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FA,XIOシリーズ

XIO-100編

1. 接点機能の利用

1.2 XIOシリーズを利用した接点延長(双方向)

Modbus機能を利用することにより、Ethernet経由で接続されている2台のXIO-100の接点延長が下記のように双方向で可能になります。

・XIO-100 Aの接点入力(DI0)の変化をXIO-100 Bの接点出力(DO0)に反映

・XIO-100 Bの接点入力(DI0)の変化をXIO-100 Aの接点出力(DO0)に反映

※ 本設定例ではXIO-100で説明していますが、XIO-110でも同様です。

 

【 構成図 】


ModbusTCP_case3

 

【 設定例 】

〔XIO-100 Aの設定〕

ip lan address 192.168.1.1/24
di 0 bind 100
do 100 map modbus 1 0 10 30
mb slavemap 1 tcp 192.168.1.2

 

〔XIO-100 Bの設定〕

ip lan address 192.168.1.2/24
di 0 bind 100
do 100 map modbus 1 0 10 30
mb slavemap 1 tcp 192.168.1.1

 

【 設定例解説 】

〔XIO-100 Aの設定〕

ip lan address 192.168.1.1/24

IPアドレスを設定します。

di 0 bind 100

接点入力0と仮想接点出力100を連動させます。

mb slavemap 1 tcp 192.168.1.2

スレーブ番号1をXIO-100 B(192.168.1.2)に対応付けます。

do 100 map modbus 1 0 10 30

仮想接点出力を登録します。仮想接点出力100をスレーブ番号1(XIO-100 B)のコイルレジスタ番号0(接点出力0)に対応付けます。

※仮想接点出力とは実際の接点出力ではなく、mapコマンドを利用してスレーブ側のコイルレジスタに紐付ける仮の接点出力です。

(☞) コイルレジスタについてはコマンドリファレンスの「MODBUSレジスタ」の章を参照ください。

以上の設定により、マスター側接点入力0に変化があった場合、仮想接点出力(100)を通じてスレーブ側の接点出力0が変化します。

 

〔XIO-100 Bの設定〕

ip lan address 192.168.1.2/24

IPアドレスを設定します。

mb slavemap 1 tcp 192.168.1.1

スレーブ番号1をXIO-100 A(192.168.1.1)に対応付けます。

その他の設定は、XIO-100 Aの設定と同様です。