NXR,VXRシリーズ

4-1. Microsoft Hyper-VでのVXR-x64セットアップ

この例では、Microsoft Hyper-V(以下Hyper-V)上でVXR-x64(以下VXR)を利用するための準備を行います。また端末にはWindows10Proを使用します。

(☞) この例は2020年10月時点において弊社で確認を行い、その検証結果を元に作成しております。よって将来にわたって全てのお客様環境での動作を保証するものではありません。また今後の仕様変更によって内容等変更になる場合があります。

※Microsoft,Hyper-V,Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。

 

【 VXRのセットアップ 】

1. <Hyper-VでVXRをセットアップする前に>

Hyper-VでVXRをセットアップするためには、利用予定の端末がHyper-Vのシステム要件を満たしている必要があります。
システム要件については、Microsoft社のHyper-Vのページをご参照ください。

なお、コマンドプロンプトまたはPowerShellで「systeminfo」コマンドを実行することによりHyper-Vの要件を満たしているか確認することができます。

 

2. <Hyper-Vの有効化>

[コントロールパネル]-[プログラム]-[Windowsの機能の有効化または無効化]を選択します。

「Windowsの機能の有効化または無効化」画面でHyper-Vのチェックボックスをオンにし、「OK」をクリックします。

必要な変更が完了すると、再起動するか否かを求められますので、再起動を行います。
再起動後、検索ボックスに「Hyper」と入力し、Hyper-Vマネージャをクリックします。

Hyper-VマネージャでPCのホスト名を右クリックし、[新規]-[仮想マシン]をクリックします。

「開始する前に」画面で「次へ」をクリックします。

「名前と場所の指定」画面で以下を設定します。

• 名前：VXR-x64

設定後、「次へ」をクリックします。

「世代の指定」画面で以下を選択します。

• 仮想マシンの世代：第1世代

選択後、「次へ」をクリックします。

「メモリの割り当て」画面で以下を設定します。

• 起動メモリ：メモリサイズ(この例では、1024MBを設定します)

設定後、「次へ」をクリックします。

「ネットワークの構成」画面で以下を指定します。

• 接続：Default Switch

指定後、「次へ」をクリックします。

「仮想ハードディスクの接続」画面で以下を設定します。

• 既存の仮想ハードディスクを使用する：チェック
• 場所：VXRのディスクイメージの保存場所(この例ではD:\vxrx64\vxr-x64-lxc-A.vhdを指定します)

設定後、「次へ」をクリックします。

「仮想マシンの新規作成ウィザードの完了」画面で「完了」をクリックします。

仮想マシン作成完了後、Hyper-Vマネージャの右ペインにある操作画面で「VXR-x64」の「起動」をクリックします。

VXRの起動後、Hyper-Vマネージャの右ペインにある操作画面で「VXR-x64」の「接続」をクリックします。

接続後、VXRのログインプロンプトが表示されます。

 

【 補足 】

<ライセンスキーの登録>

ライセンスキー未登録の状態でVXRシリーズにアクセスすると、実行可能なコマンドが大幅に制限された状態となります。そのため、ルータとして使用するためにはライセンスキーを登録する必要があります。なお、ライセンスには大きく分けてトライアルライセンスとプロダクトライセンスがあり、ともにCLIから直接入力して登録する方法とSSHによるファイル転送で登録する方法があります。

• CLIからライセンスキーを入力する
• SSHでライセンスキーファイルを転送する