FutureNet

FA,XIOシリーズ

FA-215, FA-210編

5.メールモード

5.1 メール送信

RS-232で受信したデータをインターネットメールの本文に入れてメール送信します。

 

【 構成図 】

 

mail

【 設定例 】

main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.0
main gateway 192.168.10.100
main dns 12.34.56.78
rs 0 mode rsmail
rsmail 0 mailserverip mail.abcd.jp
rsmail 0 mailserverport 587
rsmail 0 authmethod smtp
rsmail 0 userid dummy
rsmail 0 password hk8goH896gp
rsmail 0 from device1
rsmail 0 to example@bb.example.ne.jp
rsmail 0 subject alarm
rsmail 0 dateadd yes
rsmail 0 header — device1 message —
rsmail 0 footer — Message end —

【 設定例解説 】

main ip 192.168.10.1
main mask 255.255.255.0
main gateway 192.168.10.100

IPアドレスとマスクビット、及び外部ネットワークに接続するための、デフォルトゲートウェイのアドレスを設定します。

main dns 12.34.56.78

FQDN 名前解決に使うDNSサーバ゙のIPアドレスを設定します。

rs 0 mode rsmail

メールモードに設定します。

rsmail 0 mailserverip mail.abcd.jp
rsmail 0 mailserverport 587

メールの送信に使用するSMTPサーバ名、及びサーバのポート番号を設定します。ポート番号の初期値は25です。

rsmail 0 authmethod smtp
rsmail 0 userid dummy
rsmail 0 password k8goH496rp

メール送信時の認証を指定します。ここではSMTP認証 (SMTP-AUTH)とし、認証用ユーザIDとパスワードを設定しています。

”rsmail 0 password”コマンドで設定/表示できるのは暗号化したパスワードですので、パスワード設定はWeb設定画面またはTelnetメニューから行ってください。

rsmail 0 from device1
rsmail 0 to example@bb.example.ne.jp
rsmail 0 subject ALARM

メールの送信元(from)と送信先(to)アドレス、及びメールの件名(subject)を設定します。

メール送信のタイミングは初期値とします(RS-232からのデータが10秒途切れるとメール送信します)。

 rsmail 0 dateadd yes

FA-210でメール送信日時情報を付加するよう指定します。

rsmail 0 header — device1 message —
rsmail 0 footer — message end –

メール本文の先頭に”– device1 message –“、最後に”– Message end –“の文字列を付加します。

RS-232機器から受信したデータが”abcdefg”だったとすれば、メール本文は以下となります。

— device1 message —
abcdefg
— message end —