへ変化したことを検知した場合、リカバリディレイタイマは無効になります。