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NXR,VXRシリーズ

DIO編

1. DIO設定

1-1. DIO設定

NXR-G050シリーズの接点入出力を制御する設定例です。

NXR-G050シリーズは接点入力(以下DIN)として4CH(A0~A3)、接点出力(以下DOUT)として2CH(A0~A1)を搭載しています。

 

【 DIO機能対応機種 】NXR-G050シリーズ(2024/1現在)

設定例で使用している機能の対応状況は、各製品の更新履歴やユーザーズガイドをご確認ください。

 

コンテンツ
設定例 補足

 

【 設定例 】

 

〔 DINの設定 〕

<接点変化時のメール送信設定>
(config)#dio
(config-dio)#input [DIN番号] detection on event-notify [ENS番号] body [メール本文]

DIN番号の接点入力がOFF->ONになったのを検知した場合、Event Notification機能を使用してメールを送信します。

(config-dio)#input [DIN番号] detection off event-notify [ENS番号] body [メール本文]

DIN番号の接点入力がON->OFFになったのを検知した場合、Event Notification機能を使用してメールを送信します。

(☞) Event Notificationの設定例はこちら

 

〔 DOUTの設定 〕

 

<CLIからの実行>
#dio out [DOUT番号] on

DOUT番号の接点出力をONにします。

#dio out [DOUT番号] off

DOUT番号の接点出力をOFFにします。

 

<CLIからの実行(hold timeの併用)>
#dio out [DOUT番号] on hold [hold時間]

DOUT番号の接点出力をONにし、hold時間経過後OFFにします。

#dio out [DOUT番号] off hold [hold時間]

DOUT番号の接点出力をOFFにし、hold時間経過後ONにします。

 

<hold time設定>
(config)#dio
(config-dio)#output [DOUT番号] hold [hold時間]

DOUT番号のhold時間を設定します。

(☞) ここでhold timeを設定した状態で、<CLIからの実行(hold timeの併用)>を実行した場合、<CLIからの実行(hold timeの併用)>の値が優先されます。

 

<initial設定>
(config)#dio
(config-dio)#output [DOUT番号] initial on

本体起動時にDOUT番号の接点出力をONに設定します。

(config)#dio
(config-dio)#output [DOUT番号] initial off

本体起動時にDOUT番号の接点出力をOFFに設定します。

 

【 補足 】

 

〔 debounce設定 〕

接点入力の状態変化を検知した際、この設定で指定した期間に発生した変化(※)は無視します。
※「OFF->ON->OFF」や「ON->OFF->ON」など

 

<debounce設定>
(config-dio)#input [DIN番号] debounce 3000

指定したDIN番号の状態変化が3000(msec)以内に発生した場合は無視します。

 

〔 メール本文の文字列置換 〕

下記文字列を指定することで動作時の日付、時刻をメール本文に加えることができます。

  • %D … 動作時の日付(YYYY/MM/DD)
  • %T … 動作時の時刻(HH:MM:SS)

 

<動作時の日付・時刻追記設定>
(config-dio)#input [DIN番号] detection on event-notify [ENS番号] body %D-%T_NXR_DIN-MAIL

DIN番号の接点入力がOFF->ONになったのを検知した場合、動作時の日付と時刻を加えたメールを送信します。

 

実行時のメール本文例
2022/06/15-11:39:21_NXR_DIN-MAIL