FutureNet

FA,XIOシリーズ

FA-215, FA-210編

7.運用管理

7.3 TCPダウンローダ(Windows版)を使用したブートローダの更新

Windows用ユーティリティソフト TCP ダウンローダを使用して、ネットワーク経由でブートローダの更新を行います。

 

1.【 準備 】

 

1-1. <ブートローダのダウンロード>

ブートローダは、弊社ホームページのダウンロードページよりダウンロードすることができます。

 

1-2. <TCPダウンローダのダウンロード>

TCPダウンローダはブートローダと同じく、弊社ホームページのダウンロードページより、ダウンロードすることができます。

 

1-3. <TCPダウンローダのインストール>

ブートローダの更新操作を行うWindows パソコンで、ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。

解凍した中にあるEXEファイルを実行するとインストール画面が開きます。画面の指示に従ってインストールを行います。

 

2.【 実行例 】

2-1. <ブートローダ更新>

インストールしたTCPダウンローダを実行します。

 

tcp_downloader_1

 

 

[ホスト名またはIPアドレス]に、本装置のIPアドレスを入力します。[ポート番号]の値は2222のまま変更しないでください。

次に、[ダウンロード開始]ボタンをクリックします。

 

tcp_downloader_fa_boot2

 

ここで、ブートローダのファイル(拡張子img)を指定し、[開く]をクリックします。

 

tcp_downloader_fa_boot3

[ファームウェアのバージョンは0.0.0です。]と表示されます。ファームウェアと表示されますが、バージョンが0.0.0の場合はブートローダの更新となります。確認後、[OK]ボタンをクリックします。

 

tcp_downloader_4

 

[ファームウェアを更新します。よろしいですか?]と表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

[OK]ボタンをクリックすると、本装置へブートローダの転送を開始します。

転送が終わると以下の完了ダイアログが表示されます。

 

tcp_downloader_5

 

TCPダウンローダで[ダウンロード完了]というメッセージが表示された後、本装置上でブートローダの保存が行われます。(LED状態:PWR 緑点滅、STS 緑点滅、NET 緑点滅、RS 緑点滅)

保存完了後、本装置は自動で再起動しますので、手動での電源OFFは行わないでください。ブートローダ更新時の手動での電源OFFは機器の故障に繋がります。

ブートローダの保存が完了(LED状態:PWR 緑点滅、STS 緑点滅)すると、本装置は運用状態(LED状態:PWR 緑点灯、STS 消灯)となります。

 

3. 【確認】

3-1. <ブートローダの確認>

FAにtelnetでログインすると、FAに適用されているブートローダが確認できます。

FAにtelnetでログイン後、”5) Command line”を選択して”show product”コマンドを実行すると、FAに適用されているブートローダが確認できます(ブートローダはWebブラウザでログインした場合には表示されません)。

# FutureNet FA-210 ## Firmware Version : 1.1.6 #
# MAC Address : xx:xx:xx:xx:xx:xx #
# IP Address : 192.168.254.254 #Main menu
1) General settings
2) Conversion mode – TCP Transparent mode
3) Conversion settings
4) Status
5) Command line
6) Exit
Enter number 5Command line
> show product
Product Name : FA-210
Serial Number : 102400xxxxx
MAC Address : xx:xx:xx:xx:xx:xx
CPLD : Version 0.4
Bootloader : Build 7
Firmware : Version 1.1.6 Build 1