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NXR,WXRシリーズ

WANインタフェース編

9. 冗長化設定

9-3. メインPPPoE+バックアップEthernet構成

この設定例では、メイン回線にPPPoE、バックアップ回線にEthernetを利用して冗長化を行います。メイン回線側で障害発生時、バックアップ回線で通信を継続します。

 

【対象機種】NXR-1300シリーズ,NXR-650,NXR-530,NXR-350,NXR-230/C,NXR-G260,NXR-G240シリーズ,WXR-250(2021/12現在)

最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
構成図 設定例 設定例解説 端末の設定例 補足 付録

 

【 構成図 】

  • この例ではメイン回線のインタフェースをppp0、バックアップ回線のインタフェースをeth2とします。
  • ppp0の監視方法には、LCPキープアライブを使用します。
    (☞) LCPキープアライブはデフォルト有効です。

 

〔正常時〕

  • メインおよびバックアップ回線は、ともに常時接続とします。
  • 通信経路は、ip routeコマンドで設定したデフォルトルートとDHCPで取得したデフォルトゲートウェイが両方有効な場合、ip routeコマンドで設定したデフォルトルートが優先となります。

 

〔メイン回線側障害時〕

  • メイン回線側障害時、ppp0側の通信経路は無効となり、eth2側で通信を継続します。
    (☞) メイン回線側の障害は、ppp0インタフェースがダウンすることを想定しています。

 

【 設定例 】

nxr530#configure terminal
nxr530(config)#interface ethernet 0
nxr530(config-if)#ip address 192.168.10.1/24
nxr530(config-if)#exit
nxr530(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0
nxr530(config)#ppp account username [ISP_A接続用ユーザID] password [ISP_A接続用パスワード]
nxr530(config)#interface ppp 0
nxr530(config-ppp)#ip address negotiated
nxr530(config-ppp)#ip masquerade
nxr530(config-ppp)#ip spi-filter
nxr530(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto
nxr530(config-ppp)#ppp username [ISP_A接続用ユーザID]
nxr530(config-ppp)#exit
nxr530(config)#interface ethernet 1
nxr530(config-if)#no ip address
nxr530(config-if)#pppoe-client ppp 0
nxr530(config-if)#exit
nxr530(config)#interface ethernet 2
nxr530(config-if)#ip address dhcp
nxr530(config-if)#ip masquerade
nxr530(config-if)#ip spi-filter
nxr530(config-if)#ip tcp adjust-mss auto
nxr530(config-if)#exit
nxr530(config)#dns
nxr530(config-dns)#service enable
nxr530(config-dns)#exit
nxr530(config)#fast-forwarding enable
nxr530(config)#exit
nxr530#save config

 

【 設定例解説 】

1. <LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
nxr530(config)#interface ethernet 0
nxr530(config-if)#ip address 192.168.10.1/24

ethernet0インタフェースのIPアドレスを設定します。

 

2. <スタティックルート設定>
nxr530(config)#ip route 0.0.0.0/0 ppp 0

デフォルトルートを設定します。

 

3. <PPPアカウント設定>
nxr530(config)#ppp account username [ISP_A接続用ユーザID] password [ISP_A接続用パスワード]

ISP_A接続用ユーザID,パスワードを設定します。

 

4. <WAN側(ppp0)インタフェース設定>
nxr530(config)#interface ppp 0
nxr530(config-ppp)#ip address negotiated

ppp0インタフェースのIPアドレスにnegotiatedを設定します。

nxr530(config-ppp)#ip masquerade
nxr530(config-ppp)#ip spi-filter

IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効にします。

nxr530(config-ppp)#ip tcp adjust-mss auto

TCP MSSの調整機能をオートに設定します。

nxr530(config-ppp)#ppp username [ISP_A接続用ユーザID]

ISP_A接続用ユーザIDを設定します。

 

5. <ethernet1インタフェース設定>
nxr530(config)#interface ethernet 1
nxr530(config-if)#no ip address
nxr530(config-if)#pppoe-client ppp 0

PPPoEクライアントにppp0を設定します。

 

6. <WAN側(ethernet2)インタフェース設定>
nxr530(config)#interface ethernet 2
nxr530(config-if)#ip address dhcp

ethernet2インタフェースのIPアドレスにdhcpを設定します。

nxr530(config-if)#ip masquerade
nxr530(config-if)#ip spi-filter

IPマスカレード、ステートフルパケットインスペクションを有効にします。

nxr530(config-if)#ip tcp adjust-mss auto

TCP MSSの調整機能をオートに設定します。

 

7. <DNS設定>
nxr530(config)#dns
nxr530(config-dns)#service enable

DNSサービスを有効にします。

 

8. <ファストフォワーディング設定>
 nxr530(config)#fast-forwarding enable

ファストフォワーディングを有効にします。

 

9. <設定の保存>
nxr530#save config

設定内容を保存します。

 

【 端末の設定例 】

IPアドレス 192.168.10.100
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1
DNSサーバ

 

【 補足 】

〔DHCPクライアント設定〕

一部機種ではDHCPクライアント機能でリトライやタイムアウト時間を変更ことができます。

【対象機種】NXR-650,NXR-530,NXR-160/LW,NXR-G180/L-CA,NXR-G200シリーズ,NXR-G110シリーズ,NXR-G050シリーズ(2021/12現在)
最新の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

<DHCPクライアント設定>
(config)#interface ethernet 2
(config-if)#ip address dhcp
(config-if)#ip dhcp retry [リトライ時間]

DHCPクライアントがDHCPサーバが存在しないと判断してから、再度DHCPサーバにアクセスを試みるまでの時間を設定します。

(config-if)#ip dhcp timeout [タイムアウト時間]

DHCPクライアントがアドレス要求後、サーバから応答がなく、サーバにアクセスすることができないと判断するまでの時間を設定します。

 

【 付録 】