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NXR,WXRシリーズ

Web設定編

1. WAN接続設定

1-5. NXR-G100/KL PPP接続設定(Web GUI)

この設定例ではNXR-G100/KLの通信モジュールを利用してインターネットアクセスを行います。そしてインターネット接続にはKDDIのLTE NET for DATAを利用します。なお設定は全てWebGUIで行います。

 

【対象機種】NXR-G100/KL

 

【 構成図 】

fnw_wi_mobileK_02

  • NXR-G100/KLの通信モジュールは、mobile1として認識されます。
    (☞) 通信モジュールの情報は、show mobile 1コマンドで確認できます。

 

【 設定手順 (概要) 】

Web設定画面(GUI)へのログイン
IPアドレスの入力 Webブラウザを起動し、IPアドレスを入力する
ID・パスワードの入力 ユーザ名とパスワードを入力する

arrow

LAN側(ethernet0)インタフェース設定
Ethernet設定 LAN側インタフェースでIPアドレスを設定する

arrow

WAN側(ppp0)インタフェース設定
PPPアカウント設定 PPP接続用のインタフェース,アカウント,パスワード,APN等を設定する
IPマスカレード設定 IPマスカレードを設定する
SPI設定 ステートフルパケットインスペクション(SPI)を設定する
TCP/IP設定 TCP/IPのオプションを設定する
モバイル設定 エラーリカバリー等を設定する

arrow

スタティックルート設定
デフォルトルート設定 デフォルトルートを設定する

arrow

 接続確認
接続状態の確認 PPPの接続状態を確認する
通信確認 PPP接続で通信できるか確認する

 【 設定前の準備 】

設定に必要な情報の確認

<1. パスワードの確認>

Web設定画面(GUI)へのログインに必要なパスワードを確認しておきます。

※設定変更を行っていない場合、パスワードは「admin」となります。

 

<2. プロバイダ情報の確認>

PPP設定に必要な情報を用意します。

なお、必要な情報は以下のとおりです。

項目 確認内容
APN PPP接続で使用するAPN名
PDP PDPタイプ(IP,PPP)
ユーザID PPP接続で使用するユーザID
パスワード PPP接続で使用するパスワード
WAN側のIPアドレス IPアドレスの割り当て方法が固定IPアドレスなのか、動的IPアドレスなのか
※固定IPアドレスの場合は、IPアドレスも確認
認証方式 PPP接続時の認証方式(PAP・CHAP・指定なし)

 

<3. 端末の設定>

設定画面(GUI)へログインするため、端末のIPアドレスを設定します。

以下では、Windows端末での設定方法を確認することができます。

Windows端末の設定方法

 

 【 設定手順(詳細) 】

<1. Web設定画面(GUI)へのログイン>
1-1. IPアドレスの入力
  1. 機器のEthernet0ポートとパソコンなどの端末をLANケーブルで接続します。
  2. 端末でWebブラウザを起動します。
  3. ブラウザのアドレス欄に、以下のIPアドレスとポート番号を入力します。
    fnw_we_pppoe_1_001
    ※注意事項
    192.168.0.254は、Ethernet0ポートの工場出荷時のIPアドレスです。IPアドレスを変更している場合は、そのIPアドレスを指定してください。

 

1-2. ID・パスワードの入力
  1. 認証ダイアログ画面が表示されますので、ユーザ名、パスワード(ともにadmin[工場出荷時])を入力してログインします。
    ※パスワードを変更している場合は、【設定前の準備】の<1. パスワードの確認>で確認したパスワードを設定します。
    fnw_we_pppoe_1_002
  2. ログイン成功後は、下記のような画面が表示されます。以上で機器へのGUIログインは完了となります。
    fnw_we_pppoe_1_003

 

<2. LAN側(ethernet0)インタフェース設定>
2-1. Ethernet設定

[インタフェース]-[Ethenet I/F]-[Ethernet]をクリックして、Ethenet設定画面を開きます。

fnw_we_pppoe_1_01

ethernet0インタフェースの「編集」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_02

IPアドレスの欄に「192.168.10.1/24」を設定します。設定後、「保存」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_03(☞) EthernetインタフェースのIPアドレスは変更後、即反映されます。よって、設定変更後は再度変更後のIPアドレスでログインする必要があります。

この設定例の場合、端末のアドレスを以下のように変更します。

IPアドレス 192.168.10.100
サブネットマスク 255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ 192.168.10.1
DNSサーバ 192.168.10.1

 

<3. WAN側(ppp0)インタフェース設定>
3-1. PPPアカウント設定

[インタフェース]-[PPP/モバイル]-[PPP/モバイルアカウント]をクリックして、PPPアカウント設定画面を開きます。

fnw_we_pppoe_1_04「追加」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_05「設定の追加」で以下のように設定し、設定後「保存」をクリックします。

設定項目 設定内容
インタフェース名 「ppp0」を選択します。
接続先 「モバイル-mobile1」を選択します。
(内蔵モジュールを利用して接続する場合はmobile1を選択します)
認証方式 「CHAP」を選択します。(プロバイダ情報で確認した認証方式を設定します)
アカウント名 PPP接続で使用するユーザIDを設定します。
(プロバイダ情報で確認したユーザIDを設定します)
パスワード PPP接続で使用するパスワードを設定します。
(プロバイダ情報で確認したパスワードを設定します)
電話番号 空欄(KDDIのLTE NET for DATAでは電話番号を指定する必要はありません)
APN APNを設定します。
CID CIDを設定します。
PDPタイプ PDPタイプを設定します。

 

3-2. IPマスカレード設定

「編集」をクリックします。

NATの「編集」をクリックします。

マスカレードを「使用する」に設定し、設定後「保存」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_09

 

3-3. ステートフルパケットインスペクション設定

フィルタの「編集」をクリックします。

ステートフルパケットインスペクション(SPI)内のフィルタリングを「使用する」に設定し、設定後「保存」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_11(☞) ステートフルパケットインスペクションは、パケットを監視してパケットフィルタリング項目を随時変更する機能で、動的パケットフィルタリング機能として利用 できます。インタフェースでこの設定を有効にした場合、通常そのインタフェースで受信したパケットは全て破棄されますが、そのインタフェースから送信され たパケットに対応する戻りパケットに対してはアクセスを許可します。これにより自動的にWANからの不要なアクセスを制御することが可能です。

 

3-4. TCP/IP設定

TCP/IPの「編集」 をクリックします。

「設定の編集」で以下のように設定し、設定後「保存」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_13

設定項目 設定内容
IPアドレス割当方式 WAN側のIPアドレスが動的IPアドレスの場合は、「自動」を、固定IPアドレスの場合は、「固定アドレス」を選択します。
IPアドレス IPアドレス割当方式が「固定アドレス」の場合は、WAN側のIPアドレスを設定します。
TCP MSS(※) 「自動」を設定します。
ICMP Redirects 「使用しない」を選択します。
ICMP Mask Reply 「使用しない」を選択します。

※TCP MSS調整機能はTCPのネゴシエーション時にMSS値を調整することで、サイズの大きいTCPパケットを転送する際にフラグメントによるスループットの低下を抑制する場合に利用します。

 

3-5. モバイル設定

[インタフェース]-[PPP/モバイル]-[モバイル設定]をクリックして、モバイル設定画面を開きます。

fnw_we_foma_1_006

以下のように設定し、設定後「保存」をクリックします。

 

設定項目 設定内容
エラーリカバリ- モバイル端末との通信に重大な問題が発生する可能性が高いと判断した場合に、モバイルリセットを実行します。
網切断リカバリー 内蔵モジュールによるPPP接続時、網側から切断された場合に、モバイルリセットを実行します。

 

 

<4. スタティックルート設定>
4-1. デフォルトルート設定

[ネットワーク]-[IPv4]-[スタティックルート]をクリックして、スタティックルート設定画面を開きます。

fnw_we_pppoe_1_14

「追加」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_15

「設定の追加」で以下のように設定し、設定後「保存」をクリックします。

fnw_we_pppoe_1_16

設定項目 設定内容
宛先ネットワーク 「0.0.0.0/0」を設定します。(0.0.0.0/0はデフォルトルートとなります)
インタフェース 「ppp0」を選択します。(デフォルトルートの出力インタフェースにppp0が設定されます)
<5. 接続確認>
5-1. PPPの接続状態確認

[インタフェース]-[PPP/モバイル]-[PPP/モバイルアカウント]をクリックして、PPP/モバイルアカウント画面を開きます。

fnw_we_pppoe_1_17

状態の項目の表示が「UP」となっている場合は、PPP接続が完了しています。

(☞) 状態の項目の表示が「DOWN」となっている場合、少し時間をおいてから「更新」を実行し状態が変化するか確認します。何回か「更新」を実行しても状態が変化しない場合、設定間違いやSIMカードが適切に挿入されていないなどが考えられます。

 

5-2. 通信確認

ルータの「ネットワーク診断」を利用して、PPPで通信ができるか確認します。

[運用機能]-[ネットワーク診断]-[Ping]をクリックして、Ping画面を開きます。

fnw_we_pppoe_1_19

送信先に「www.centurysys.co.jp」を設定し、「実行」をクリックします。

※送信先は一例であり、お客様の環境に応じて変更して下さい。

fnw_we_pppoe_1_20

「10 received, 0% packet loss」と表示されていれば、ルータからPPP経由で通信ができたことになります。

fnw_we_pppoe_1_21

※「10 received, 0% packet loss」と表示されなかった場合でも、全く通信ができないわけではありません。一つの目安とお考え下さい。

 

次に端末を利用した通信確認として、ここではWindows端末を利用して通信確認を行います。

コマンドプロンプトを起動します。

Windows Vista/7

[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]にある「コマンドプロンプト」を選択して、起動します。

Windows 8/8.1

「Windows」キーと「X」を同時に押し、表示された項目から「コマンドプロンプト」を選択して、起動します。

fnw_we_pppoe_1_22

「ping www.centurysys.co.jp」と入力し、Enterキーを押します。

fnw_we_pppoe_1_23

「損失 =0(0%の損失)」と表示されていれば、端末からPPP経由で通信ができたことになります。

fnw_we_pppoe_1_24

※「損失 =0(0%の損失)」と表示されなかった場合でも、全く通信ができないわけではありません。一つの目安とお考え下さい。

 

【 補足 】

NXR-G100/KLでは、SIMカードスロットおよび内蔵SIMを利用することができます。なお、モジュール起動時、SIMカードの装着状態でどちらのSIMを利用するか決定します。

SIMカードが装着されている場合、当該SIMカードを優先して利用します。
SIMカードが装着されていない場合、自動的に内蔵SIMを利用します。
なお、いずれの場合でも初めて利用する際には、OTA(Over The Air)の手続きが必要です。

 

<利用開始登録設定>
nxrg100#register ota mobile 1

LTE通信モジュール経由で通信サービスを利用可能状態にします。

(☞) この設定はPPP切断状態で実行することを推奨しています。また、この設定を実行すると、自動的にモジュールがリセットされます。

 

<登録情報表示>
nxrg100#show mobile 1 ota
OTA status is registered

LTE通信モジュール経由で通信サービスの登録情報を表示します。