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製品情報

中小規模ネットワーク向けRADIUS サーバアプライアンス
『FutureNet RA-930』発表のご案内

センチュリー・システムズ株式会社(本社:東京都武蔵野市、代表取締役:田中邁、以下:センチュリー・
システムズ)は、中小規模向けのRADIUS サーバ『FutureNet RA-930』を発表します。

 

FutureNet RA-930

『FutureNet RA-930』(以下、RA-930)は、RADIUS サーバアプライアンスとして実績のある『FutureNet RA-830』(以下、RA-830) の後継機種になります。

プライベート CA(認証局)機能を備えており、本製品だけで IEEE 802.1X 認証に必要なデジタル証明書の発行から認証までおこなえるため、社内ネットワークセキュリティの強化を目的とした認証サーバとしてご利用いただけます。

また、IP-VPN サービスでのユーザ認証や、弊社の VPN ルータ FutureNet NXR シリーズ、FutureNet NXR-Gシリーズが提供する「Web 認証機能」の認証サーバとしてもご利用いただけます。

  •  ●RADIUS ポート(1645/1646, 1812/1813)が標準で利用可能なRADIUS サーバ機能
     ●PAP/CHAP、EAP-TLS、EAP-PEAP、EAP-TTLS プロトコルなど、様々な認証方式に対応
     ●プライベートCA 機能による証明書の発行、管理
     ●わかりやすい操作画面により導入、運用が容易
     ●eduroam※対応RADIUS Proxy 機能
     ●追加ライセンスなしで、Microsoft® Active Directory®やLDAP 連携
     ●Active-Active 方式の冗長化をサポート

 

特徴

■ RADIUS サーバ機能
RADIUS ポート(1645/1646, 1812/1813)が標準で利用でき、任意のポートを設定することも可能です。また、標準アトリビュートに加えてベンダー独自のアトリビュート(VSA)を自由に追加できるため、NAS や
RAS、認証VLAN、SSL-VPN などの製品と連携が可能です。さらに運用面で重要になる同一ユーザIDによるアクセス数制限機能を持ち、多重ログインを防止できます。同時ログインを許す場合はそのログイン数の制限(最大9 まで)が可能です。同一ID で無制限にアクセスを許可することも可能です。

■様々な認証方式に対応
RADIUS で標準的なPAP/CHAP に加え、認証スイッチのポートアクセス制御や無線LAN のアクセスポイントで利用されているEAP-TLS、EAP-PEAP、EAP-TTLS プロトコルに対応しています。これにより認証スイッチや無線LAN アクセスポイントなど様々な経路で要求される大量のユーザ認証を集中的に処理、一括管理できます。

※ EAP (Extensible Authentication Protocol、拡張認証プロトコル)

様々な認証方式に対応

■ プライベートCA 機能による証明書の発行、管理
IEEE 802.1X(EAP-TLS, EAP-PEAP, EAP-TTLS)を使って認証する場合、証明書が必要になります。RA-930は自身がCA(認証局)としてサーバ証明書やクライアント証明書を発行でき、不要になればそれらの証明書を失効させることも可能です。1 ユーザにつき複数枚の証明書を発行することが可能なので、有効期限が切れる前に新しい証明書を発行することができます。開始期日を設定した証明書も発行できるので、運用条件にあわせた対応が可能です。認証サーバとは関係なく通常の認証局としても利用できるためSSL-VPN 装置や他の認証・承認システムのために証明書が発行することが可能です。外部CA から発行した証明書も利用できるため、既存のシステムの証明書をFutureNet RA シリーズにインポートし、管理画面へのアクセスであるHTTPS サーバの証明書として利用することが可能です。

■ 多数のユーザに対応
RA-930 は内部に2,500 ユーザまでの情報を格納できます。ユーザ情報は”プロファイル”と呼ばれる属性の集まりを利用することにより、グループ化して効率よく管理できます。ユーザ情報はプロファイルやユーザ証明書を含めテキストファイルでの一括登録、あるいは取り出しが可能です。また、Microsoft® ActiveDirectory® やLDAP サーバで管理しているユーザデータベースとの連携も可能です。

■ eduroam 対応、RADIUS Proxy 機能
認証時にユーザ名のrealm(@以降の部分)に応じて認証するRA-930 を自動的に選択し、振り分けます。各部門でRA-930 を使用している場合、ユーザに応じて各部門に振り分けることができます。また、振り分けるだけでなく自分自身でも認証が可能ですので、人数の少ない部門やゲスト用は自分自身で認証を行うこともできます。eduroam に対応していますので、「部門内の接続」と「eduroam を利用した部門外での接続」の両方の認証を1 台で対応できます。

■ 冗長構成
RA-930 は複数台によるActive-Active 方式の冗長化をサポートしています。1 台(プライマリ)に障害が発生しても別(セカンダリ)を利用して運用を継続できます。ログ・セッション情報を同期しているため、負荷分散目的でも使用可能です。さらにマスタ-スレーブ方式の設定情報の同期機能をサポートしています。いずれかのRA-930 をマスタとして設定すると、その設定がスレーブにも自動的に反映されます。同期化区間はTLS により暗号化されます。

■ 親子連携機能
RA-930 は上位機種であるRA-1400 を親機として親子連携が可能です。各拠点の端末は、通常子機で認証を行いますが、万一の故障時にはセンタの親機で認証を継続できるため、効率的なバックアップが実現できます。また、子機は常時ログ・セッション情報を親機に送信し、親機では複数の子機の状態を管理します。そのため1 台の親機ですべての子機の状況を確認できます。設定情報についても、親機のGUI からの操作で子機側のアカウントの追加・編集・削除が可能です。親機側で設定情報を管理しているので子機の増設や子機の故障時も、迅速な対応が可能です。

■ VPN ルータFutureNet NXR シリーズとの強力な連携
VPN ルータ、FutureNet NXR シリーズは、ルータからユーザ毎にID を発行し、その認証をおこなうことで通信の可否を制御できる『Web 認証機能』を備えています。RA-930 は、ユーザがWeb 認証を利用する際にVPN ルータに代わって認証要求に応えることができます。これにより、多数のユーザを抱えるインターネットマンションやIP-VPN などのブロードバンド環境で、認証情報の一元管理が可能になります。

例えば全国の支店を移動する社員の場合、社員はブラウザを起動してWeb 認証を通れば、どこからサーバやインターネットへアクセスしても、常に同じセキュリティポリシーが適用されます。このとき、特別なソフトウェアは必要ありません。同様に自宅からVPN を利用して社内ネットワークにアクセスするユーザ向けにも有効なソリューションとなります。

VPN ルータFutureNet NXR シリーズとの強力な連携

また、RA-930 のプライベートCA 機能を利用して、FutureNet NXR シリーズでX.509 証明書を使ったIPsec接続をおこなう際に利用する証明書を発行することができます。

■強力な運用サポート機能
RADIUS サーバとしてのすべての機能を設定できる本装置管理者とユーザ情報だけを変更できるユーザ管理者、自分のパスワードの変更や自分用に発行された証明書の取得だけができるユーザを分けて管理できるため、スムーズな運用が可能です。認証のログやアカウンティングログはユーザの属性や名前などで並べ替え、抽出、閲覧することができます。また、これらのログはブラウザ上で表示するだけでなく、SYSLOG で別のホストに送信することもできます。異常時にはSYSLOG やSNMP のトラップを使って警報を通知することもできます。さらに、到達性確認機能やパケットキャプチャ機能(Ethereal/Wireshark 形式で取得・保存可能)によるネットワークの診断も可能で、万一の不具合のときも原因の究明が容易です。
また、本体ハードウェアの電源ユニットは2 台構成で冗長化されており、片側が故障してももう片方で運用を継続できます。

 

価格、販売等

■ FutureNet RA-930
◇価格:オープンプライス
◇販売開始:2025 年 1 月 (出荷予定)

 

センチュリー・システムズ株式会社について

センチュリー・システムズは、エンタープライズから組み込み、IoT/M2Mシステム開発等ネットワーク分野を中心に、ハードとソフトの開発をおこなう開発会社です。FutureNet®ブランドでの自社製品の提供を中心として、製品のカスタマイズや新規開発を含む受託開発、OEM提供、ASP・クラウドサービス (WarpLink®)の提供をおこなっています。受託開発ではM2M、センサーネットワーク、遠隔監視制御、高信頼ネットワーク、専用ゲートウェイなどの装置/システム開発や通信プロトコルのライセンス提供などで幅広い実績を持っています。

  • ・会社名 : センチュリー・システムズ株式会社
  • ・所在地 : 東京都武蔵野市境1-15-14 宍戸ビル
  • ・代表者 : 代表取締役 田中 邁
  • ・事業内容: ネットワーク製品ブランド FutureNetシリーズの開発・販売、製品のカスタマイズ、OEM提供、IoT/M2Mシステム開発、受託開発、コンサルティング、ASP・クラウドサービス

● お問い合せ先
本件に関するご質問、お問い合わせは弊社営業部までお願いします。
なお、ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。

  • 電話 0422-37-8112 FAX 0422-55-3373
  • 電子メール press-release@centurysys.co.jp
  • ホームページ https://www.centurysys.co.jp/

以上、新製品の紹介とさせて頂きます。何卒よろしくお取り計らいの程、お願い申し上げます。

 

  • ※「FutureNet®」、「WarpLink®」 はセンチュリー・システムズ株式会社の登録商標です。
    ※その他、文中の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標、サービス名称です。

 

製品情報

ルータ
センター向けVPNルータ
大規模センタ向けモデル
中規模センタ向けモデル
拠点向けVPNルータ
10Gイーサネット / 5G 対応モデル
ハイスペックモデル
耐環境性能強化モデル
IoT向け小型モデル
デュアルSIMモデル
デュアル通信モジュール搭載モデル
省電力モデル
防水防塵/PoE/デュアルSIMモデル
仮想ソフトウェアルータ
リモート管理サーバ
セキュリティアプライアンス
FutureNet RAシリーズ
Linuxマイクロアプライアンスサーバ
FutureNet MA-X300シリーズ
ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,USB,SD)
+ LTE
+ LTE/アナログ入力/DIO拡張
+ LTE/シリアル拡張/DIO拡張/CAN
+ LTE/シリアル拡張/PoE
+ 海外対応LTE
+ PoE/SSD
FutureNet MA-X200シリーズ
ベースモデル(Ether,RS-232,SD)
+ LTE
FutureNet MA-E300シリーズ
ベースモデル(Ether,RS-232,USB,SD)
+ RS-485変更
+ RS-232拡張/RS-485/DIO
+ LTE
+ LTE/RS-485変更
+ LTE/RS-485/DIO
+ LTE/RS-485/アナログ入力/DIO
+ LTE/無線LAN
+ 海外対応LTE/RS-485
+ 海外対応LTE/RS-485
       /アナログ入力/DIO
FutureNet MA-S120シリーズ
ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,SD)
+ 無線LAN/BLE
+ BLE(SIG認証取得済)/USB
+ Wi-Fi HaLow
+ アナログ入力
+ 海外対応LTE/アナログ入力
+ USB
+ CAN
+ バッテリー
+ バッテリー/アナログ入力
FutureNet MA-S110シリーズ
ベースモデル
(Ether,RS-232/485,DIO,SD)
+ 無線LAN/BLE
+ アナログ入力
+ USB
FutureNet MA-P160シリーズ
防水防塵,PoE,RS-485,DIO,SD,
デュアルSIM
+ Wi-Fi Halow
+ BLE(SIG認証取得済)
FutureNet MA-E400シリーズ
デュアルコアCPU
産業用ルータ
シリアル変換機能搭載モデル
耐環境性強化/小型モデル
シリアル・接点変換器
FutureNet FAシリーズ
FutureNet XIOシリーズ
産業用PoEスイッチ/電源コントローラ
産業用PoEインジェクタ―
産業用PoEスイッチ
産業用電源コントローラ
FL-net製品
FutureNet FL-PCIシリーズ
接点・IP告知システム
全国瞬時警報システム一体型受信機
オプション
データ記録用装置
電源アダプタ
アンテナ
開発用品
変換コネクタ
アクセサリ
ソフトウェア
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