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- NAT・フィルタ編
FutureNet
NXR,VXRシリーズ
NAT・フィルタ編
1. フィルタ設定
1-4. FQDNフィルタ設定
IPアクセスリスト設定の条件にFQDNを指定する設定例です。IPアクセスリスト設定の条件にFQDNを指定することにより、FQDNに対応するIPアドレスが複数ある場合でも、そのIPアドレスを一つ一つアクセスリストに設定する必要がなくなります。この例では、www.example.comのTCPポート80番宛のアクセスを制限します。
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構成図 | 設定フロー | 設定例 | 設定例解説 | 端末の設定例 | 付録 |
【 構成図 】
【 設定フロー 】
【 設定例 】
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxrg100(config)#interface ethernet 0
nxrg100(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
nxrg100(config-if)#exit
nxrg100(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxrg100(config)#ip access-list ppp0_forward-out deny any www.example.com tcp any 80
nxrg100(config)#ppp account username test1@example.jp password test1pass
nxrg100(config)#interface ppp 0
nxrg100(config-ppp)#ip address negotiated
nxrg100(config-ppp)#ip access-group forward-out ppp0_forward-out
nxrg100(config-ppp)#ip masquerade
nxrg100(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg100(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxrg100(config-ppp)#ppp username test1@example.jp
nxrg100(config-ppp)#exit
nxrg100(config)#interface ethernet 1
nxrg100(config-if)#no ip address
nxrg100(config-if)#pppoe-client ppp 0
nxrg100(config-if)#exit
nxrg100(config)#dns
nxrg100(config-dns)#service enable
nxrg100(config-dns)#exit
nxrg100(config)#fast-forwarding enable
nxrg100(config)#exit
nxrg100#save config
【 設定例解説 】
1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxrg100(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
ethernet0インタフェースのIPアドレスを設定します。
2. <スタティックルート設定>
デフォルトルートを設定します。
3. <IPアクセスリスト設定>
IPアクセスリスト名をppp0_forward-outとします。そして宛先FQDN www.example.com,宛先TCPポート番号80のパケットを破棄します。
(☞) IPアクセスリストを設定しただけでは、フィルタとして有効にはなりません。フィルタリングを行うインタフェースでの登録が必要になります。
(☞) 設定したFQDNに対して名前解決ができない場合、設定が反映されませんのでご注意下さい。
4. <PPPアカウント設定>
ppp0インタフェースで使用するISP接続用ユーザID,パスワードを設定します。
(☞) ここで設定したアカウントはppp0インタフェースの設定で指定します。
5. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxrg100(config-ppp)#ip address negotiated
ppp0インタフェースのIPアドレスが動的IPアドレスの場合、negotiatedを設定します。
IPアクセスリストppp0_forward-outをforward-outフィルタに適用します。
nxrg100(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg100(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効にします。またTCP MSSの調整機能をオートに設定します。
ISP接続用ユーザIDを設定します。
(☞) PPPアカウント設定で登録したアカウントを設定します。
6. <ethernet1インタフェース設定>
nxrg100(config-if)#no ip address
nxrg100(config-if)#pppoe-client ppp 0
PPPoEクライアントを設定します。また使用するPPPインタフェースとしてppp0を指定します。
7. <DNS設定>
nxrg100(config-dns)#service enable
DNSサービスを有効にします。
8. <ファストフォワーディング設定>
ファストフォワーディングを有効にします。ファストフォワーディングを有効にすることでパケット転送を高速に処理することができます。
(☞) ファストフォワーディングの詳細および利用時の制約については、NXR,WXRシリーズのユーザーズガイド(CLI版)に記載されているファストフォワーディングの解説をご参照ください。
【 端末の設定例 】
IPアドレス | 192.168.10.100 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.10.1 |
DNSサーバアドレス |
【 付録 】
目次
更新情報
→ 一覧へ- 2024.10.01NXR,VXR
ネットイベント編
3-19. DDNSクライアントの有効/無効化設定 - 2024.10.01NXR,VXR
運用管理編
11-3. センチュリー・テクニカルサポート情報の取得と転送 - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
2-18. センチュリー・テクニカルサポート情報の取得(maint/century-tech-support) - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
2-17. デバッグタイマの実行(maint/debug) - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
12-10. SSHクライアント設定(ssh-client)
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