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RAシリーズ

冗長化

3. 親子連携

3-1.親子連携

ここでは、親子連携でEAP-PEAP認証を利用する場合について紹介します。
この設定を行う事により親子間で認証ログ、アカウンティングログ及びログイン情報などを同期させることができます。
また子で障害が発生しても親で継続して認証、アカウンティング処理を行う事が可能です。
RADIUS 認証に関する設定(認証方式などの基本情報、クライアント、プロファイル、ユーザ、CAなど)は、全て親で管理(設定)します。

 【構成図】

fra_red3_ra1_ra2_ap2_pc2

 

【設定】

※ 親子連携を使用する場合、必ずNTP サーバを設定の上ご利用ください。

設定>

ネットワーク設定(管理機能/ネットワーク/基本情報)

基本情報 Ether0インタフェースの 編集 ボタンを押下します。
fra_red3_000_01

 

 

ここでは、下記内容でRADIUSサーバのIPアドレス設定を行います。
fra_red3_001

 

 

基本情報 デフォルトゲートウェイの 編集 ボタンを押下します。
ここでは、下記内容でデフォルトゲートウェイのIPアドレス設定を行います。
fra_red3_002

 

 

以上でネットワークの設定は完了です。
fra_red3_002_01

 

 

設定情報の同期設定(管理機能/システム/設定情報の同期)

設定情報の同期で、設定・編集 ボタンを押下します。
fra_red3_003

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。
fra_red3_004

設定情報の同期 親子連携 を選択します。
RAシステム 親、子で共通の名称を設定します。
RA本装置名 固有の名称を設定します。
装置種別 MASTER を選択します。

 

 

同期コンフィグ一覧で、新規追加 ボタンを押下します。
fra_red3_005

 

 

ここでは、下記内容で子1、子2の情報を設定します。
fra_red3_006

コンフィグ名 子1固有の名称を設定します。

 

 

fra_red3_008

コンフィグ名 子2固有の名称を設定します。

 

 

同期装置一覧で、追加したコンフィグ毎に 新規追加 ボタンを押下します。
fra_red3_009

 

 

ra-config1では、下記内容で子1の情報を設定します。
fra_red3_010

同期装置名 子1固有の名称を設定します。
IPアドレス 子1のIPアドレスを設定します。

 

 

ra-config2では、下記内容で子2の情報を設定します。
fra_red3_012

同期装置名 子2 固有の名称を設定します。
IPアドレス 子2 のIPアドレスを設定します。

 

 

以上で同期に関する設定は完了です。
fra_red3_013

 

 

CA設定(CA/CA/CRL)

EAP-PEAP認証を利用するためにCA設定を行います。
CA証明書で、新規追加 ボタンを押下します。
fra_red3_014

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。
fra_red3_015

有効期間 2035年12月31日まで設定できます。
失効リスト更新間隔 0から 4000まで設定できます。0を指定した場合は、次の更新はCA証明書の有効期間終了日時になります。(対応ファームウェアバージョンのみ)
備考 ・Common Name、有効期間、パスフレーズ、失効リスト更新間隔 の入力が必須です。
CA の再編集はできませんので設定の際は内容を十分確認してください。またCA を削除した場合は発行済みの全ての証明書も削除されます。

 

 

CA証明書取り出し(CA/CA/CRL)

CA証明書の取得にある 取り出し ボタンを押下して、CA証明書をサプリカントに設定します。
fra_red3_016

 

 

サーバ証明書設定(CA/証明書)

証明書で、新規追加 ボタンを押下します。
fra_red3_017

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。
fra_red3_018

 備考 どのKey Usage、Extended Key Usageが必要となるかは、通信相手のソフトウェアに依存します。

 

 

以上でサーバ証明書設定は完了です。
fra_red3_019

 

 

ポート番号、認証方式、サーバ証明書設定 (RADIUS/サーバ/基本情報)

設定・編集 ボタンを押下します。
fra_red3_020

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_021

ポート番号 無線アクセスポイントが利用するポート番号を設定します。
認証方式 EAP-PEAPを利用する場合、EAP-TLSも選択します。
RADIUSサーバ証明書 サーバ証明書設定時に表示されるシリアル番号(S/N)を設定します。

 

 

以上でポート番号、認証方式、サーバ証明書の設定が完了しました。fra_red3_022

 

 

RADIUS クライアント設定 (RADIUS/サーバ/クライアント)

子1で利用するRADIUSクライアントの設定を行います。
クライアントで、最初に子1のコンフィグ名(ra-config1)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_023

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_024

クライアント名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
IPアドレス RADIUSクライアントのIPアドレスを指定します。
シークレット RADIUSクライアントに設定した共通のシークレットを設定します。

 

 

子2で利用するRADIUSクライアントの設定を行います。
クライアントで、最初に子2のコンフィグ名(ra-config2)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_025

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_026

クライアント名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
IPアドレス RADIUSクライアントのIPアドレスを指定します。
シークレット RADIUSクライアントに設定した共通のシークレットを設定します。

 

 

ユーザ基本情報プロファイル設定 (RADIUS/プロファイル/ユーザ基本情報)

子1で利用するユーザ基本情報プロファイルを設定します。
ユーザ基本情報プロファイルで、最初に子1のコンフィグ名(ra-config1)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_027

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_028

 プロファイル名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
 認証方式 EAP-PEAPを選択します。

 

 

子2で利用するユーザ基本情報プロファイルを設定します。
ユーザ基本情報プロファイルで、最初に子2のコンフィグ名(ra-config2)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_029

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_030

プロファイル名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
認証方式 EAP-PEAPを選択します。

 

 

ユーザプロファイル設定 (RADIUS/プロファイル/ユーザプロファイル)

子1で利用するユーザプロファイルの設定を行います。
ユーザプロファイルで、最初に子1のコンフィグ名(ra-config1)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_031

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_032

プロファイル名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
基本 子1のユーザ基本情報プロファイルを選択します。

 

 

子2で利用するユーザプロファイルの設定を行います。
ユーザプロファイルで、最初に子2のコンフィグ名(ra-config2)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_034

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_035

プロファイル名 固有の名称を設定します。他のコンフィグで利用している名称は設定できません。
基本 子2のユーザ基本情報プロファイルを選択します。

 

 

ユーザ設定(RADIUS/ユーザ/ユーザ)

子1で利用するユーザの設定を行います。
ユーザで、最初に子1のコンフィグ名(ra-config1)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_037

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_038

ユーザID 子1で認証するユーザIDを設定します。他のコンフィグで利用しているユーザIDは設定できません。
パスワード 子1で認証するユーザIDのパスワードを設定します。
プロファイル 子1で利用するユーザプロファイルを選択します。

 

 

子2で利用するユーザの設定を行います。
ユーザで、最初に子2のコンフィグ名(ra-config2)を選択後に、表示 ボタンを押下します。
次に 新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_040

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_041

ユーザID 子2で認証するユーザIDを設定します。他のコンフィグで利用しているユーザIDは設定できません。
パスワード 子2で認証するユーザIDのパスワードを設定します。
プロファイル 子2で利用するユーザプロファイルを選択します。

 

 

<子1設定>

 ネットワーク設定(管理機能/ネットワーク/基本情報)

基本情報 Ether0インタフェースの 編集 ボタンを押下します。
fra_red3_000_02

 

 

ここでは、下記内容でRADIUSサーバのIPアドレス設定を行います。
fra_red3_043

 

 

基本情報 デフォルトゲートウェイの 編集 ボタンを押下します。
ここでは、下記内容でデフォルトゲートウェイのIPアドレス設定を行います。fra_red3_044

 

 

以上でネットワークの設定は完了です。fra_red3_045

 

 

設定情報の同期設定(管理機能/システム/設定情報の同期)

設定情報の同期で、設定・編集 ボタンを押下します。fra_red3_046

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_047

設定情報の同期 親子連携 を選択します。
RAシステム で設定した共通の名称を設定します。
RA本装置名 で設定した子1の同期装置名を設定します。
装置種別 SLAVE を選択します。

 

 

同期コンフィグ一覧で、新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_048

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_049

コンフィグ名 で設定した子1のコンフィグ名を設定します。

 

 

同期装置一覧で、新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_050

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_051

同期装置名 で設定した RA本装置名を設定します。
IPアドレス IPアドレスを設定します。

 

 

以上で子1の設定情報の同期設定が完了しました。fra_red3_052

 

 

 <子2設定>

ネットワーク設定(管理機能/ネットワーク/基本情報)

基本情報 Ether0インタフェースの 編集 ボタンを押下します。
fra_red3_000_02

 

 

ここでは、下記内容でRADIUSサーバのIPアドレス設定を行います。fra_red3_053

 

 

基本情報 デフォルトゲートウェイの 編集 ボタンを押下します。
ここでは、下記内容でデフォルトゲートウェイのIPアドレス設定を行います。fra_red3_054

 

 

以上でネットワークの設定は完了です。fra_red3_055

 

 

設定情報の同期設定(管理機能/システム/設定情報の同期)

設定情報の同期で、設定・編集 ボタンを押下します。fra_red3_056

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_057

設定情報の同期 親子連携 を選択します。
RAシステム で設定した共通の名称を設定します。
RA本装置名 で設定した子2の同期装置名を設定します。
装置種別 SLAVE を選択します。

 

 

同期コンフィグ一覧で、新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_058

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_059

コンフィグ名 で設定した子2のコンフィグ名を設定します。

 

 

同期装置一覧で、新規追加 ボタンを押下します。fra_red3_060

 

 

ここでは、下記内容で設定を行います。fra_red3_061

同期装置名 で設定した RA本装置名を設定します。
IPアドレス IPアドレスを設定します。

 

 

以上で子2の設定情報の同期設定が完了しました。fra_red3_062

 

 

<動作確認>

システム情報(運用機能/システム情報/システム情報)で親子連携が正しく動作しているかを確認します。

確認

子1子2それぞれに対して二重化、設定情報の同期で OK が表示されている事を確認します。fra_red3_063

 

 

子1で確認

に対して二重化、設定情報の同期で OK が表示されている事を確認します。fra_red3_065

 

 

子2で確認

に対して二重化、設定情報の同期で OK が表示されている事を確認します。fra_red3_067

 

 

 <設定情報の同期>

最後にで設定した認証方式などの基本情報、プロファイル、ユーザ情報等を子1子2に同期します。
この操作は、の同期実行一覧(管理機能/システム/設定情報の同期)で行います。
子1子2の各コンフィグ名にある強制同期の 実行 ボタンを押下して同期を行います。fra_red3_069

 

 

同期処理中は、子1子2のGUIにアクセスすることはできません。
処理の完了後、システム情報の二重化、設定情報の同期が OK の表示になっているかを確認ください。

 

<同期処理中のシステム情報表示例>fra_red3_071

 

 

<同期処理完了後のシステム情報表示>fra_red3_072

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