FutureNet

FA,XIOシリーズ

XIO-110編

1. 接点機能の利用

1.4 アナログ入力と接点出力の連動

XIO-110は、アナログ入力の状態を設定したしきい値により判断し、接点出力を連動させることが可能です。なお、1つのアナログ入力に対して最大4つの接点出力(仮想接点出力を含む)を連動させることが可能です。

 

【 設定例 】

ai 0 threshold 15000 5000
ai 0 bind 0
ai 0 bind 1 reversal
ai 0 bind 100
ai 0 bind 101 reversal

 

【 設定例解説 】

ai 0 threshold 15000 5000

アナログ入力0のしきい値としきい値下限を設定します。ここでは、アナログ入力0のしきい値を15000、しきい値下限を5000に設定します。

 

ai 0 bind 0

アナログ入力0の入力値が設定したしきい値(15000)を上回った際に接点出力0をON、しきい値下限(5000)を下回った際に接点出力0をOFFにします。

 

ai 0 bind 1 reversal

1つのアナログ入力に対して最大4つの接点出力を連動させることが可能です。アナログ入力0に対して接点出力0だけでなく、接点出力1も連動させます。また、入出力連動設定コマンドの引数に”reversal”を付けることで、アナログ入力0の入力値が設定したしきい値(15000)を上回った際に接点出力1をOFF、しきい値下限(5000)を下回った際に接点出力1をONにします。

 

ai 0 bind 100

アナログ入力と仮想接点出力を連動させることも可能です。ここでは、アナログ入力0の入力値が設定したしきい値(15000)を上回った際に仮想接点出力100をON、しきい値下限(5000)を下回った際に仮想接点出力100をOFFにします。

 

ai 0 bind 101 reversal

アナログ入力0に対して仮想接点出力101も連動させます。入出力連動設定コマンドの引数に”reversal”が付いているので、アナログ入力0の入力値が設定したしきい値(15000)を上回った際に仮想接点出力101をOFF、しきい値下限(5000)を下回った際に仮想接点出力101をONにします。