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CBシリーズ

CB-210編

1. 設定

1.2 CB-210 シリアルポートからのアラームを受けてMAをシャットダウンさせる

CB-210の入力電源の電圧レベル低下が一定時間続いた場合、CB-210はシリアルポートまたは、DOポートからアラームを外部装置に通知できます。これにより外部装置は電源供給が断たれる前にデータを保存でき、安全にシステムを停止することが可能です。

ここでは、CB-210の入力電源の電圧レベル低下がDC入力遮断検知時間(デフォルト:3秒)続いた場合、MAに通知します。MAは通知を受けとると、シャットダウン処理に移行します。この間、CB-210は内蔵スーパーキャパシタにより外部装置停止待ち時間(デフォルト:120秒)はDC出力をONにしたままなので、安全にMAはシャットダウン処理を完了できます。

CB-210のDC入力が戻ると、外部装置停止維持時間(デフォルト:30秒)経過後にDC出力をONにするため、MAは起動します。

 

【 構成図 】

CB-210とMAを下記のように接続させます。

  • CB-210の電源出力コネクタ([12V])とMAの電源コネクタを接続
  • CB-210のシリアル通信コネクタ(CONSOLE)とMAのRS-232C端子をクロスケーブルで接続

 

CB-210_MA_shutdown1

【 CB-210 設定例 】

CSELC1DIO
CORSTT13000
CIT3000
CWARU10
CWASH1120000
CWASK130000
CDI10
CDI20
CDO11

 

設定変更項目

ここではCB-210の工場出荷値以外の設定を説明します。

CDI20

接点入力2(DI2)がOFFの場合に、外部装置が稼働している状態とみなします。DI2がOFFの場合に外部装置が稼働している状態とみなす設定に変更することで、CB-210のDI2に外部装置のDOを接続せずとも、CB-210のDC入力がDC入力遮断検知時間(デフォルト:3秒)以上途切れた場合に外部装置停止待ち時間(デフォルト:120秒)だけDC出力を続けることができます。

(☞)  設定の反映は下記を参考ください。

設定を該当行だけ変更する:設定例:CB-210のDI2がOFFの場合でも外部装置電源12V出力を即座に停止させない

設定を一括で変更する:パソコン上の設定を反映する

 

【 MA 設定例 】

MA-E300シリーズ は CB-210 からのアラームをシリアル通信で受信する機能を実装しています。
工場出荷状態では 本機能は無効になっていますので、設定ファイル (/etc/default/cb100) を変更後、装置を再起動してください。

START=yes
PORT=/dev/ttyO1
IV_REDUCTION=
IV_RECOVERY=
BV_REDUCTION=shutdown -h now

 

設定変更項目

START=yes

CB-210通信機能を有効にします。

BV_REDUCTION=shutdown -h now

CB-210のDC入力が入力電圧異常継続時間以上切断された場合に通知される”ASBV1″コマンドを受け取った際にシャットダウン処理を実行します。

 

確認項目

CB-210との連携では、MA側で”cb100 monitor”のプロセスが実行されている必要があります。
※ プロセスは”ps ax”コマンドで確認可能です

“cb100 monitor”のプロセスが実行されていない場合は下記コマンドを実行をして動作確認ください。
# /usr/local/sbin/cb100_watch &
もしくは、”/etc/rc.local”に下記を追記ください。

“/usr/local/sbin/cb100_watch &”