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FutureNet
NXR,VXRシリーズ
WANインタフェース編
4. モバイル設定(KDDI編)
4-7. NXR-G050シリーズ PPP接続設定(KDDI)
NXR-G050シリーズの内蔵通信モジュールを利用してインターネットアクセスする設定例です。この例では通信キャリアにKDDIを指定して接続します。
【対象機種】NXR-G050シリーズ(2021/10現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。
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構成図 | 設定例 | 設定例解説 | 端末の設定例 | 補足 | 付録 |
【 構成図 】
- NXR-G050シリーズの内蔵通信モジュールはmobile2として認識されます。
(☞) 内蔵通信モジュールの情報はshow mobile 2コマンドで確認できます。
【 設定例 】
nxrg050(config)#interface ethernet 0
nxrg050(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
nxrg050(config-if)#exit
nxrg050(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxrg050(config)#ppp account username [PPP接続用ユーザID] password [PPP接続用パスワード]
nxrg050(config)#interface ppp 0
nxrg050(config-ppp)#ip address negotiated
nxrg050(config-ppp)#ip masquerade
nxrg050(config-ppp)#ip spi-filter
nxrg050(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxrg050(config-ppp)#ppp username [PPP接続用ユーザID]
nxrg050(config-ppp)#mobile apn [APN] cid 1 pdp-type ip
nxrg050(config-ppp)#dial-up string *99***1#
nxrg050(config-ppp)#dial-up timeout 30
nxrg050(config-ppp)#exit
nxrg050(config)#mobile error-recovery-reset
nxrg050(config)#mobile termination-recovery reset
nxrg050(config)#mobile 2 ppp 0
nxrg050(config)#mobile 2 carrier kddi
nxrg050(config)#exit
nxrg050#clear mobile 2
nxrg050#configure terminal
nxrg050(config)#dns
nxrg050(config-dns)#service enable
nxrg050(config-dns)#exit
nxrg050(config)#exit
nxrg050#save config
【 設定例解説 】
1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxrg050(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
ethernet0インタフェースのIPアドレスを設定します。
2. <スタティックルート設定>
デフォルトルートを設定します。
3. <PPPアカウント設定>
PPP接続用ユーザID,パスワードを設定します。
4. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxrg050(config-ppp)#ip address negotiated
ppp0インタフェースのIPアドレスをnegotiatedに設定します。
nxrg050(config-ppp)#ip spi-filter
IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効にします。
TCP MSSの調整機能をオートに設定します。
PPP接続用ユーザIDを設定します。
APN,CID,PDPタイプを設定します。
発信用の電話番号を設定します。
(☞) 電話番号の#の前の数字はCIDを表しています。
ダイアルタイムアウトを設定します。
5. <モバイルエラーリカバリー設定>
内蔵通信モジュールとの通信に重大な問題が発生する可能性が高いと判断した場合、内蔵通信モジュールのリセットを行うように設定します。
6. <モバイルターミネーションリカバリー設定>
PPP接続時に網側から切断された場合、内蔵通信モジュールのリセットを行うように設定します。
7. <モバイル割り当て設定>
mobile2として認識されている内蔵通信モジュールとppp0インタフェースの関連づけを行います。
内蔵通信モジュールをPPPインタフェースで使用する場合は、mobileコマンドによるPPPインタフェースへの関連付けが必要になります。
(☞) mobile2の情報はshow mobile 2コマンドで確認することができます。
8. <モバイルキャリア設定>
mobile2のキャリアを設定します。
(☞) キャリア設定は「clear mobile 2」コマンドによるモバイルリセットを行うことで反映されます。
9. <DNS設定>
nxrg050(config-dns)#service enable
DNSサービスを有効にします。
10. <設定の保存>
設定内容を保存します。
【 端末の設定例 】
IPアドレス | 192.168.10.100 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
デフォルトゲートウェイ | 192.168.10.1 |
DNSサーバ |
【 補足 】
SIMカードの種類によってはモバイルキャリアをKDDI MVNOに設定する必要があります。
<モバイルキャリア設定>
mobile2のキャリアをKDDI MVNOに設定します。
【 付録 】
目次
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