IP-Kシリーズ

1.3 SOCKET通信での音声転送(IP-K100 単独動作)

IP-K100は全国瞬時警報システム新型受信機JARS-2000(以下、JARS-2000)との接続が可能であり、音声を再配信することができます。これにより、JARS-2000を設置していない拠点に対して国民保護情報や気象警報等を音声で通知することができます。

この設定例ではソケット通信を使用して音声転送を行います。

(☞) ファームウェア 1.0.1をご利用の場合は、ファームウェアを1.1.1以降にバージョンアップして頂き、設定を初期化した後、下記の設定を行ってください。

 

【 構成図 】

JARS-2000からソケット通信が発生した場合、IP-K100のLINE OUTから音声を出力します。

 

【 設定例 IP-K100 】

基本設定

[IP告知設定]画面の[基本設定]で下記設定を行います。

 

[動作モード]で[単独動作]を選択します。

 

音声設定

[IP告知設定]画面の[音声設定]で下記設定を行います。

 

[音声転送]で[使用する]を選択します。

[音声方式]で[SOCKET通信]を選択します。

[音量]では、音量を選択します。

[音声遅延]では、JARS-2000からのSOCKETを受信後、音声出力するまでの待ち時間(秒)を設定します。

 

SOCKET通信設定

[IP告知設定]画面の[SOCKET通信設定]で下記設定を行います。

 

[接続種別]では、JARS-2000とのSOCKET通信時に、サーバ・クライアントどちらで動作するか選択します。本設定例では、[クライアント]を選択します。

[J-Alert IPアドレス]でJARS-2000のIPアドレスを設定します。

[J-Alertポート番号]でJARS-2000のポート番号を設定します。

(☞) JARS-2000のポートにはアクセス制限がかかっています。このため、ポートのアクセス許可設定を行う必要があります。 JARS-2000 保守・運用向けユーザマニュアルを参照して、iptblコマンドでポートのアクセス許可設定を行い、設定を反映するためにJARS-2000を再起動してください。