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FutureNet
ASシリーズ
シリアル/IP変換
1. シリアル/IP変換設定
1.1 TCPトランスペアレントモード クライアント接続
AS-250のRS-232ポートに計測装置を繋ぎ、計測データが発生したときインターネット接続して遠隔サーバにシリアル変換機能でデータ送信を行う例です。
AS-250のWAN側IPアドレスが固定IPでない場合、PPP切断・接続が起こる度にWAN側IPアドレスが変わります。そこで回線の切断がTCP、PPPの順で起きるよう、PPP無通信監視タイマよりTCP無通信監視タイマを短く設定しておきます。
TCP接続中に網側からPPPを切断された場合に備え、TCP無通信監視タイマを設定してAS-250に残ったTCPセッションを解消します。遠隔サーバ側のTCPセッションはESTABLISHED状態で残りますので、タイムアウトなどにより未使用セッションを破棄することを推奨します。
【 構成図 】
【 設定例 】
rsport 0 lcpkeepalive on
rsport 1 transparent client
rsport 1 connectaddress 192.168.50.25
rsport 1 connectport 30000
rsport 1 inactivitytimer 25
domain 0 example testid testpass 0.0.0.0/0 0.0.0.0
nat 47 * * * ipcp 0
【 設定例解説 】
APN(AS-250/Xの場合はドメイン名)、ユーザID、パスワード、宛先ネットワークアドレス、WAN側IPアドレス(AS-250/Xの場合はメトリック)を設定します。
宛先ネットワークアドレスは、インターネット接続の場合0.0.0.0/0と指定します。 これで全ての異なるネットワーク向けパケットがWAN側への送信対象となります。
WAN側IPアドレスは、予め指定されたIP アドレスをIPCP で通知する場合に指定します。通知しない場合は0.0.0.0とします。
AS-250/Xの場合は、”domain 0 au-net.ne.jp au au 0.0.0.0/0 1″のように入力します。
nat 47 * * * ipcp 0
IPマスカレードの設定です。
rsport 0 inactivitytimer 30
上りパケット無通信30秒でPPPを切断します。この設定は初期値なので表示されません。
シリアル通信の設定
シリアル変換の接続モードをクライアントにします。接続トリガの初期値は、RS-232からデータを受信したときTCP接続します。
TCP接続先IPアドレスを指定します。
接続先TCPポート番号を指定します。
TCP無通信切断タイマをPPP無通信切断タイマより短い25秒にします。
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