1. FutureNet製品活用ガイド
  2. FutureNet IP-Kシリーズ
  3. IP-K100シリーズ(ファームウェア1系)

FutureNet

IP-Kシリーズ

IP-K100シリーズ(ファームウェア1系)

3. 回線接続

3.1 回線接続

IP-K100/Lはマルチキャリア対応通信モジュールを搭載しており、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクおよびそれらのMVNOに対応しています。

 

 

connect_mobile

下記はASAHIネットが提供するdocomoネットワークを利用したASAHIネット LTEを使用して、回線に接続する設定例です。

 

【 設定例 】

[通信モジュール設定]画面の[接続設定]-[回線接続]で、通信モジュールの接続設定を行います。

APN、ユーザ ID、パスワード、認証方式、PDPタイプは、通信事業者から提供される SIMの情報に合わせた設定をします。

 

connect_mobile_settings_asahinet

 

[回線接続]を[する]に変更します(デフォルトは(回線接続)しない)。

 

[APN]では、通信事業者から指定されたAPNを設定します。

 

[キャリアID]では、使用する通信業者を下記番号で設定します(デフォルトは1)。

  • 1 (NTT docomo)
  • 2 (KDDI MNO)
  • 3 (Softbank)
  • 4 (SIM Free)
  • 5 (KDDI MVNO)

 

[ユーザID]では、通信事業者から指定されたユーザ名を設定します。

 

[パスワード]では、通信事業者から指定されたパスワードを設定します。

 

[接続方式]では、接続方式を[常時接続]/[オンデマンド接続]から選択します(デフォルトは常時接続)。

 

[認証方式]では、通信事業者から指定された認証方式を[PAP]/[CHAP]/[認証しない]から選択します(デフォルトはCHAP)。

 

[ローカルアドレス]では、ローカル側のIPアドレスを手動で設定する場合、IPアドレスを入力します。

 

[リモートアドレス]では、リモート側のIPアドレスを手動で設定する場合、IPアドレスを入力します。

 

[デフォルトルート]では、デフォルトルートを[使用する]/[使用しない]から選択します(デフォルトは使用する)。

 

[PDPタイプ]では、通信事業者から指定されたPDPタイプを[IP]/[PPP]から選択します(デフォルトはIP)。

 

上記までの設定で回線の接続は可能です。

画面下部にある[設定]ボタンを押下すると設定が反映されます。

回線の接続状態の確認は本ページ下部の確認例を参照ください。

 

以降の設定は必要に応じて設定してください。

 

[QMI]では、QMIを[使用する]/[使用しない]から選択します(デフォルトは使用する)。常に[使用する]を選択してください。

 

[無通信タイムアウト(秒)]では、無通信時に回線を切断する時間を0~300秒で設定します。0秒に設定した場合、無通信時の回線切断を行いません(デフォルトは0秒)。

 

[再接続待機時間(秒)]では、常時接続設定時の回線切断後、再接続を行うまでの待ち時間を0~300秒で設定します(デフォルトは5秒)。

 

[接続リトライ回数]では、接続異常と判定するまでの接続リトライ回数を設定します(デフォルトは3回)。リトライ回数の上限に到達した場合、通信モジュールをリセットします。

 

[切断時リセット]では、回線切断時の通信モジュールのリセット機能を[使用する]/[使用しない]から選択します(デフォルトは使用しない)。

 

[定期強制切断]では、通信モジュールの定期切断機能を[使用する]/[使用しない]から選択します。上記の切断時リセットと合わせて設定することで、通信モジュールの定期リセットが可能です(デフォルトは使用しない)。

 

[強制切断時刻]では、定期強制切断を実施する時刻をプルダウンより選択します。

 

[異常時リセット]では、通信モジュールの異常時リセット機能を[使用する]/[使用しない]から選択します(デフォルトは使用する)。

 

[リセット後待ち時間(秒)]では、通信モジュールリセット後に再接続を行うまでの待ち時間を60~300秒で設定します(デフォルトは30秒)。

 

[PING接続監視]では、PINGによる接続状態監視機能を[有効]/[無効]から選択します(デフォルトは無効)。

 

[PING送信先]では、PING接続監視で使用するPING送信先を設定します。

 

[PING送信間隔(秒)]では、PING接続監視のPING送信間隔を秒で設定します(デフォルトは30秒)。

 

[PINGリトライ回数]では、PING接続監視のリトライ回数を設定します(デフォルトは3回)。リトライ回数の上限に到達した場合、通信モジュールをリセットします。

 

[PING実行結果]では、PING接続監視の実行結果をsyslogに[記録する]/[記録しない]から選択します(デフォルトは記録しない)。

 

【 確認例 】

[通信モジュール設定]画面の[状態表示]で、回線の接続状態が確認できます。

 

connect_status_HP

[電話番号]にはSIMの電話番号が表示されます。

 

[ICCID]にはSIMのICCIDが表示されます。

 

[IMEI]にはSIMのIMEIが表示されます。

 

[IMSI]にはSIMのIMSIが表示されます。

 

[接続状態]には回線接続状態が表示されます。回線接続されている場合は[接続中]、回線接続されていない場合は[未接続]となります。

 

[アンテナレベル]にはアンテナレベルが表示されます。アンテナレベルは[最高]、[高]、[中]、[低]の4段階となります。

 

[取得IPアドレス]には回線接続時に取得したIPアドレスが表示されます。