FutureNet

FA,XIOシリーズ

FA-215, FA-210編

7.運用管理

7.2 TCPダウンローダ(Windows版)を使用したファームウェアの更新

TCP ダウンローダ(Windows版)を使用して、ネットワーク経由でファームウェアの更新を行います。

 

1.【 準備 】

1-1. <ファームウェアのダウンロード>

ファームウェアは、弊社ホームページのダウンロードページより、ダウンロードすることができます。ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。

 

FA-210のダウンロードページ

 

(☞) ファームウェア1.1.8以降へのファームウェア更新を推奨します。ファームウェア1.1.7以前は、ファームウェアの更新の際に下記の制限があります。

(☞) ファームウェア1.0.1以前からファームウェア1.0.2~1.1.7にファームウェアの更新する際、本装置に設定した内容が失われてしまいますので、更新前に設定情報をバックアップしてください。

(☞) ファームウェア1.1.4以前からファームウェア1.1.7にファームウェアの更新を行う際、本装置に設定した内容が失われてしまいますので、更新前に設定情報をバックアップしてください。ただし、ファームウェア1.0.2 以降の場合は、一旦1.1.6 に更新した後に1.1.7 へ更新することで設定情報を残すことができます。

 

1-2. <TCPダウンローダ(Windows版)のダウンロード>

TCPダウンローダ(Windows版)はファームウェアと同じく、弊社ホームページからダウンロードすることができます。

 

1-3. <TCPダウンローダ(Windows版)のインストール>

ファームウェアの更新操作を行うWindows パソコンで、ダウンロードしたZIPファイルを解凍します。

解凍した中にあるEXEファイルを実行するとインストール画面が開きます。画面の指示に従ってインストールを行います。

 

2.【 実行例 】

2-1. <ファームウェアの更新>

インストールしたTCPダウンローダを実行します。

 

tcp_downloader_1

 

 

[ホスト名またはIPアドレス]に、本装置のIPアドレスを入力します。[ポート番号]の値は2222のまま変更しないでください。

次に、[ダウンロード開始]ボタンをクリックします。

 

tcp_downloader_fa_2

 

ここで、更新したいバージョンのファームウェアのファイル(拡張子img)を指定し、[開く]をクリックします。

 

tcp_downloader_fa_3

 

装置へ転送するファームウェアのバージョン番号が表示されます。確認後、[OK]ボタンをクリックします。

 

tcp_downloader_4

 

[ファームウェアを更新します。よろしいですか?]と表示されますので、[OK]ボタンをクリックします。

[OK]ボタンをクリックすると、本装置へファームウェアの転送を開始します。

転送が終わると以下の完了ダイアログが表示されます。

 

tcp_downloader_5

 

TCPダウンローダで[ダウンロード完了]というメッセージが表示された後、本装置上でファームウェアの保存が行われます。(LED状態:PWR 緑点滅、STS 緑点滅、NET 緑点滅、RS 緑点滅)

保存完了後、本装置は自動で再起動しますので、手動での電源OFFは行わないでください。ファームウェア更新時の手動での電源OFFは機器の故障に繋がります。

ファームウェアの保存が完了(LED状態:PWR 緑点滅、STS 緑点滅)すると、本装置は運用状態(LED状態:PWR 緑点灯、STS 消灯)となります。

 

3. 【確認】

3-1. <ファームウェアの確認>

FAにtelnetやHTTPでログインすると、FAに適用されているファームウェアが確認できます。

  • telnetでログインした場合
# FutureNet FA-210 ## Firmware Version : 1.1.6 #
  • HTTPでログインした場合

firmware_version_FA