FutureNet

FA,XIOシリーズ

FA-215, FA-210編

1.TCPトランスペアレントモード

1.4 監視機能の利用

イーサネットリンクモニタの機能を使用して、イーサネットリンクが切れたときフロー制御を働かせて、RS-232からのデータ受信を止めます。

また、ネットワーク及び動作監視機能として、pingキープアライブ、無接続監視タイマ、強制切断タイマを設定します。

 

【 構成図 】

 

kansi

【 設定例 】

main ip 192.168.10.2

main mask 255.255.255.0

rsport 0 connectinactivitytimer 36000
rsport 0 forcedtimeout 1800
pingka 0 use on

ethermonitor 0 use on

【 設定例解説 】

main ip 192.168.10.2

main mask 255.255.255.0

IPアドレスとマスクビットを設定します。

rsport 0 connectinactivitytimer 3600

無接続監視タイマを1時間(3600秒)に設定します。

1時間TCP接続されない状態が続いたら再起動されます。

rsport 0 forcedtimeout 1800

TCP接続されたまま30分経過したら無条件にTCPを切断します。

pingka 0 use on

FA-210からLAN 側の通信相手(接続元)に対して定期的にping パケットを送って通信相手と繋がっているかどうかを確認します。応答がなければ相手がいないものと見なして、コネクションを解消します。初期値は60秒間隔で送信します。

 

ethermonitor 0 use on

イーサネットリンクモニタ機能を有効にします。リンク通知方法の初期値はRTS信号です。

RTS/CTSフロー制御は初期値で有効になっているので、リンクが切れたときにRTS信号を落としてRS-232受信を止めることになります。

その他、初期値ではTCP切断中もRTS信号を落としますので、リンク状態、TCP接続状態、バッファ空き状態の3つの要因でフロー制御が働きます。