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FutureNet FA-110

ファームウェアVer2.12(2011/6/3)リリース

このバージョンでは、以下のような機能追加、変更、修正をおこないました。

仕様変更と機能追加

  1. TCP 接続先の機能追加
    「TCP トランスペアレントモード」の「クライアント」において、TCP 接続できない場合に備え従来の接続先(プライマリ)に加えセカンダリの接続先指定を追加しました。
    本装置はプライマリに接続できない場合にセカンダリに接続を行います。セカンダリの指定を行わなければ従来と同じ動作です。
  2. UDP 送信先の機能追加
    「UDP トランスペアレントモード」でのデータ送信先を複数(最大4 箇所)指定できるよう機能追加しました。これにより最大4 か所までのUDP 同報送信が行えるようになりました。送信先を1 ヶ所だけ指定しておけば従来と同じ動作となります。
  3. パケット長調整機能の追加
    RS-232 から受信したデータのLAN 送信タイミングをより細かく調整可能にするため「最大受信バッファ長」の設定を追加しました。これにより、従来の「最大アイドル文字数」(受信の途切れ時間による調整)に加え、受信バッファ長による指定もできるようになりました。例えば「最大受信バッファ長」を1に指定すると、RS-232 から1バイト受信した時点で直ちにLAN 送信されることになります(ただし、LAN 上のパケット長はその時のネットワーク通信状況によって左右されることもあります)。「最大受信バッファ長」のデフォルト値は従来通り1024 バイトです。変更する場合は、Web 設定画面の一般設定メニューからRS-232 の設定を選択して行ってください。
  4. Web 設定画面及びTelnet 設定メニューの使い勝手を改善
    Web 設定とTelnet 設定で不統一な部分や分かりにくい表現などを改善しました。

不具合修正

  1. TCP 接続の不具合修正
    「TCP トランスペアレントモード」で「サーバ&クライアント」の設定において、TCP パッシブ・オープンされた後、数ミリ秒以内にRST セグメントを受信すると、以後ソケットが再オープンされなくなることがありました。この不具合を修正しました。
  2. RS ポートコントロールプロトコルに関する不具合修正
    IRP_MJ_CREATE により2 重にクリエートされた場合、エラーを返すように修正しました。
  3. ファームウェアバージョンアップ後の動作不具合修正
    ファームウェアのバージョンアップを行った後、自動的に再起動されない場合があり、この不具合を修正しました。ただし、この不具合現象はウォッチドック・リセットの指定が有効(工場出荷値)であれば、これにより再起動されるため動作上不都合はありません。

ファームウェアVer2.11(2010/3/19)リリース

このバージョンでは、以下のような修正をおこないました。

不具合修正

  1. 2台のFA-110をTCPコントロールモードで対向接続してRS-232通信をLANで延長するような場合、クライアント側RS-232信号のCTS信号とDSR信号が同時に変化すると、変化のタイミングによってはCTS信号の変化がサーバ側に伝わらないというケースがありました。この不具合を修正しました。

ファームウェアVer2.10(2009/8/5)リリース

このバージョンでは、以下のような機能強化・改善、変更をおこないました。

仕様変更・機能追加

  1. 設定内容の表示機能を追加
    WEB設定の[ステータス表示]に、現在動作している設定内容の一覧表示を追加しました。[ステータス表示]画面のメニューから[動作設定内容一覧]を選択すると設定内容が一覧表示されます。
  2. 起動中のLED表示を変更
    FA-110を電源投入(またはリスタート)した後、すぐにCOM(赤)LEDを消さずに、動作レディになってから(約10秒後)消灯するように変更しました。これによりFA-110の立ち上がりタイミングをLEDで目視できます。
  3. 設定コマンドの変更
    以下の4つの設定コマンドをシリーズ製品のFA-120に合わせて共通化しました。ただし、旧コマンドでも従来通り設定は可能です。
    旧コマンド
    新コマンド
    udpdata [0] srcport
    -> rsport [0] udpsrcport
    ftp [0] username
    -> ftp username
    ftp [0] password
    -> ftp password
    ftp [0] rstimer
    -> ftp [0] inactivitytimer
  4. FTPモードのタイマ変更
    従来の「ファイルエンド判定タイマ」と「データ無通信監視タイマ」をまとめ、FA-120と仕様を共通化して「FTPデータ無通信監視タイマ」に置き換えました。
  5. メールモードでのメールの送り方変更
    [1メール内のメッセージ数]を複数指定している状態で、かつ送信するデータのサイズが1024バイトを超えた場合、1024バイト毎に分割してメール送信するように変更しました。

不具合修正

  1. Telnet設定に関する修正
    Statusサブメニューの先頭で、電源投入(または再起動)からの経過時間を“SystemUpTime”で表示してますが、正常に経過日時が表示されないことがあり、この不具合を修正しました。
  2. RS-232初期設定に関する修正
    LANを接続せずにRS-232側から初期設定を行う場合、RS-232に接続したターミナルから、改行せずに128文字以上を連続入力すると、入力が無視されずにシステムエラーが発生する不具合があり、これを修正しました。
  3. イーサネット通信に関する修正
    ネットワークに負荷をかけた状態でイーサネット送受信を長時間連続して行うと、まれにパケットロスが発生することがあり、これを修正しました。

機能強化・改善

  1. ARPキャッシュのリフレッシュ機能追加
    ARPキャッシュエントリを最長10分でキャッシュから消去し、定期的にARPテーブルのキャッシュがリフレッシュされるよう改善しました。これにより、通信中に万一相手先が同じIPアドレスで交換されたような場合でも、ARPキャッシュがリフレッシュされ通信できるようになります。
  2. RS-232初期設定に関する改善
    パスワード設定の際、入力文字がそのまま表示されていました。これを"*"表示にしてパスワード文字列は見えないよう修正しました。
  3. Web設定画面及びTelnet設定メニューの使い勝手を改善
    -Web設定画面の入力エラー表示など、分かりにくい表示や動作をできるだけ改善しました。
    -SYSLOG/SMTPログメッセージで表示している文言などの改善を行いました。
  4. GratuitousARPの改善
    従来、起動(またはリスタート)時に1回のみ送信していたものを、イーサネットリンク検出時に1秒毎に3回送信するように改め、ネットワーク上のノードにより届きやすくしました。
  5. TCPコネクションの強制終了を追加
    FA-110の再起動やファームウェアのバージョンアップが要求されたときに、TCPセッションが確立したままの状態であれば、TCPの強制切断を行った後実行するよう修正しました。
  6. イーサネットリンクモニタ機能の修正
    これまでTCP未接続中(またはUDPクローズ中)も、FA-110の動作モードによってはイーサネットリンクモニタ機能が働く場合があり、動作が不統一でした。これをTCP接続中(UDPオープン中)だけで機能するよう統一しました。

ファームウェアVer2.04(2007/6/15)リリース

このバージョンでは、以下のような修正をおこないました。

  1. バッファクリアのタイミング変更

    FA-110が下記モードで動作しているとき、従来はTCPセッションの切断時にRS-232送受信バッファをクリアしてましたが、これをやめてTCP接続時にクリアするよう変更しました。
    TCPトランスペアレントモードのサーバ
    TCPコントロールモードのサーバ
    COMリダイレクトモード

    これにより、クライアント側がデータ送信と同時にTCPを切断したような場合でも、RS-232へ送信されるべきデータが途切れるような現象は解消されます。

  2. GratuitousARPの追加

    Gratuitous ARPは、ネットワーク上のホストのキャッシュエントリ(ARPテーブル)更新を促すためのパケットです。FA-110は電源投入時にこのARPを送信しますので、ネットワーク上のFA-110を同じIPアドレスで置き換えたような場合でも、ルータなどに認識させることができます。Gratuitous ARPの送信が不要な場合は、WEB設定の一般設定メニューからスタートアップを選択して無効に設定できます。

  3. データ無通信タイムアウトでのTCP切断を追加

    データ無通信タイムアウトで再起動する際、従来はTCPセッションを確立したまま再起動を行っていましたので、これをTCPを切断してから再起動を行うよう変更しました。

  4. 起動時間の短縮

    電源投入されてから通信可能となるまでの起動時間を、従来の約11秒から約7秒に短縮しました。

  5. RS-232のXOFFフロー制御の応答性向上

    FA-110がXOFFコードを受信してから実際に送信を止めるまでに、8バイト程度遅延する場合がありました。これを最大2バイト程度の遅延で送信が止まるよう改善しました。

  6. WEBブラウザによる設定のセキュリティ強化

    ファイルに保存した設定情報を再度FA-110に書き込む(リカバーする)際など、認証(ユーザ名、パスワード入力)を通らずに書き込む操作が可能でしたので、設定変更の際は必ず認証が行われるようセキュリティを強化しました。

  7. RS-232のCTS信号状態を通知する機能の修正

    Windowsアプリケーションから、COMリダイレクタなどを介してポート状態取得を行った際、CTS信号の状態が反映されない不具合がありました。これを正しく状態取得が行えるよう修正しました。

  8. RS-232受信バッファオーバフロー発生時の不具合修正

    RS-232側で受信バッファのオーバフローが連続して発生したとき、タイミングによってはウォッチドッグタイマによる再起動が行われる可能性がありましたので、これを修正しました。

  9. ステータス表示の不具合修正

    ブロードキャストモードで「UDPデータの受信」をしないという設定になっている場合に、ネットワークログのUDP Receive buffer overflow発生回数がカウントアップされていくという不具合がありました。これは表示だけの問題でブロードキャストモードの動作自体に影響はありませんでしたが、カウントアップされないよう修正しました。

  10. UDPトランスペアレントモードの不具合修正

    RS-232から高速でデータを受信し続けると、受信バッファオーバーフロー(UART buffer overflow)が発生することがありましたので、オーバーフロー発生の原因であるUDP送信の遅れを修正しました。

ファームウェアVer2.03(2006/11/24)リリース

このバージョンでは、以下のような修正をおこないました。

  1. TCPコントロールモードのクライアント動作において、LANケーブルの抜けなどで、LANへの未送信データが1460バイト以上FA-110内部に蓄積された場合、ケーブル抜け復旧後に送信が再開されないことがありました。これを通信再開されるよう修正しました。


  2. FA-110がTCPデータとTCP切断パケット(FINパケット)を短い間隔で連続受信したような場合、クローズ処理でTCP受信バッファに残っている最後の受信データを消してしまうことがありました。これを残っているデータを取り出してからクローズ処理を行うよう修正しました。

ファームウェアVer2.02(2006/8/17)リリース

このバージョンでは、以下のような機能強化、修正をおこないました。

  1. 日時の取得をDaytimeサーバからSNTPサーバに変更しました。

    SMTPログメッセージ及びメールモードにおけるメール送信日時は、従来"Daytime Protocol"(RFC867)を使用して時刻取得していましたが、メール送信日時が正常に付加されない場合がありました。そのため、より一般的であるSNTP(RFC2030)による時刻取得に変更し、メール送信日時が常に正しく付加されるよう修正しました。 これに伴い、Telnet、Web設定の表示名、及び設定コマンド名も下記のように変更しました。
    Telnet:DayTime server → NTP(SNTP) server
    Web設定:DayTimeサーバ → NTP(SNTP)サーバ
    設定コマンド:daytimeip → ntpip、daytimeport → ntpport


  2. COMリダイレクトモードにおける接続待ち時間設定を削除しました。

    COMリダイレクトモードのデュアルチャネルにおけるデータセッションの接続では「TCPコネクション-接続待ち時間」が可変に設定できるようになっていましたが、データセッションの接続に失敗することは通常起こり得ませんでした。そのため「TCPコネクション-接続待ち時間」の設定を削除し、接続待ち時間を20秒に固定しました。

ファームウェアVer2.01(2006/3/6)リリース

このバージョンでは、以下のような機能強化、修正をおこないました。

  1. TCPコネクション切断タイマの追加

    従来TCPコネクションの切断は、すべてRSTセグメントの送信でおこっていました。これをFINで切断にするよう変更しました。また、FINを送出するとFIN-ACKを待つためのタイマ「TCPコネクション切断タイマ」がスタートします。タイマが切れた場合(時間内にFIN-ACKが返って来なかった場合)はRSTセグメントを送信して強制切断します。この「TCPコネクション切断タイマ」の工場出荷値は10秒です。タイマの値は1~60秒までの間で設定できます。0秒を設定すると従来どおりRSTセグメントで切断します。「TCPコネクション切断タイマ」の値を変更するには、TelnetメニューのService SettingsからTimerを選択し、TCP close timeoutで秒数を設定します。

  2. TCPコネクション接続タイマで設定できる最大時間の変更

    本装置がTCPクライアントとしてサーバに接続する際のタイムアウト時間を指定するのに使用する「TCPコネクション接続タイマ」(TCP Connection Timeout)は、従来は最大99999999秒まで設定できましたが、この範囲を0~60秒までに変更しました。0秒を設定した場合は接続できるまで永久にリトライします。

  3. ARPテーブル自動消去機能の追加

    ARPテーブルに自動的に登録された内容は、従来は電源をOFF/ONしないと消去できませんでした。これを2分間使用されないと、自動的に消去するよう変更しました 。

  4. ICMPリダイレクトメッセージのサポート

    ネットワーク上の別のルータからICMPリダイレクトメッセージを受信したときに、その内容に応じてルートを切り替えるように仕様を追加しました。同じく、本装置が経路情報を変更した際にはICMPリダイレクトメッセージを送信するようにしました。

  5. TCPチェックサムエラー判定の修正

    従来本製品ではTCPヘッダのチェックサムフィールドの0xFFFFを無条件にエラーとして扱っていました。そのためLINUXカーネル2.6のようにチェックサムを0xFFFFにする場合があるホストとのTCP通信で問題が起こる場合がありました。これを正常に扱えるよう修正しました。

  6. UDP受信可能セグメントサイズの修正

    UDPデータセグメントサイズが1024byteを越えると受信できない問題がありました。これを2048byteまで受信できるよう修正しました。

  7. メールモードの動作内容の修正

    ・メール再送インターバル時間(Retransmit - Interval timer)の設定が正しく反映されていなかった問題を修正しました。
    ・メール送信失敗時の再送回数を0に設定した場合、これを永久再送と扱っていたため、再送しない設定ができませんでした。これを再送回数0のときは再送をおこなわないよう変更しました。
    ・DayTimeサーバのIPアドレスが設定されてないとメールが送信できませんでした。これを未設定の場合でも日付を付加せずにメール送信するよう変更しました。

製品

製品別

ルータ
FutureNet NXRシリーズ
FutureNet NXR-G200シリーズ
FutureNet NXR-G110シリーズ
FutureNet NXR-G120シリーズ
FutureNet NXR-G100シリーズ
FutureNet NXR-G050シリーズ
FutureNet NXR-G060シリーズ
FutureNet WXRシリーズ
FutureNet VXR-x64(仮想ソフトウェアルータ)
FutureNet VXR-x86(仮想ソフトウェアルータ)
リモート管理サーバ
FutureNet XRシリーズ
セキュリティアプライアンス
FutureNet RAシリーズ
Linuxマイクロアプライアンスサーバ
FutureNet MAシリーズ
FutureNet MA-Sシリーズ
FutureNet MA-Pシリーズ
FutureNet MA-E400シリーズ
産業用ルータ・プロトコル変換器
FutureNet AS-200シリーズ
FutureNet AS-M250シリーズ
FutureNet AS-P250シリーズ
FutureNet FAシリーズ
FutureNet XIOシリーズ
FutureNet AS-110シリーズ
FutureNet AS-150シリーズ
FutureNet MRシリーズ
FutureNet PIシリーズ
LPWA
FutureNet XGシリーズ
産業用PoEスイッチ/電源コントローラ
産業用PoEインジェクタ―
産業用PoEスイッチ
産業用電源コントローラ
FL-net製品
FutureNet FL-PCIシリーズ
FutureNet ISシリーズ
接点・IP告知システム
全国瞬時警報システム一体型受信機
オプション
アンテナ
取り付け金具
ソフトウェア
製品のご購入方法
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資料請求の方
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