FA,XIOシリーズ

4.1 ブロードキャスト通信

ブロードキャスト送受信共にFA-210を使用した場合の例です。構成図左端のコントローラから発生したデータはFA-210でブロードキャストされて、右端の装置(3台)で受信します。一方装置から発生したデータはブロードキャストされて他の装置(2台)で受信します。

【 構成図 】

【 設定例 】

送信専用（コントローラ側）

送受信用（装置側）

【 設定例解説 】

送信専用（コントローラ側）

IPアドレスとマスクビットを設定します。

ブロードキャストモードに設定します。

ブロードキャストする宛先アドレスとUDPポート番号を指定します。

UDPポート番号は、宛先であると同時に送信元ポート番号としても使用されます。

UDPをオープンするタイミングは初期値（RS-232からデータ受信時）とします。

ブロードキャストの受信は行いません。

 送受信用（装置側）

装置毎に、それぞれIPアドレス192.168.10.2、192.168.10.3、192.168.10.4、及びマスクビットを設定します。

ブロードキャストモードに設定します。

ブロードキャストする宛先アドレスとUDPポート番号を指定します。

UDPポート番号は、送信先、及び受信のポート番号としても使用されますので、送受信する相手どうし皆同じに設定します。

ブロードキャスト受信は初期値で有効になっています。

電源投入と共にUDPをオープンし、いつでもブロードキャストを受信できるようにしておきます。