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4.GREトンネル
4.2 GREトンネリングの利用 (AS – AS)
AS-250同士でGREトンネリングによる通信を行います。これにより、NATを利用せずに対向AS-250のLAN側装置へのアクセスが可能になります。
【 構成図 】
各機器のネットワーク情報は次のようにします。
IPアドレス | サブネットマスク | デフォルトゲートウェイ | WAN側IPアドレス | |
AS-250 (1) | 192.168.1.1 | 255.255.255.0 | xxx.xxx.xxx.xxx | |
センター | 192.168.1.100 | 255.255.255.0 | 192.168.1.1 | |
AS-250 (2) | 192.168.2.1 | 255.255.255.0 | yyy.yyy.yyy.yyy | |
機器 | 192.168.2.100 | 255.255.255.0 | 192.168.2.1 |
【 AS-250 (1)の設定例 】
main ip 192.168.1.1
main mask 255.255.255.0
rsport 0 lcpkeepalive on
domain 0 example testid1 testpass1 192.168.2.0/24 0.0.0.0
interface 0 gre yyy.yyy.yyy.yyy
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example
接続先APNの設定
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワーク、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークには、対向のAS-250 (2)のLAN側ネットワーク(192.168.2.0/24)を指定します。
GREの設定
接続先APNに対してGREトンネリング機能を有効にし、トンネリングの終点を対向のAS-250 (2)のWAN側IPアドレス(yyy.yyy.yyy.yyy)とします。
【 AS-250 (2)の設定例 】
main ip 192.168.2.1
main mask 255.255.255.0
rsport 0 lcpkeepalive on
domain 0 example testid2 testpass2 192.168.1.0/24 0.0.0.0
interface 0 gre xxx.xxx.xxx.xxx
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example
接続先APNの設定
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワーク、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークには、対向のAS-250 (1)のLAN側ネットワーク(192.168.1.0/24)を指定します。
GREの設定
接続先APNに対してGREトンネリング機能を有効にし、トンネリングの終点を対向のAS-250 (1)のWAN側IPアドレス(xxx.xxx.xxx.xxx)とします。
(☞) 上記の設定例では、インターネット上の不特定多数の機器からAS-250にアクセスできます。セキュリティ強化のため、常時接続している機器側AS-250はフィルタとNATの設定例を参考にAS-250にアクセスできる機器を制限してください。
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