FutureNet
ASシリーズ
運用管理
5. 設定の更新
5.3 SORACOM Harvestを使用する
株式会社ソラコムが提供しているSORACOM Air for セルラーとSORACOM Harvestを組み合わせることでキャリアの閉域網およびSORACOMプラットフォームを利用している環境で容易に設定の更新を行うことができます。また、SORACOM Harvestの詳細はこちら
※「SORACOM」は、株式会社ソラコムの登録商標または商標です。また、「SORACOM Harvest」を含む株式会社ソラコムの商品またはサービスの名称等は、株式会社ソラコムの商標または登録商標です。
【 SORACOM側の設定 】
設定ファイルをアップロードする方法や、SORACOM Harvest Filesの設定については、NXRシリーズのSORACOM Harvestとの連携(config copy)を参照ください。
本設定例では上記の参照ページと同様に、プロジェクトディレクトリ名を「nxr_test」として、その下の「config」ディレクトリに設定ファイルをアップロードします。
【 AS側の実行例 】
SORACOM側の準備ができましたら、ASで設定ファイルをダウンロードします。設定の更新には、永続的な更新か、一時的な更新があります。
【 永続的な設定の更新 】
設定の永続的な更新は、Telnetコマンドラインからconfig loadコマンドを実行することにより設定ファイルのダウンロードを開始します。
上記コマンドを実行すると、SORACOM Harvest Files上の設定ファイルを読み込み、読み込んだ設定ファイルの内容で再起動します。読み込んだ設定は永続化するために”permanent”を指定します。
(☞) 設定の永続化を指定する引数”permanent”の前には、認証指定文字列とロールバックタイマを指定する必要があります。ここでは、認証指定文字列をnone(認証なし)、ロールバックタイマを0としています。
なお、config loadコマンドは、スケジュール機能により実行することもできます。
上記の例では、3月1日2時にconfig loadコマンドを実行して、設定ファイルのダウンロードを開始します。
【 一時的な設定の更新 】
設定の一時的な読み込みは、Telnetコマンドラインからconfig loadコマンドを引数”permanent”を省略した状態で実行します。
上記コマンドを実行すると、SORACOM Harvest Files上の設定ファイルを読み込み、読み込んだ設定ファイルの内容で再起動します。このとき読み込んだ設定は”reboot”コマンドによる再起動や電源OFF/ONで失われ、元の設定で起動します。設定を永続化させるためには、”copy config”コマンドを実行するか、”restart”コマンドによる再起動で設定を保存します。
目次
更新情報
→ 一覧へ- 2024.10.01NXR,VXR
ネットイベント編
3-19. DDNSクライアントの有効/無効化設定 - 2024.10.01NXR,VXR
運用管理編
11-3. センチュリー・テクニカルサポート情報の取得と転送 - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
2-18. センチュリー・テクニカルサポート情報の取得(maint/century-tech-support) - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
2-17. デバッグタイマの実行(maint/debug) - 2024.09.18NXR,VXR
REST-API編
12-10. SSHクライアント設定(ssh-client)
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