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FutureNet
FA,XIOシリーズ
FA-215, FA-210編
1.TCPトランスペアレントモード
1.5 対向接続
元々RS-232で通信していたPCと機器を、FA-210を対向接続して使うことでネットワークLANを経由して通信できるようにします。
機器、PCの双方から不定期にデータが発生し、またRS-232はデータの送受信だけでその他信号線の伝達は行わないという使い方なので、FA-210の変換モードはTCPトランスペアレントのサーバ&クライアントを使います。
サーバ、クライアント共にpingキープアライブにより5秒間隔で疎通監視し、万一相手側の電源が落ちてもハーフオープン状態に陥らないようにします。
これでどちらのFA-210側からデータが発生しても正常な通信が行えます。
両端のPCと機器は従来通りRS-232通信を行うだけで、TCP/IPなどネットワーク を意識しません。
【対象ファームウェア】1.1.3 以降
【 構成図 】
【 設定例 】
FA-210の設定はIPアドレスを除き、2台共同じです。
以下は構成図の左側FA-210①の設定例です。右側FA-210②の設定はIPアドレス(192.168.10.2)が異なるだけです。
main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.0
rs 0 transparent servcli
rsport 0 connectaddress 192.168.10.2
rsport 0 connectport 33336
rsport 0 inactivitytimer 120
pingka 0 use on
pingka 0 interval 5
pingka 0 timeout 4
【 設定例解説 】
main mask 255.255.255.0
IPアドレスとマスクビットを設定します。
FA-210②の設定は”main ip 192.168.10.2″となります。
TCPトランスペアレントモードは初期値なので、サーバ&クライアントを設定します。
RS-232通信条件は接続相手に合わせます。ここでは初期値のまま、19200bps、8ビット、パリティなし、1ストップビット、RTS/CTSフロー制御としています。
rsport 0 connectport 33336
接続先IPアドレスを192.168.10.2、接続先TCPポート番号を33336に設定します。
TCP接続のトリガはRS-232からのデータ受信で行うものとします。これは初期値なので設定不要です。
運用上2分以上データ送受信が途切れることはないので、データ無通信監視タイマ120秒でTCPを切断します。
pingka 0 interval 5
pingka 0 timeout 4
サーバ、クライアントのどちらもTCP接続でpingを開始し、ping無応答を検出したときTCPを解消してアイドル状態に戻ります。ここではping間隔5秒、タイムアウト4秒としています。
目次
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