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ASシリーズ
省電力
2. ローカル省電力モードとリモート省電力モード
2.1 ローカル省電力モード
AS-M250シリーズやAS-P250シリーズの省電力動作モードには、ローカル省電力モードとリモート省電力モードの2種類があります。
ローカル省電力モードは、通信モジュールを含めた装置全体を停止するモードです。リモート省電力モードより消費電力が小さくなりますが、復帰に時間がかかります。また、ローカル省電力モードからの復帰時には、通信モジュール内部のフラッシュROMに書き込みを行います。通信モジュールによっては、フラッシュROMの書き込み上限があるため、頻繁に省電力動作モードへの移行や復帰を行う場合には、リモート省電力モードの利用を推奨します。
本設定例では、ローカル省電力モードを説明します。
(☞) リモート省電力モードの設定例は、 2.2 リモート省電力モードを参照ください。
【対象機種】AS-M250シリーズ、AS-P250シリーズ
(☞) AS-200シリーズの省電力動作モードは、省電力動作モード1と省電力動作モード2の2種類です。
【 設定例 】
rsport 0 inactivitytimer 15
rsport 0 lcpkeepalive on
domain 0 mopera.net lte lte 0.0.0.0/0 0.0.0.0
nat 47 * * * ipcp 0
dnsrelay activate on
powersaving activate on
powersaving idletimer 30
powersaving mode local
schedule 0 *:0 * * connect
【 設定例解説 】
無通信状態が15秒間継続した場合、PPP接続を切断して、PPP待ち受け状態に移行します。
省電力動作機能を有効にします。
powersaving mode local
PPP待ち受け状態が30秒間継続した場合にローカル省電力モードに移行します。
(☞) “powersaving mode local”コマンドを設定しない場合は、リモート省電力モードに移行します。
schedule 0 *:0 * * connect
スケジュールで指定した時刻になると、省電力動作モードから復帰します。
ここでは、毎時0分にローカル省電力モードから復帰して、PPP接続を行います。
なお、ローカル省電力モードからの復帰のトリガーは、本設定例のスケジュール指定時刻も含めて以下の種類があります(IP着信やSMS着信での復帰はできません)。
- Wakeupスイッチ (OFF -> ON)
- 接点入力の変化 (OFF -> ON、ON -> OFF) ※ 接点入力の省電力復帰トリガ設定が必要
- スケジュール指定時刻
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