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CBシリーズ

CB-210編

2.運用管理

2.2 パソコン上の設定を反映する

パソコン上にあるファイルに記述された設定をCB-210に反映します。

設定を記述したファイルを用意しておき、複数のCB-210に同一の設定をする場合に便利です。

 

1. 【準備】

1-1. <利用環境>

CB-210の設定ツールを利用するにはPython3.7とpyserialが必要です。

Python3.7とpyserialをインストールします。

 

1-2. <設定ツールのダウンロード>

設定ツールは、弊社ホームページからダウンロードすることができます。

ダウンロード後に、zipファイルを解凍します(バージョン1.0の場合は、ダウンロード後に、zipファイル、tar.gzファイルの順で解凍します)。

 

1-3. <接続>

パソコンのRS-232C端子(もしくはUSB-RS232C変換ケーブル等)とCB-210をクロスケーブルで接続します。

 

1-4. <設定ファイル>

設定を記述したファイルを準備します。ファイルは下記のようにテキストファイルです。

(☞)  各行の「#」以降は無視されます。

# CB-210 config
CSELC1DIO
CORSTT12000
CIT3000
CWARU10
CWASH1120000
CWASK130000
CDI10
CDI21
CDO11

 

2. 【実行】

2-1. パソコン上の設定を反映する

1. コマンド実行

pythonを使って、下記コマンドを実行します。実行すると、ファイルに記述された設定をCB-210に反映し、設定保存コマンドを送信します。

> python3 cb210cli.py -r <filename> –save <device_name>

<filename>は、設定を記述したファイル名を指定します。

(☞)  ファイルがパソコン上に存在しない場合はエラー終了します。

–save (saveの前に記述する-は2個続けます)を指定すると、設定反映後にCB-210に設定保存コマンドを送信します。
<device_name>は、CB-210と接続されたパソコン上のデバイスを指定して下さい。

 

1-1) Windows上のデバイスCOM1に接続した場合(設定はconfig.txtに記述、saveの前に記述する-は2個続けます)

> python3 cb210cli.py -r config.txt –save com1

1-2) Linux上のデバイス/dev/ttyUSB0に接続した場合(設定はconfig.txtに記述、saveの前に記述する-は2個続けます)

> python3 cb210cli.py -r config.txt –save /dev/ttyUSB0

 

2. コマンド実行結果の確認

CB-210 config tool
Restore config from config.txt
success

上記は設定の反映に成功した場合の出力です。

 

CB-210 config tool
Restore config from config.txt
Warning: Timeout on /dev/ttyUSB0
Warning: Timeout on /dev/ttyUSB0
Warning: Timeout on /dev/ttyUSB0
Retry exceeded.

上記はシリアル通信がタイムアウトした場合の出力ですので、パソコンとCB-210の接続状態を確認し、再度実行します。

 

CB-210 config tool
Restore config from config.txt
No such file or directory: ‘config.txt’

上記はファイルがパソコン上に存在しない場合の出力ですので、設定が記述されたファイルを確認し、再度実行します。