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FutureNet
ASシリーズ
シリアル/IP変換
1. シリアル/IP変換設定
1.2 TCPトランスペアレントモード サーバ接続
AS-250をPPP常時接続にしておき、センターから必要に応じてTCP接続して計測装置とデータ送受信を行います。AS-250のシリアル変換機能はTCPトランスペアレントモードのサーバ(工場出荷値)で使います。センターからTCP接続するために、WAN側IPアドレスはグローバルIPアドレスの取得が必要です。また障害回避のため、定時リブート機能を設定しておきます。
シリアル変換機能はボーレートだけを変更しています。nat設定に関しては、通信が工場出荷値のAS-250(自ノード)宛てだけなので、これも設定の必要はありません。
センターからは、下記構成図のグローバルIPアドレスx.x.x.xのTCPポート33337(工場出荷値)にコネクションすることで、計測装置と通信できます。
【 構成図 】
【 設定例 】
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 0.0.0.0
domain 0 pdptype ppp
alwaysonconnect activate on
alwaysonconnect domainname example
rsport 1 baudrate 19200
rsport 0 lcpkeepalive on
autoreboot activate on
autoreboot time 2
【 設定例解説 】
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。
WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。
AS-250/Xの場合は、WAN側IPアドレスは不要で”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。
PDPタイプとしてPPPを設定します。
(☞) ご利用のAPNに合ったPDPタイプを設定してください。PDPタイプがIPの場合、上記のPDPタイプの設定は不要です。(PDPタイプの初期値がIPのため)
(☞) AS-250/KL、AS-250/XではPDPタイプの指定は不要です。
常時接続の設定
alwaysonconnect domainname example
常時接続を有効にして、常時接続先のAPNを指定します。
シリアル変換の設定
シリアル変換機能はのRS-232の通信速度だけを19200bpsに変更し、その他の設定は工場出荷値をそのまま使用します。
通信状態の監視
LCPキープアライブにより網の正常性を監視します。
autoreboot time 2
定時リスタートを有効にし、毎日午前2時にリスタートさせます。
(☞) 上記の設定例では、インターネット上の不特定多数の機器がAS-250にアクセスできます。セキュリティ強化のため、AS-250はフィルタとNATの設定例を参考にアクセスできる機器を制限してください。
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