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NXR,VXRシリーズ

LANインタフェース編

3. VLAN設定

3-1. VLANインタフェース設定

1つの物理インタフェースに複数のVLANインタフェースを作成する設定例です。

 

コンテンツ
構成図 設定フロー 設定例 設定例解説 端末の設定例 付録

 

【 構成図 】

  • ルータと端末の間にVLANタグ(802.1Q)対応スイッチを設置します。
  • ルータとVLANタグ対応スイッチの間ではVLANタグ付きフレームの送受信を行います。

 

【 設定フロー 】

 

【 設定例 】

nxrg100#configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
nxrg100(config)#interface ethernet 0
nxrg100(config-if)#no ip address
nxrg100(config-if)#exit
nxrg100(config)#interface ethernet 0 vid 10
nxrg100(config-vlan)#ip address 192.168.10.1/24
nxrg100(config-vlan)#exit
nxrg100(config)#interface ethernet 0 vid 20
nxrg100(config-vlan)#ip address 192.168.20.1/24
nxrg100(config-vlan)#exit
nxrg100(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxrg100(config)#ppp account username test1@example.jp password test1pass
nxrg100(config)#interface ppp 0
nxrg100(config-ppp)#ip address negotiated
nxrg100(config-ppp)#ip masquerade
nxrg100(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg100(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxrg100(config-ppp)#ppp username test1@example.jp
nxrg100(config-ppp)#exit
nxrg100(config)#interface ethernet 1
nxrg100(config-if)#no ip address
nxrg100(config-if)#pppoe-client ppp 0
nxrg100(config-if)#exit
nxrg100(config)#dns
nxrg100(config-dns)#service enable
nxrg100(config-dns)#exit
nxrg100(config)#fast-forwarding enable
nxrg100(config)#exit
nxrg100#save config

 

【 設定例解説 】

1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxrg100(config)#interface ethernet 0
nxrg100(config-if)#no ip address

ethernet0インタフェースのIPアドレスを無効にします。

 

2. <LAN側(ethernet0.10)インタフェース設定>
nxrg100(config)#interface ethernet 0 vid 10
nxrg100(config-vlan)#ip address 192.168.10.1/24

ethernet0.10インタフェースのIPアドレスを設定します。

 

3. <LAN側(ethernet0.20)インタフェース設定>
nxrg100(config)#interface ethernet 0 vid 20
nxrg100(config-vlan)#ip address 192.168.20.1/24

ethernet0.20インタフェースのIPアドレスを設定します。

 

4. <スタティックルート設定>
nxrg100(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0

デフォルトルートを設定します。

 

5. <PPPアカウント設定>
nxrg100(config)#ppp account username test1@example.jp password test1pass

ppp0インタフェースで使用するISP接続用ユーザID,パスワードを設定します。
(☞) ここで設定したアカウントはppp0インタフェースの設定で指定します。

 

6. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxrg100(config)#interface ppp 0
nxrg100(config-ppp)#ip address negotiated

ppp0インタフェースのIPアドレスが動的IPアドレスの場合、negotiatedを設定します。

nxrg100(config-ppp)#ip masquerade
nxrg100(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg100(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto

IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効にします。またTCP MSSの調整機能をオートに設定します。

nxrg100(config-ppp)#ppp username test1@example.jp

ISP接続用ユーザIDを設定します。
(☞) PPPアカウント設定で登録したアカウントを設定します。

 

7. <ethernet1インタフェース設定>
nxrg100(config)#interface ethernet 1
nxrg100(config-if)#no ip address
nxrg100(config-if)#pppoe-client ppp 0

PPPoEクライアントを設定します。また使用するPPPインタフェースとしてppp0を指定します。

 

8. <DNS設定>
nxrg100(config)#dns
nxrg100(config-dns)#service enable

DNSサービスを有効にします。

 

9. <ファストフォワーディング設定>
nxrg100(config)#fast-forwarding enable

ファストフォワーディングを有効にします。ファストフォワーディングを有効にすることでパケット転送を高速に処理することができます。
(☞) ファストフォワーディングの詳細および利用時の制約については、NXR,WXRシリーズのユーザーズガイド(CLI版)に記載されているファストフォワーディングの解説をご参照ください。

 

【 端末の設定例 】

192.168.10.0/24 192.168.20.0/24
IPアドレス 192.168.10.100 192.168.20.100
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1 192.168.20.1
DNSサーバ

 

【 付録 】