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FutureNet
FA,XIOシリーズ
FA-120編
1.TCPトランスペアレントモード
1.3 RS-485対向接続
元々RS-485で通信していた機器どうしを、FA-210を使うことでネットワークLANを経由して通信できるようにします。
データ送受信だけの通信なのでTCPコントロールモードは使わずにTCPトランスペアレントモード対向とします。
RS-485機器のどちらからデータが発生してもTCP接続が行われるよう、FA-120はTCPトランスペアレントモードの”サーバ&クライアント”に設定します。
両端のPCと機器は従来通りRS-485通信を行うだけで、TCP/IPネットワーク を意識しません。
【 構成図 】
【 設定例 】
以下はFA-120①の設定例です。
FA-120②の設定は、自IPアドレス(1行目の”main ip”)と接続先IPアドレス(5行目の”rsport 1 connectaddress”)の2つが異なるだけで他は同じです。
main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.000
rsport 1 baudrate 38400
rsport 1 connecttrigger datain
rsport 1 connectaddress 192.168.10.2
rsport 1 connectport 33337
rs 0 mode tcptransparent
rs 1 mode tcptransparent
rs 1 transparent servcli
ping 1 interval 5
ping 1 timeout 4
【 設定例解説 】
main mask 255.255.255.0
自IPアドレスとマスクビットを設定します。
FA-120②の場合は、main ip 192.168.10.2 となります。
ボーレートを38400bpsにします。
TCPコネクションのトリガをRS-485からのデータ受信とします。
rsport 0 connectport 33337
接続先IPアドレスを192.168.10.2、接続先TCPポート番号を33337に設定します。
FA-120②の場合は、rsport 0 connectaddress 192.168.10.1 となります。
rs 1 mode tcptransparent
rs 1 transparent servcli
TCPトランスペアレントモードのサーバ&クライアントに設定します。
これにより、RS-485からデータ受信すればクライアントとなって接続先にコネクションし、ネットワークからコネクション要求を受ければサーバとなってTCP接続します。どちらで接続するかは先着優先です。
ping 1 interval 5
ping 1 timeout 4
pingキープアライブを設定し、クライアント側のping無応答を検出するとTCPを切断しコネクション待ちに戻ります。ここではping間隔5秒、タイムアウト4秒としています。
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